お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

脱皮コレクション 単行本(ソフトカバー) – 2011/6/29

4.8 5つ星のうち4.8 5個の評価

生きものたちの脱皮するようすを連続写真でとらえた、初の「脱皮」写真集!

ヘビ、セミ、カエル、ダンゴムシなど、私たちのまわりにいるさまざまな生きものは、実はひそかに脱皮をしています。かたずをのむような緊張感の中、やわらかくて精巧な体を傷つけないように古い皮を脱ぎ、やがて、誰も知らなかった新しい姿に生まれ変わります。
本書は、まず人目に触れることのない、このもろくも神々しいひとときを連続写真でとらえ、これまでに誰も味わったことのない、驚きと感動の世界に読者をいざないます。

生きものが好きな方はもちろん、ジャンルは問わず、とにかく面白いものに敏感な方、美しい自然写真集が好きな方にもお手に取っていただきたい一冊です。また、臨場感あふれ、ときにニヤリとさせられるわかりやすい解説つきで、大人、子どもを問わず、お楽しみいただけます。

さらに、今の自分に焦りや不安を感じている方、「自分を変えたい!」と考えている方にもおすすめ。さまざまな生きものたちの懸命な脱皮を眺めるうちに、自分も何だか脱皮したくなってくる…。そんな刺激的な一冊になっています。
続きを読む もっと少なく読む

商品の説明

著者について

岡島 秀治(おかじま しゅうじ) 1950年、大阪府生まれ。東京農業大学農学部長、農学研究所所長。東京農業大学大学院農学研究科博士課程修了(農学博士)。専門は昆虫学・動物系統分類学(アザミウマ類の総合的研究)。著書は『日本の甲虫』(共著・小学館)、『検索入門 クワガタムシ』(共著・保育社)、『おとしぶみ(かがくのとも傑作集)』(共著・福音館書店)など。その他、著書・監修書多数。
新開 孝(しんかい たかし) 1958年、愛媛県生まれ。昆虫写真家。昆虫の多様で不思議な生態を掘り下げて、独自の視点から撮影し、今日に至る。著書は『ぼくは昆虫カメラマン』『びっくり!? 昆虫館』(以上、岩崎書店)、『むしのかお』(ポプラ社)、『虫のこどもたち』(福音館書店)など多数。
関 慎太郎(せき しんたろう) 1972年、兵庫県生まれ。自然写真家。滋賀県を拠点とし、両生類・爬虫類・淡水魚を中心に撮影を行う。著書は『カエル 両生類と水辺の生き物』(あかね書房)、『だいすきしぜん かえる』(フレーベル館)、『身近な両生類・はちゅう類 観察ガイド』(文一総合出版)など多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日本文芸社 (2011/6/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/6/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 96ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4537209151
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4537209150
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 5個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
5グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2011年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々な生物の脱皮が見えるというので購入しました。

解説を見なくても、写真が多く使用されているので、結構楽しめます。

あまり難しいことは書いていないので、子供のプレゼントなどにも良いと思います。

興味をもったら、ぜひ!!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月11日に日本でレビュー済み
お笑い芸人のほっしゃん。さんがツイッターで、
「ここまで脱いだ写真集は初めてで、興奮した」
というようなことを写真つきで書いていて、
気になって本屋さんを探しました。

最初はとにかく、さまざまな生きものの脱皮の写真に圧倒されたのですが、
ちゃんと読んでみると、文章も真面目なのにどこかおかしくて、
ときどきくすくす笑ってしまいます。
生きものの本は好きで、しょっちゅう見たり買ったりしますが、
写真は最高なのに文章が硬くてもったいない…、
と感じる本が多い気がしていました。
その点、この本の文章は、すごく読みやすくてよかったです。

ヘビやヤモリなどの爬虫類や、両生類はもう文句なく迫力満点ですが、
テントウムシとかハエとか、
ちょっと地味め(?)な昆虫の脱皮もとてもよかったです。
小さい体で、こんな大変なことをしてるんだなあと考えると、
なんだかちょっと泣けてきます(笑)

友人の転職祝いにプレゼントして面白がらせようかな。
持っていることを、ちょっと人に自慢したくなるような本です。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月12日に日本でレビュー済み
様々な脱皮を教えてくれる稀有な本だ。2、4頁ずつの24の動物の脱皮を中心に、観察法まで紹介されている。
構成・文は<自然科学分野専門の企画・編集集団「ネイチャー・プロ編集室」>の三谷英生・池田知花子(株式会社ネイチャー&サイエンス:株式会社アマナのグループ会社)と写真家2名新開孝・関慎太郎による真四角に近い図鑑だ。
「ネイチャー・プロ編集室」でamazonを検索すると58冊の本がある。
幻冬舎の「ことのは」シリーズ、偕成社の「どうぶつのからだ」、「動物のちえ」、「こん虫のふしぎ」シリーズなど、いずれ、この「図鑑」レビューでも取り上げたい「生物」を中心に「編集」している。

脱皮は大きく分けて3種類あるようだ。
「大きくなるため」昆虫、甲殻類、いわゆる節足動物、外骨格の動物が体の成長のとき。
「変身するため」昆虫が幼虫から成虫へ変態し、羽化するとき。
「皮膚を新しくするため」爬虫類、両生類が、皮膚が傷ついたり、古くなったりしたとき。

なるほどと思うが、この本の最初の部分だけでも、数多、啓発されて調べると多くのことが分かるが、疑問もわく。

外骨格とは何か。「大きくなる」――サイズに由来する問題だ。
同じカルシウムで、炭酸カルシウムが多く、内骨格はリン酸カルシウムが多いらしい。 内骨格は海と「共生」を捨てたとき希少なミネラルの貯蔵庫にもなっているらしい。
外骨格は脱皮しても惜しくない材料でできているようだ。
人間でも外骨格に分類されるものを持っている。頭蓋骨と鎖骨の二つだけらしい。
海から地上にと進出した哺乳類の肩パッドのような鎖骨と違って、さらに空へと向かった鳥類の、癒着したといわれる鎖骨、V字のバネのような叉骨は、飛ぶために大きく貢献したと思われている骨だ。因みに、木を登る猫には鎖骨があっても、大地を疾走する犬にはないそうだ。
そもそも生物の外との境目は様々だ。殻、鱗、羽、毛、そして皮膚。
以前レビューした「触れることの科学: なぜ感じるのか どう感じるのか」の本でも多くの示唆があるように、人間の皮膚は人間独特のものだ。
内骨格化することによって得たものと、失ったもの、「鶏と卵」の関係がある。
「進化」から考えると、表面に自然に形成される外骨格に比べると、そもそも内骨格は軟膏をつくった上で破壊して硬骨化する「進化途上」のものらしい。それでも利点があるのだろう。因みに亀の甲はまた違うらしい。
とまれ「空間」の境界線での変化のためのようだ。

羽化とは何か。「変身」――中身に由来する問題だ。
この本では次のことを気づかせてくれる。
<子孫を残せるおとなの体へと体のつくりを大改造する、羽化した昆虫の最大テーマは「繁殖」。オスとメスが出会い、子孫を残す目的を果たすと、短い成虫時代を終えるのです>
そうか、と思う。では、幼虫時代は何なのか?果たして、成虫になるための準備期間、従属的時代といっていいのだろうか?人間でも小人と大人の間のモラトリアムとかいって大きいことは良いようにいうが、大人の方が従属的と考えてはいけないのだろうか?個(体)でなく種の保存、とか、ミコトンドリアとかの陰謀、とか、命を繋ぐため、とかいうが、大きな何故に繋がる。
とまれ「時間」の境界線での変化のためのようだ。

表面組織の入れ替えとは何か。「補修」――境界線に由来の問題だ。
この本でも、人間の皮膚がむけたり、垢がおちたりすることと同じで、違いは、全体をいちどきにかえるこという。そもそも、皮膚、表皮は、外界、他者との境だ。直前までの「生きていた」細胞が、「死んだ」垢になるということだろうが、細胞死とは「瞬間」に訪れるのだろうか?多細胞な、例えば人間という生物の場合でも、死には段階がある。自己同一性の境が時間軸上も、空間軸上も曖昧だ。
皮膚だけでなく人体「内部」の細胞が「入れ替わったり」、死んでいったりしているのは周知の事実だ。そして、人間は目、耳、鼻、口から肛門にいたるまでトポロジカルにみれば多孔な筒だ。ミクロにみれば汗腺をはじめ孔だらけだ。1960年代のSF映画の名作「ミクロの決死圏」の世界だ。ミクロよりミクロンレベルで考えると水分子のような「無機物」に行き当る。血液はもとより、細胞の内外は水が大半だ。人体、生物は、小宇宙ならぬ小海洋だ。常在菌を持ち出すまでもなく「一つ」の生態系だ。
とまれ「時空間」の境界線の安定のためのようだ。

という様々な疑問を抱いて、表紙の副題にあるように<生きものたちの秘密の時間を><のぞいて>みる。<生きものたちの秘密>ではなく<生きもの秘密>が垣間見えるかもしれない。

<Part 1>では<変!>と題して<おもしろい脱皮>を紹介する。
タイツを脱ぐかのようなクモ、地獄の使者から妖精に変身するアリジゴク/ウスバカゲロウ、平面から立体になるヒラタミミズク、脱いだ衣を脱いだ矢先から食べるカエル、産卵時に脱皮する雌のカエル、鱗の模様を残しながら裏返しながら脱ぐヘビ、、、
読みながら、いくつかの新しい発見、気づきに出会う。
カエルのような両生類は皮膚呼吸をしているので、皮膚の「リニューアル」は命にかかわるものだとある――皮膚呼吸の仕組みをよく知らないことに気づく。
そのまま型を残すヘビの脱皮写真では目が白濁して気が立っていて危険――脱皮はヌイグルミと違って全身的なものだとの当たり前のことに気づく。

<Part 2>では<きれい!>と題して<美しい脱皮>を紹介する。 
メスの脱皮直後の交尾を待つエビ、朽ち木を食べながら生きる幼虫が朽ち木から生えてくるように羽化する昆虫、脱皮直後は真っ赤な昆虫、殻か出ると力を振り絞って上体を起こすセミ、、、
この章でも多くの思いがよぎる。
捕食されるのを避けるため警戒色の赤色になったり、羽化のときの脱皮は折りたたまれた羽が皺くちゃなまま乾いてしまわないように、真昼を避けたり――命の危険をおかしても脱皮が避けられないようだ。そういう意味で、哺乳類などの脱皮をしない動物は有利な進化形なのかもしれないと気づく。
交尾は脱皮直後の柔らかいときを待っている――殻が邪魔なせいなのかよくわからない。昆虫の羽化は広く相手をもとめるために羽が柔らかい時が危険なのは陸上で伸びきらないうちに乾くのを避けるため。エビは羽化ではないし海中なので水分により殻が乾く、乾かない、強化されるかのメカニズムには関係ない。逆にみると昆虫は半乾燥の殻から羽が偶然に生まれたのかもしれないと気づく。

<Part 3>では<びっくり!>、<Part 4>では<知らかった!>と題している。紹介は控え目に、いくつかの発見を紹介してきたい。
1)前述では乾きすぎるので羽化は昼間行わないと記され、それぞれの脱皮・羽化の様子で記されている時刻でも昼間はない。しかし、蝶は、少なくとも、ここで掲載されているツマキチョウは、日陰にはみえるものの、昼間、羽化するようだ。考えると、蝶は、眩しい緑の間を飛び回るイメージと関係あるのだろうか?他の昆虫は夜や日陰のイメージが強い。蝶と同じくらい燦燦と輝く太陽を飛び回るのは蜻蛉、蝗、蠅だ。時刻が記されていないものもあるが、この図鑑では、これらも、羽化が明るい自然光らしきものが背景になって写されている。でも、アゲハは時刻が記されていないものの、早朝から午前中に始まると書いてある。よく分からない。
2)ヤママユ、絹を生み出す蛾が、繭をつくる過程を含めて紹介されている。幼虫から成虫への過程となる「蛹」の期間、動くことができない無防備な状態であることを補うため「繭」をつくると記されている。蛾の多くが繭をつくるらしい。昼の蝶は違うのだろうか?
3)てんとう虫の紹介で、蛹から脱した後、お馴染みの模様のある「固い」前翅の下から、「透明な」後翅を押し出して乾かす姿が紹介されている。そうか。虫少年が夢中になる、カブトムシを始めとする、いわゆる甲虫は皆同じなのだろうか?それにしても、前翅の役割は単純に防護なのだろうか?

他にもダンゴムシやカゲロウ等の不思議な脱皮も紹介されているが、伏せておきたい。

脱皮。不思議な世界への案内書だ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月9日に日本でレビュー済み
抜け殻を多数取り上げた本はありましたが、
その抜け殻が作り出される脱皮と言うタイミングに頂点を絞った一冊です。

昆虫のみならず、全身の皮を靴下を脱ぐように脱皮するヘビ、
脱皮することが意外と知られていないカエル、など脊椎動物から、
エビ、カニ、ザリガニなどの脱皮シーンも納められています。

正直甘い写真もあるのですが、全体のクオリティとしては高めで、
種によって千差万別の脱皮シーンを堪能できます、
脱皮終了後ぺったり潰れてしまうヒラタミミズクの脱皮が印象的でした。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真集のようなものですがよく判る解説も書かれていて、「図鑑」の範疇でしょう。面白い!子供の頃に息を凝らして見守ったセミや蝶の羽化を初め、昆虫ばかりでなく爬虫類、両生類まで様々な生物の脱皮の瞬間を見事に捉えている。男はみんな昆虫少年の時代と恐竜少年の時代、宇宙少年の時代があると思っているのだが、昆虫少年時代を思い出してわくわくでした!我が家に立てていましたら、息子が持って行ってしまいましたので、再度購入しました。