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饗宴 2 単行本 – 1990/5/1

3.7 5つ星のうち3.7 2個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日本文芸社 (1990/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1990/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 425ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4537049936
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4537049930
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 2個の評価

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蓮実 重彦
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
柄谷行人や吉本隆明、大岡昇平、中村光夫との対談集である。
対談集というと、なにやらお互いを婉曲なしかたで褒めあって、最後には曖昧にうなづきあって終わるという一種の予定調和的なものが多くて、それは蓮實の対談集にあってもほとんどがそうなわけだけれども、ここに収められた吉本隆明との対談「批評にとって作品とは何か」だけはゴングの開始から最後まで、予定調和などどこ吹く風といった風情であって、吉本がひたすら右ストレートを蓮實に対して打ち続けているのがひじょうに面白い。
冒頭、のっけから吉本は自分の蓮實評をぶつけてくる。

「結局、蓮實さんは言葉というものが現実に帰属しないと言いますか、たとえば日本語とかフランス語、フランスの生活とか日本の生活とかに言葉が帰属しないところで、言葉という概念に固執しているんだとぼくは思っています」

このあたりはまだジャブを打っている程度だが、徐々に吉本がその本性をあらわにしてきます(笑)
「極端に言いますと、蓮實さんが『「私小説」を読む』で取り上げている作家たちなんていうのは、ぼくには全然引っかかってこない」と全否定パンチ炸裂。さらに、「具体性という点で小林秀雄はすでに中村光夫氏の批判によって超えられている」と言う蓮實に対して吉本はこう切り返す。「中村光夫氏というのは何だ、ということです。中村光夫の批評ほどつまらないものはない」と、またもや全否定パンチをくりだす。さらに読み進めると、吉本から「本気かね?」というアッパーカットが放たれる。対する蓮實はいつもの蓮實節で応戦するが、何かいつもの迫力に欠けている。
日本批評史におけるガチバトルとして、一読の意味はあるのではないかと思う。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年4月10日に日本でレビュー済み
大岡氏が、「中村は口は悪いけどやさしい奴で」と話したとの記録があります。

わたしは、中村氏による講演のあとの、文芸部主催の講演者を囲む会で、小林秀雄氏について、「あれは大岡なんかが詳しいんじゃないかな。若いころに語学を習ったりしていたのでね。」と回答されたのを記憶しています。

お二人の距離の近さが感じられます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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