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食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点 単行本 – 2010/1/9
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- ISBN-104535585741
- ISBN-13978-4535585744
- 出版社日本評論社
- 発売日2010/1/9
- 言語日本語
- 寸法13.8 x 1.8 x 19.4 cm
- 本の長さ250ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
●BSE、中国製ギョーザ、有機農業、健康食品など、あらゆる食の問題を俎上に、リスク評価の視点でさばく。
環境リスク学を築き上げた著者が、環境問題に取り組む過程で踏み込んだ「食の問題」への明瞭な解答!
レビュー
●BSE、中国製ギョーザ、有機農業、健康食品など、あらゆる食の問題を俎上に、リスク評価の視点でさばく。
環境リスク学を築き上げた著者が、環境問題に取り組む過程で踏み込んだ「食の問題」への明瞭な解答! --出版社からのコメント
著者について
独立行政法人 産業技術総合研究所安全科学研究部門長.
1938年,中国大連市生まれ.1961年,横浜国立大学工学部化学工業科卒業.
1967年,東京大学大学院工学系博士課程修了.
東京大学工学部助手,東京大学環境安全研究センター教授,横浜国立大学環境科学研究センター教授,独立行政法人 産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター長を経て,現職に至る.
専攻は環境工学,環境リスク評価.工学博士.2003年春に紫綬褒章受章.
おもな著書に,『都市の再生と下水道』『環境リスク学』(以上,日本評論社),『下水道--水再生の哲学』(朝日新聞社),『いのちの水』(読売新聞社),『東海道 水の旅』『水の環境戦略』『環境リスク論』『演習 環境リスクを計算する』(以上,岩波書店)などがある.
About this Title
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (2010/1/9)
- 発売日 : 2010/1/9
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 250ページ
- ISBN-10 : 4535585741
- ISBN-13 : 978-4535585744
- 寸法 : 13.8 x 1.8 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 663,464位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 145位添加物・食品汚染
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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本書ではこの比較手法についての説明はないが、食品の安全性に的を絞り、リスク評価の考え方がわかりやすく説明されている。リスク学の教える「安全とコストのバランス」を考える/説明することなく、場当り的にステークホルダーの利害調整のみをやってきた官庁の無能ぶりが、多くの事例とともに描写されている。例えば、これまで言ってきたこととの辻褄合わせができなくなり、最後には厚労省は委員会に対し「賞味期限が過ぎたのでアガリクス顆粒に発がん促進作用があるかどうかを検討できない」というあほな言い訳までして醜態をさらした。先生の言われる通り、環境行政には基準となる一貫した考え方が必要で、それがないと迷走する。監督官庁が迷走すると国全体が迷走する。この一貫した考え方を与えるのが、リスク学であろう。
本書に興味を持たれた向きには、「演習環境リスクを計算する」をお勧めする。少し数式が出てくるが、先生の主張が定量的に理解できる。
正直、KindleUnlimitedでこんな、ちゃんとした本が読めるとは予想外でした。
著者は、丁寧に現実の問題に対応していくという手法を一貫して実行している人のようです。
組織というのは、どうしても継続性、連続性、過去との整合性を求められます。
氏のような人は、どうしても、組織とは折り合いがつかない場面が出てくるのでしょう。
本書は、食の世界にいまだにはびこる、何とも言えない宗教感を冷静に分析するのにとても役立ちます。
最近も、ヴィーガンとか、ローカーボとか、色々なものが流行っていますが、適度に距離を置いて、冷静に付き合いたいものです。
ロンボルグの本(の和訳)をほめている点も参考になった。
[...]
「ペルー政府の失敗は、何を優先すべきかを示す事例として印象的
です。この記事は、広く知られてほしいものと思います。
じつは、堺市で起きたカイワレ大根を原因とする腸管出血性大腸
菌O157も、教育委員会が、トリハロメタンに必要のない”おののき”
を示し、事件から10年前に次亜塩素酸ナトリウムによる野菜等の
消毒作業を取りやめていたのです。
もし、カイワレ大根に対し次亜塩素酸ナトリウムによる消毒作業
を行っていたら、あの事件は起きていなかった、3人の子供の命を
失うことも無かったのにと悔やまれてなりません。
堺市内34校のうち、1校だけは一人の患者も発生していません
でした。その学校では、栄養士の指示で、3時間水道水に浸漬して
いたのです。微量の残留塩素と大量の水による菌の希釈で発病に至
らなかったことが追試験でも立証されています。
規定の塩素消毒をしていたら、事件は起きていないと言えます。
このことは、マスコミもあまり報道されていません。事件後は、ま
た、次亜塩素酸ナトリウムを調理場にまき散らしているような状態
です」
思想先行の市民運動を批判しているのはいつものことだが、“義憤”に駆られた“市民運動家”よ、とくと思い知れ。
「今、気になるのは、最近の市民運動の風潮です。自分たちの考えを通すときにはリベラルでなくてもいいという考えになってしまっています。昔の市民運動は、公正な方法で両方がきちんと意見を出せるような状況で議論をすべきだとか、思想によって差別されるべきではないという、民主主義の原則がありました。かかわっている人たちも、その原則を守ることは当然だと思っていました。たとえ自分と意見が反対であっても、相手を尊重し、変な個人攻撃をしないというルールが、しっかりと存在したのです。
しかし、最近の市民運動の中には、自分の意見と違う人は権力を使ってでも叩いてしまえという風潮があります。リベラルとか民主主義、あるいは人間主義という大切な原則を外しても平気だという風潮はとても怖いことだと思います(p164)」
遺伝子組換えを「権力を使ってでも叩いてしまえ」とした日消連!
その情報は、テレビ、新聞を通じて伝わるのだが、“正義感”の強い記者は
ここぞとばかりにあおるから、市民は必要以上に過敏になる。
カイワレ大根のときのO―157、BSE問題を振り返るまでもない。
BSE問題の時には焼肉店を閉鎖に追い込むほどのパニックになった。
今ではああ、そんなこともあったな位のところだが、著者はリスク評価手法
で、リスクの程度を適切に判断し、情報として提供されれば、無用の混乱と
無駄な支出はしないで済むといっている。
BSE問題のときは、リスク評価をすることを仕事として発足した食品安全委員会が、もたついているときに、著者は、自身のホームページや、雑誌を通じて、日本でのBSEのリスクは無視していいほど小さく、アメリカの牛肉は安全だと主張した。
その根拠となったのがリスク評価手法だ。本書は豊富な事例を挙げて「食の安全」を論じている。「食の安全」をめぐる類書はたくさん出版されているが、類書にない視点もあり、食の安全の集大成といっていいだろう。
ところで、「環境リスク学」が専門の著者がどうして「食のリスク学」なの?
その疑問は次の章立ての中に記述されている。なーるほどなのだ。
第一章 食の安全は東大での講義だという。相変わらず話の流れがダイナミックで、読み進めていて、心地いい程よく理解できる?かどうかは読み手しだいだけど・・・。
第二章は対談だが身近な例が論じられていて面白い。
フードファディズムって?
第三章は聞き手が良かったのだろう、いろいろな面が語られている。
たとえば中国の食品は危険なのか?国産は安全なのか、などなど。
第四章は著者が毎週アップするその時々の時事問題その他を縦横に書き続け現在250万アクセス数になんなんとするホームページの中から、より出した食に関する問題。
詳しい内容は読んでのお楽しみ!ということで・・・。私は☆印5個の評価をした。