無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
最期 単行本 – 2006/10/12
藤田 まこと
(著)
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社日本評論社
- 発売日2006/10/12
- ISBN-104535584885
- ISBN-13978-4535584884
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (2006/10/12)
- 発売日 : 2006/10/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 232ページ
- ISBN-10 : 4535584885
- ISBN-13 : 978-4535584884
- Amazon 売れ筋ランキング: - 600,799位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
様々なエピソードが独特の京都弁で語られとります。
2010年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤田まことさん。時代劇でも現代劇でも、とても味わい深く心惹かれる演技をする方でした。あまりにも早い旅立ちが残念で、もっと藤田さんの作品を視たいと思いました。そんな時、この本の存在を知りました。俳優さんの私生活というのはほとんど知らない自分ですが、藤田さんの私生活は私が勝手に創りあげていたイメージとはかけ離れた豪快なものでした(もっと繊細な方かと思っていました)。ご家族は大変だったかもしれません。仕事に対する姿勢、若い頃からお世話になった大先輩方のエピソードも満載でした。
この本を出された頃は、まだ病気にはなられていなかったと思いますが、何か感じるものがあったのか…と思われる「最期」という題名でした。
この本を出された頃は、まだ病気にはなられていなかったと思いますが、何か感じるものがあったのか…と思われる「最期」という題名でした。
2011年2月19日に日本でレビュー済み
藤田さんの死はショックでした・・・。
年齢的にまあ当然と言えなくもないのだけれど、
それでも、悲しかった。
そのうえ今の地上波テレビは、藤田さんのような
ビッグネームがお亡くなりになっても、
森繁久弥さんや山城新悟さんが他界されても、
全盛期の映画やドラマを放送してくれません・・・。
藤田さんの本当の代表作と言えば、
「てなもんや三度笠」であり「必殺仕置人」です。
異論のあるファンの方もいらっしゃるでしょうが、
「剣客商売」や「はぐれ刑事」や、
80年代の「必殺仕事人」ではありません。
ご自分の死の後のテレビでのあつかいなど、
天国の藤田さんは笑顔で、
「わかってまっせ〜。世の中そんなもんですわ。
でも僕のことよう見てくれてる人もおりますわ」
と軽〜く受け流してらっしゃるでしょう。
そんな風に思うほど、この本に描かれた藤田まこと、
という人物の人生は苛烈です。悲惨です。
でも、藤田さんの姿勢・表情は常に笑顔、
だと感じさせる自伝になっています。
加えて、師匠辰巳柳太郎さんへの想い、
辰巳さんを介した若山富三郎さんへの
想いなど、実に謙虚で折り目正しいのです。
他にも、黄金期の「必殺」シリーズの現場の印象として、
「あの番組は名だたる監督が来て、
好き放題やっていました」
と痛快な証言を残されていたり、
奥様との事業での大借金に触れた部分で、
きっかけは、他の中小企業の倒産含めて、
当時の大蔵大臣、橋本龍太郎が発した
「不動産融資総量規制」にある、と
指摘されていたりで、読めば読むほど、
為にもなり、深く考えさせられる本です。
ドラマと違って、私生活の藤田さんは
悪を罰する仕置人ではなく、むしろ仕置人や
仕留人や必殺商売人に無念を託して死んで行く、
頼み人の状態であったのです!!晩年は!!
なのに彼は笑って闘った。
藤田さんありがとう!!
年齢的にまあ当然と言えなくもないのだけれど、
それでも、悲しかった。
そのうえ今の地上波テレビは、藤田さんのような
ビッグネームがお亡くなりになっても、
森繁久弥さんや山城新悟さんが他界されても、
全盛期の映画やドラマを放送してくれません・・・。
藤田さんの本当の代表作と言えば、
「てなもんや三度笠」であり「必殺仕置人」です。
異論のあるファンの方もいらっしゃるでしょうが、
「剣客商売」や「はぐれ刑事」や、
80年代の「必殺仕事人」ではありません。
ご自分の死の後のテレビでのあつかいなど、
天国の藤田さんは笑顔で、
「わかってまっせ〜。世の中そんなもんですわ。
でも僕のことよう見てくれてる人もおりますわ」
と軽〜く受け流してらっしゃるでしょう。
そんな風に思うほど、この本に描かれた藤田まこと、
という人物の人生は苛烈です。悲惨です。
でも、藤田さんの姿勢・表情は常に笑顔、
だと感じさせる自伝になっています。
加えて、師匠辰巳柳太郎さんへの想い、
辰巳さんを介した若山富三郎さんへの
想いなど、実に謙虚で折り目正しいのです。
他にも、黄金期の「必殺」シリーズの現場の印象として、
「あの番組は名だたる監督が来て、
好き放題やっていました」
と痛快な証言を残されていたり、
奥様との事業での大借金に触れた部分で、
きっかけは、他の中小企業の倒産含めて、
当時の大蔵大臣、橋本龍太郎が発した
「不動産融資総量規制」にある、と
指摘されていたりで、読めば読むほど、
為にもなり、深く考えさせられる本です。
ドラマと違って、私生活の藤田さんは
悪を罰する仕置人ではなく、むしろ仕置人や
仕留人や必殺商売人に無念を託して死んで行く、
頼み人の状態であったのです!!晩年は!!
なのに彼は笑って闘った。
藤田さんありがとう!!
2006年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤田まことといえば、「てなもんや三度笠」、「必殺仕置人」そして「はぐれ刑事純情派」。雰囲気が好きな役者さんなので、さっそく買って読みました。期待にたがわず面白い本でした。
何が良いかというと、まず、役者・藤田まことの生い立ちからずっと、今までの役者人生を詳しく知ることができます。2番目に、彼の人生においてかかわってきた役者さんたちや芸能界の人たちのことも、興味を引きます。へえ、この俳優さんは、こんな面があったのか、みたいな、新しい発見があります。まあ、多くは、彼と同じか彼より上の年代の人たちが登場していますが。そして3番目に、藤田まこと自身の生き方に、学ぶべきものがあると思います。けっして押し付けがましくなく、謙虚に「僕が」という1人称で書かれていることが多いのですが、そういうところに、役者・藤田まことの向こう側に、人間・原田眞(藤田まことの本名)の生き方が垣間見えて、共感したり、なるほど、と感心したり。
特に、この3番目の点は、藤田まことが特に好きな人でなくても、ものの見方や考え方に参考になるのではないでしょうか。
「はぐれ刑事」そのままの、肩の力が抜けた読みやすい文章です。ファンでない方にもお勧めします。
何が良いかというと、まず、役者・藤田まことの生い立ちからずっと、今までの役者人生を詳しく知ることができます。2番目に、彼の人生においてかかわってきた役者さんたちや芸能界の人たちのことも、興味を引きます。へえ、この俳優さんは、こんな面があったのか、みたいな、新しい発見があります。まあ、多くは、彼と同じか彼より上の年代の人たちが登場していますが。そして3番目に、藤田まこと自身の生き方に、学ぶべきものがあると思います。けっして押し付けがましくなく、謙虚に「僕が」という1人称で書かれていることが多いのですが、そういうところに、役者・藤田まことの向こう側に、人間・原田眞(藤田まことの本名)の生き方が垣間見えて、共感したり、なるほど、と感心したり。
特に、この3番目の点は、藤田まことが特に好きな人でなくても、ものの見方や考え方に参考になるのではないでしょうか。
「はぐれ刑事」そのままの、肩の力が抜けた読みやすい文章です。ファンでない方にもお勧めします。
2012年2月22日に日本でレビュー済み
' ♪雲と一緒に あの山越えて
行けば街道は 日本晴れ
おいら旅人 一本刀
「お控えなさんせ」「お控なすって」
腕と度胸じゃ 負けないけれど
なぜか女にゃ チョイと弱い
「てなもんや三度笠」
作詞:香川登志緒 作曲:林伊佐緒
ー − − − − − ー − −
2月17日、あんかけの時次郎こと藤田まこと死す。
死の翌日、家中のありったけの『必殺仕事人』や『京都殺人案内』などの彼の出ているDVDを見まくって、ひとり弔いました。
リアルタイムじゃないVTRでしか見られない時代も含めて、あんかけの時次郎→中村主水→音川音次郎→安浦吉之助→秋山小兵衛と、常に私たちを魅了してくれた藤田まことですが、実は彼は芸達者でも才能豊かでもなんでもなく、ひとえに貪欲な努力の人だったということです。
歌手志望でディック・ミネに弟子入りしたのがスタートで、中田ダイマルのかばんもち、声帯模写、漫才師の司会に、そして時代劇コメディドラマ『ダイラケのびっくり捕物帖』と『スチャラカ社員』を経て、伝説のコメディ番組『てなもんや三度笠』(全309回放送、平均視聴率37,5%、最高視聴率64,8%=関西)で大ブレイク。
1973年からの必殺シリーズでは、中村主水役に抜擢されたといっても、監督からは、ヘタだのまずいだのと山のような苦言を浴びせられて大変な苦労をして役作りに励んだ結果の成功だったといいますから、そのとき彼は40歳、5年前には言ってみればコメディで大スターになった身ですから居直ることもできたはずが、内心忸怩たる思いを跳ね除けて、いわば果敢に挑戦して、本当の意味で主役を手中にした、もぎ取ったといってもいいでしょう。
76歳の死は、やはりまだまだ早すぎたと思います。もっともっと枯れたときの、それこそ笠智衆の境地に匹敵する別の何かを見たかったのですが。
〆は、もちろん中村主水の台詞で・・・
・・・こんな世の中じゃあ、おちおち死んでもいられねえや
・・・一年365日、鵺の鳴かぬ日はあれど、悪人笑わぬ日とてない・・・南無阿弥陀仏
記述日 : 2010年02月19日 11:44:12
行けば街道は 日本晴れ
おいら旅人 一本刀
「お控えなさんせ」「お控なすって」
腕と度胸じゃ 負けないけれど
なぜか女にゃ チョイと弱い
「てなもんや三度笠」
作詞:香川登志緒 作曲:林伊佐緒
ー − − − − − ー − −
2月17日、あんかけの時次郎こと藤田まこと死す。
死の翌日、家中のありったけの『必殺仕事人』や『京都殺人案内』などの彼の出ているDVDを見まくって、ひとり弔いました。
リアルタイムじゃないVTRでしか見られない時代も含めて、あんかけの時次郎→中村主水→音川音次郎→安浦吉之助→秋山小兵衛と、常に私たちを魅了してくれた藤田まことですが、実は彼は芸達者でも才能豊かでもなんでもなく、ひとえに貪欲な努力の人だったということです。
歌手志望でディック・ミネに弟子入りしたのがスタートで、中田ダイマルのかばんもち、声帯模写、漫才師の司会に、そして時代劇コメディドラマ『ダイラケのびっくり捕物帖』と『スチャラカ社員』を経て、伝説のコメディ番組『てなもんや三度笠』(全309回放送、平均視聴率37,5%、最高視聴率64,8%=関西)で大ブレイク。
1973年からの必殺シリーズでは、中村主水役に抜擢されたといっても、監督からは、ヘタだのまずいだのと山のような苦言を浴びせられて大変な苦労をして役作りに励んだ結果の成功だったといいますから、そのとき彼は40歳、5年前には言ってみればコメディで大スターになった身ですから居直ることもできたはずが、内心忸怩たる思いを跳ね除けて、いわば果敢に挑戦して、本当の意味で主役を手中にした、もぎ取ったといってもいいでしょう。
76歳の死は、やはりまだまだ早すぎたと思います。もっともっと枯れたときの、それこそ笠智衆の境地に匹敵する別の何かを見たかったのですが。
〆は、もちろん中村主水の台詞で・・・
・・・こんな世の中じゃあ、おちおち死んでもいられねえや
・・・一年365日、鵺の鳴かぬ日はあれど、悪人笑わぬ日とてない・・・南無阿弥陀仏
記述日 : 2010年02月19日 11:44:12
2006年10月27日に日本でレビュー済み
昔から抑えた演技が好きでファンだった俳優、藤田まことさんが最初で最後の自叙伝を出したと知って即買いです!昔の大物俳優や、俳優だったお父様とのエピソードが面白い!
周囲の人への想い、ご本人の人生への想いが、生い立ちや、若かりし頃からの仕事場でのエピソードによって綴られている。書き方によっては重たい苦労話になりそうなことも独特の飄々としたタッチで軽快なので楽しく読めた。本当に色々なことを経験なさって来られたんですね〜。
幼い頃死に分かれたお兄さんへの侘びから始まって、今もそのお兄さんからの最後の葉書きを持ち歩いているという最後のエピソードに胸打たれました。
文体が藤田さんらしい笑いを誘うし、こんな風に笑い飛ばして激動の時代を生き抜いてきた役者さんだから庶民的な味が出せるんだな・・・と大納得の一冊でした♪
周囲の人への想い、ご本人の人生への想いが、生い立ちや、若かりし頃からの仕事場でのエピソードによって綴られている。書き方によっては重たい苦労話になりそうなことも独特の飄々としたタッチで軽快なので楽しく読めた。本当に色々なことを経験なさって来られたんですね〜。
幼い頃死に分かれたお兄さんへの侘びから始まって、今もそのお兄さんからの最後の葉書きを持ち歩いているという最後のエピソードに胸打たれました。
文体が藤田さんらしい笑いを誘うし、こんな風に笑い飛ばして激動の時代を生き抜いてきた役者さんだから庶民的な味が出せるんだな・・・と大納得の一冊でした♪
2020年10月9日に日本でレビュー済み
継母との確執はどういう形で終わったのか。また、この時点で借金が完済したのかは分からず。(完済したとも完済出来ずに亡くなったと2つの説があるから)
それ以外は藤田まことさんを知る上で十分な内容でした。
それ以外は藤田まことさんを知る上で十分な内容でした。