「ビッグデータ解析」
その名前につられて購入してみたものの、内容は授業用レジュメといったところでしょうか。
基本的には、プログラミングやソフトウェアの使い方、確率統計の初歩が本書の4,5割を占めています。
こういった分野の本というのは、ある程度手が動いて、実際に自分でデータを取ってきて実装できるようになれて初めて価値があると思っているのですが、そういうのはこの本じゃ期待してはいけないようです。
最終的に何が到達目標であるのかも不明。
編者の高安先生といえば、経済物理学という分野も手掛けている方で、
ネームバリュー（その分野に疎いので、あるのかわからないですが）で売る本のような気もします。
理学系の先生のもとで執筆された本の割には理論的な部分も非常に薄いです。
ビッグデータ解析という名前に釣られて購入する方が後を絶たないと思うので、あまり良いタイトルではないですね。
内容としては、大学の低回生や高校生が「ソレッぽいこと」をするための本と思うのが良いでしょう。
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