『江戸前の旬』に登場したお寿司やその素材を、紹介した本です。
マンガ作中の食べ物とは言え、本書の掲載は写真ですので、白黒印刷な漫画よりさらに美味しそうに感じます。
また、ほとんどの寿司ダネ紹介ページに、作中での「うめぇ〜〜っ」とお寿司を頬張っているキャラのカットが入っているので、食いたくなること必至（笑）。
本書の帯には「初心者から寿司通まで・・・」とあり、寿司コラムとしてマナーや、うんちくなどの記事もありますが、
『江戸前の旬』は作品を通じて、伝統を尊重しつつも堅苦しいことをいうような作品ではありません。
回転寿司を否定するようなこともないおおらかな作品。
「美味しく頂きましょう」なマンガです。
内容紹介と同じようなレビューになりましたが、
この本も「しゃっちょこばらずに読んで欲しい」一冊。
個人的には『納豆巻き』の紹介がなく、
旬が「おいしくなってお客さんの心に染み渡れ〜〜」と納豆を掻き混ぜていた名場面が、
どういうわけか「イカ」のページに使われていたのが「？？？」でした。
スポンサーなのか？回転寿司の「かっぱ寿司」「無添くら寿司」の２店舗の人気寿司の紹介が巻末にあり、
『寿司屋』にこだわらない、“すし”全般を扱った懐の深い一冊です。
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