階段と言うと、どちらかといえば、敬遠されるものですね。
それを楽しもうという、実に味わい深い本。
東京の地形の複雑さを改めて実感できる本です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
東京の階段―都市の「異空間」階段の楽しみ方 単行本 – 2007/12/24
松本 泰生
(著)
東京の山手線の内側の地域に、階段がいくつあるかご存知だろうか?
階段といっても、家やビルなどの屋内にある階段ではない。
屋外の路地などにある階段で、それも通り抜けができ、通路として人々が利用している階段だ。
答えは、およそ650ヵ所。
そのすべてに足を運び、階段をはじめとする斜面地研究で工学博士号も取った著者。
その著者を魅了した、とっておきの階段126ヵ所を紹介したのが本書である。
桜や紅葉の時期に美しい階段、都市の中の迷路のような階段、住人たちの生活感が漂う商店街の階段、階段そのものの形状や、そこからの眺望が味わい深い階段などなど……
階段の先にある、「東京」の意外な都市風景を堪能する1冊。
カラー写真とともに、著者によるその土地や階段の解説文章で構成されており、段数や幅員、傾斜などの個別データも収録。住所も記載されているので、街歩きのガイドとしても使うことができる。
階段といっても、家やビルなどの屋内にある階段ではない。
屋外の路地などにある階段で、それも通り抜けができ、通路として人々が利用している階段だ。
答えは、およそ650ヵ所。
そのすべてに足を運び、階段をはじめとする斜面地研究で工学博士号も取った著者。
その著者を魅了した、とっておきの階段126ヵ所を紹介したのが本書である。
桜や紅葉の時期に美しい階段、都市の中の迷路のような階段、住人たちの生活感が漂う商店街の階段、階段そのものの形状や、そこからの眺望が味わい深い階段などなど……
階段の先にある、「東京」の意外な都市風景を堪能する1冊。
カラー写真とともに、著者によるその土地や階段の解説文章で構成されており、段数や幅員、傾斜などの個別データも収録。住所も記載されているので、街歩きのガイドとしても使うことができる。
- 本の長さ224ページ
- 出版社日本文芸社
- 発売日2007/12/24
- ISBN-104537255455
- ISBN-13978-4537255454
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
階段をめぐり続けて12年以上。都市の階段研究の第一人者。
登録情報
- 出版社 : 日本文芸社 (2007/12/24)
- 発売日 : 2007/12/24
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4537255455
- ISBN-13 : 978-4537255454
- Amazon 売れ筋ランキング: - 377,767位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
12グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2010年11月14日に日本でレビュー済み
東京にある126のエリアの階段を紹介した本です。非常に珍しい切り口で、東京という現代的な都市に違う観点からスポットライトをあてたわけで、結構気に入ってじっくりと読みました。
階段の多い街と言えば、坂道の多い尾道や長崎を思い浮かべますが、意外と東京にも多く存在しているのを本書で知りました。地名に谷や山が付いている所も多いのがそれを物語っています。
基本的に見開き2ページが1ページで1つの坂道を紹介しています。住所、階段数、幅員、高低差、蹴上、踏み面、傾斜などの基本的なデータを調査し掲載していました。結構大真面目なのが嬉しいですね。それぞれ、疲労感、景観、スリル、立地の項目について5段階の評価を施しています。だから何なんだと言ってしまうとおしまいですが、街歩きもこのようにして楽しめば人生にゆとりがうまれる、といった趣が伝わってくるでしょうから。
筆者の松本泰生氏は、早稲田大学の博士課程、助手を経て、同大学客員講師で、都市の階段研究の第一人者だそうです。
本書で写されている階段の魅力は、家と家が迫っている空間に異邦人である自分が踏み込んだ先にどのような空間が広がっているのかが分からない点が楽しみの一つにあると思います。ある種の戸惑いと好奇心がないまぜになるからこそ、実用的な役割を与えられている階段の機能とは別の魅力に関心を持つのだと思います。
本書の写真を眺めているだけで、それを追体験できるのもまた本書の良さにつながっていると思いました。
もしかすればその後の再開発などでなくなった階段もあるのでしょう。東京という都市の歴史を見つめてきた場所でもありますね。
本書は東京の階段を通して、東京のガイドブックの役割を果たしているように感じました。
階段の多い街と言えば、坂道の多い尾道や長崎を思い浮かべますが、意外と東京にも多く存在しているのを本書で知りました。地名に谷や山が付いている所も多いのがそれを物語っています。
基本的に見開き2ページが1ページで1つの坂道を紹介しています。住所、階段数、幅員、高低差、蹴上、踏み面、傾斜などの基本的なデータを調査し掲載していました。結構大真面目なのが嬉しいですね。それぞれ、疲労感、景観、スリル、立地の項目について5段階の評価を施しています。だから何なんだと言ってしまうとおしまいですが、街歩きもこのようにして楽しめば人生にゆとりがうまれる、といった趣が伝わってくるでしょうから。
筆者の松本泰生氏は、早稲田大学の博士課程、助手を経て、同大学客員講師で、都市の階段研究の第一人者だそうです。
本書で写されている階段の魅力は、家と家が迫っている空間に異邦人である自分が踏み込んだ先にどのような空間が広がっているのかが分からない点が楽しみの一つにあると思います。ある種の戸惑いと好奇心がないまぜになるからこそ、実用的な役割を与えられている階段の機能とは別の魅力に関心を持つのだと思います。
本書の写真を眺めているだけで、それを追体験できるのもまた本書の良さにつながっていると思いました。
もしかすればその後の再開発などでなくなった階段もあるのでしょう。東京という都市の歴史を見つめてきた場所でもありますね。
本書は東京の階段を通して、東京のガイドブックの役割を果たしているように感じました。
2008年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
階段が好きで好きで、でも同志が見つからず、ずっと悶々としてきた私にとって、これは正に救いの神に等しい著書であります。
東京の、色々なところにある階段の表情を、写真と適切な解説で見事に描ききった名著。
階段そのもののデータ(勾配や段数など)を最小限に記し、解説の殆どが著者の感想で、それがまた素晴らしく共感を呼ぶものになっています。
階段、というあまり一般的でない趣味の、恵まれないファンのためのバイブル。
変な階段、奇妙な階段、整然とした階段、古い階段、長い階段、短い階段、急な階段、緩やかな階段、etc....階段好き、坂好きには絶対おススメです!
東京の、色々なところにある階段の表情を、写真と適切な解説で見事に描ききった名著。
階段そのもののデータ(勾配や段数など)を最小限に記し、解説の殆どが著者の感想で、それがまた素晴らしく共感を呼ぶものになっています。
階段、というあまり一般的でない趣味の、恵まれないファンのためのバイブル。
変な階段、奇妙な階段、整然とした階段、古い階段、長い階段、短い階段、急な階段、緩やかな階段、etc....階段好き、坂好きには絶対おススメです!
2008年11月23日に日本でレビュー済み
表紙の写真にひかれて手にとったら、
すっかり引き込まれてしまいました。
四季が感じられる階段の美しい写真と
その階段の持つ歴史、そして現在を描写する端正な文章。
遠くに旅行に行かなくても、
こんなにも近くでステキな旅ができるんだなあ、と
感動しました。
お気に入りは、住吉町の念仏坂。夕焼けだんだんもいい!
市ヶ谷や麻布に、風流な階段が多いことも初めて知りました。
とにかく、これを持っての町歩きが楽しいです!
階段を探しながら、
昭和の香りが残る町並みを楽しめるだけでなく、意外な
下町グルメまで発見できて、充実した休日を過ごしてます。
すっかり引き込まれてしまいました。
四季が感じられる階段の美しい写真と
その階段の持つ歴史、そして現在を描写する端正な文章。
遠くに旅行に行かなくても、
こんなにも近くでステキな旅ができるんだなあ、と
感動しました。
お気に入りは、住吉町の念仏坂。夕焼けだんだんもいい!
市ヶ谷や麻布に、風流な階段が多いことも初めて知りました。
とにかく、これを持っての町歩きが楽しいです!
階段を探しながら、
昭和の香りが残る町並みを楽しめるだけでなく、意外な
下町グルメまで発見できて、充実した休日を過ごしてます。
2011年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東京の住宅地、繁華街、ビルの裏、公園など
様々な環境におかれた階段が取り上げられている。
(登った時の)疲労感、景観、スリル、立地の四条件で評価され、
段数・高さ・傾斜角度から一段の幅・高さに至るまで
細かい数値が付記してあり、まさに「階段オタク」のデータ本。
様々な環境におかれた階段が取り上げられている。
(登った時の)疲労感、景観、スリル、立地の四条件で評価され、
段数・高さ・傾斜角度から一段の幅・高さに至るまで
細かい数値が付記してあり、まさに「階段オタク」のデータ本。
2013年3月3日に日本でレビュー済み
昨日(3月2日)、テレビ東京でやってた「極旅」に著者の松本氏が出演(元モー娘。の矢口&保田が一緒)されてたのを観て、『ブラタモリっぽい感じだな』と言う印象を受けました。
なので、タイトルに挙げたようにブラタモリを観てた方なら、より面白く読めると思います。
なので、タイトルに挙げたようにブラタモリを観てた方なら、より面白く読めると思います。