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失敗しない大学院進学ガイド: 理工系&バイオ系 偏差値にだまされない大学院選び 単行本 – 2006/11/1

4.3 5つ星のうち4.3 6個の評価

商品の説明

出版社からのコメント

●ホンネでかたる「真の大学院ガイドブック」登場!

 合格体験記や大学教員の視点では見えてこない、大学院のありのままの姿を克
明に紹介しています。修士で就職するか、博士まで進むか、そしてその先を含め
た研究室選びのポイント、セクハラやパワハラなどのトラブルに直面したときの
対処法、大学院生の結婚・子育て、キャリアパス、そして留学など、現実に起こ
りうるさまざまな問題を取り上げています。
 偏差値やブランドイメージだけでだまされない(後悔しない)大学院選びを考
える人に向けた、「真のガイドブック」です。 大学院進学を漠然と考えている
高校生や大学1年生にとっても参考になるように作りました。

抜粋

●はじめに

[大学院をたくましく生きる]
 理科系の大学生が大学院に進学するということは、最近ではごくありふれたこ
とになっている。特に国公立大学では、ほとんどの学生が進学してしまうという
学科や学部も珍しくはない。もはや、大学院進学は特別なことではないのだ。そ
の反面、大学院がいったいどういうものであるのか、という情報はあまりにも少
ない。学生達のほとんどは、大学院について深く知らないまま、そして、深く考
えないまま、進学しているのが現状である。
 高校から大学に進学する時には、入試難易度ランキング、知名度、立地条件、
親の勧めなどによって志望校を決めていた学生が多いだろう。おそらく、カリ
キュラムや教授陣といった、大学の中身についてはあまり調べてはいないのでは
ないだろうか。それでもそれが問題とならないのは、大学進学を就職活動の条件
と見る風潮があるからだろう。そこでは、大学の中身よりも、大学の知名度や、
学生のパーソナリティーが重視される。
 一方、大学院はそうではない。大学院は研究分野ごと、研究室ごとで身につく
スキルやキャリアに大きな違いが出る。もちろん、そういう違いがあるからこそ
大学院に進学する価値があるわけだし、それは、専門性を身に着けられるという
ことも意味している。しかし、その専門性は実は諸刃の刃であったりもする。つ
まり、大学院で身につけた専門性やスキルを生かさなければ、大学院進学のメ
リットはないわけである。
 大学の先生達は、少なくとも若い頃には、それなりの業績を作り「成功」して
きた人達だ。また、大学院や学問を紹介する本や記事を見ても、順風万風に階段
を上ってきた研究者や企業人が多い。つまり学生達は、「成功神話」に囲まれて
いるわけである。もちろん成功から学ぶことは多いし、サクセスストーリーの方
が面白い。だが、実は大学院進学には、多くの失敗談もあるのだ。しかし、それ
を学部生が耳にすることはあまりない。なぜなら、大学院進学で失敗した者の意
見は、表に出てこない仕組みになっているからだ。たとえば、研究室に来なく
なった学生が、ついに大学院を退学したとき、誰がその学生にその理由を尋ねる
だろうか。その原因は指導教員のセクハラかもしれないし、研究のストレスに耐
えられなくなったからかもしれない。でも、そういった大学院進学のネガティブ
な面を隠すだけではなく、トラブルへの対処法を積極的に紹介することも必要だ
ろう。
 本書は、大学院をたくましく生きる、そんなサバイバル・ガイドブックを目指
した。大学院はサクセスストーリーばかりではない。失敗談もある。そういう
失敗談から学べることをエッセンスにして、読者に伝えたいと考えている。大学
院進学を勧める類書は他にも沢山あるが、本書では批判的に進学を勧める、ある
いは勧めない、という立場を取っている。本書をよく理解してもらえれば、恐ら
く大学院で失敗するということはないであろう。なぜなら、失敗をする前にそれ
を回避できるようになるからだ。また、大学院の失敗の原因には、大学院を取り
巻く構造的な問題も含まれている。政府関係者や大学関係者は、そういった構造
的問題を解決するための一助として、本書を利用してもらいたい。

[本書の利用方法]
 本書は、大学院進学を決める前の、学部二~三年生を対象とした構成となって
いる。しかし大学院進学について早くから気にしている学部一年生、あるいは高
校生にとっても興味深い内容になるように努めた。あるいはすでに進路を決めて
いる学部四年生、そして大学院生、もしくはポスドクにとっても、身近に迫った
問題を解決する一助となるだろう。
 本書は大学生の総合的な生活ガイドブックではない。大学院生活をどのように
すごせばよいのかとか、勉強や大学院受験対策をどのようにすればよいのかと
いった類の話題は載せてはいない。特に、大学院の受験対策や問題集について
は、既に書店に良書が並んでいるのでそちらを参考にすればよいだろう。書店に
ある他の大学院進学ガイドを見てもらえばわかると思うが、そのほとんどが合格
者や教員のインタビューであったり、有名教授や研究者が単独で執筆したもので
あったりする。それはそれで面白いかもしれないが、現実の大学院生にそのまま
当てはまるような話は少ない。本書では、可能な限り現実的な問題を取り上げ、
本当に役立つ「真の大学院ガイドブック」を目指している。
 第一部(1章~3章)では、大学院についての基礎的な部分を解説している。
 まず、1章では、読者の参考となりそうな大学院進学の典型的な例を、ケース
スタディとして紹介している。1章はそのまま本書利用のナビゲーターにもなっ
ているので、まずはここを読んで、興味のあるところへ進んでいただけばよいだ
ろう。
 2章では、どのように研究室を選ぶべきか、また、そもそも何のために大学院
に進学するのか、大学院に進学することは自分にとって本当に必要なことなのか
どうかといったことについて掘り下げた。
 3章では、主に「博士号」という学位について概説している。大学院の博士課
程は、「博士号」取得を目的としたコースである。しかし、多くの大学院受験生
は、「博士号」がどうやったら取得できるのか、あまり深く考えずに進学しては
いないだろうか。「博士号」取得を目指して大学院に進学する学生は、是非とも
熟読してほしい。
 第二部(4章~9章)では、多くの学生が大学院で突き当たる個別の問題に対
して、特集をした。
 4章では、博士課程からの就職活動について概説している。修士課程からの就
職活動は、今や一般的なものとして認知されている。リクルートナビや、毎日就
職ナビなど、大手就職支援サイトでも理系向けのコンテンツが充実しつつある。
しかし、博士課程向けの情報は少ないのが現状だ。本章では博士がどのように就
職活動するべきなのか、様々なデータを元にした考察をしている。
 5章では、大学院生の結婚や出産、子育てに焦点をあて、大学院生がどうやっ
たら幸せに生活を送れるのかを考察している。大学院は結婚や出産の適齢期と重
なるが、研究を家庭や育児と両立するのには様々な問題があるのも事実だ。それ
らをどのように乗り越えれば良いのだろうか。明確な答えは無いかもしれない
が、進学に際してよく考えてもらいたい。
 6章では、大学院におけるアカデミック・ハラスメントやセクシャル・ハラス
メント、そしてメンタルケアについて取り上げる。大学院の生活では、一方的な
権力構造が存在する。そして、研究室のボスもポスドクも学生も、一個の人間で
しかない。ちょっとした感情のすれ違いが、思わぬ問題に発展する場合もある。
そして誰しもが被害者、あるいは加害者になる可能性を持っていることを考えて
ほしい。
 7章では、大学院を利用した多彩なキャリアパスを紹介している。今や、大学
院は研究者の養成だけでなく、様々な分野で活躍できる人物を輩出することが求
められている。また、かつての終身雇用制度が崩壊しつつある今、大学院をス
テップに新しいキャリアを切り開いていくという例も増えてきた。本章では、そ
ういった大学院を利用してキャリアアップしていった先輩達を紹介している。
 8章では、大学院生の経済問題を取り上げる。なんといっても、日本の大学院
は学費が高い。しかも、なかなかアルバイトをする時間も取れない。お金持ちは
別として、そうでない学生はどうやって進学したらよいのか。国が学生を支援し
てくれないのであれば、お金は自分でなんとかするしかない。その具体的な方策
と、あの有名な「ガクシン(学術振興会特別研究員)」について、本章で解説を
試みた。
 9章では、大学院留学について、現役の留学生のインタビュー記事を中心に紹
介する。大学院の留学に関する本はほかにもあるが、海外の大学院生活を概観す
ることによって、日本の大学院に対する、より広範な視点が得られると考え、本
書でも取り入れることにした。興味がある人は参考にしてほしい。
 第三部(10章~11章)は、データ編として、大学院進学を成功に導くため
の思考の糧を提供する。
 10章では学生の視点からみた大学院ランキングとして、計量データに基づき
ながらも独自の視点から集計した各種ランキングを紹介する。一般的な大学院の
序列に惑わされることなく、自分自身の判断によって大学院を選ぶための道標と
してほしい。
 11章では、さらに進んで、大学院を考えるための本を紹介する。本書は決し
て完結した万能進学ガイドではなく、自分自身の力で考え、自らの道を切り拓い
ていくための契機を提供する場でしかない。読者の皆さんのさらなる思考のため
に、敢えてライバル本の紹介を行なってみる。
 本書は、最初のページから連続して読むようには作られていはいない。各章の
論点は、人によっては重要度がかなり異なるからだ。そういう場合は、無理せず
読み飛ばし、自分の興味のあるところから読んでもらっても構わない。しかし、
各章で取り上げた話題は、大学院進学を決める上でとても重要な問題ばかりでも
ある。だから、進路を決めるその日までに、完全読破してもらえることを願って
いる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日本評論社 (2006/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 270ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4535784140
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4535784147
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 6個の評価

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