内容は面白いのに、翻訳がこの本を台無しにしています。
読んでいて元の英語の文が簡単に想像できるくらい、とても直訳的な文です。
英語を学ぶ高校生がこのような日本語で訳してしまうのは理解できますが、
出版するのなら、出版社もきちんとチェックしてほしかったです。
(私の日本語も褒められたものではないけれど。)
たとえば、
「…彼は贋作の対象として、得たいの知れぬゲール語の詩を選びもしなかったし、
無名の15世紀の詩人の「失われた」詩を選びもしなかった。
この見栄えのしない思春期の若者は、想像しうる限りもっとも意欲的な仕事に手を染めたのである。
シェイクスピアが書いた文書と詩と劇を贋作するという。」(33ページ)
…これが第1章の終りです。
不自然極まりないです。
このような文章が本の最初から最後まで続きます。
正直、読んでいて苦痛でした。
今度は原作を探して読もうと思います。
※ただし、内容はとても興味深いものなので、直訳・不自然な日本語が気にならない方は手にとってみても損はないかもしれません。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
シェイクスピア贋作事件 単行本 – 2005/9/20
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥3,080","priceAmount":3080.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,080","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"RfEb9xQB%2BTAwH5r8sr7cfQmI7NJVed%2BGYITgUhaS%2FkJXl7MuuIdq4uTrnUuywkZlyaWjT0J%2Bsh5bq7Va0u1kzptvb572sCAan1zUI3y5XalxDjJkPH4sYEIj4Gh%2BQK%2Bt","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2005/9/20
- ISBN-104560026122
- ISBN-13978-4560026120
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
18世紀後半の英国で、文豪シェイクスピアの手紙や証書などの文書が多数発見され、当代の文人や学者、貴族や政治家が本物と信じ、大騒動となった事件が起きた。そればかりか、これまで誰も知らなかった草稿が出現し、有名女優によって舞台上演までされていたのだ! 間もなく、真のシェイクスピア学者マローンによって、すべて贋作であると証されるのだが……。
さて、その贋作者こそ本書の主人公、ウィリアム・ヘンリー・アイアランドという、弱冠19歳の若者であった。
鈍重で成績もふるわないウィリアム・ヘンリーは、シェイクスピアに心酔する版画商の父から疎んじられていた。そこでなんとか見返してやろうと、シェイクスピアの署名のある証書や手形を偽造する。出所は大金持ちの「H氏」からもらったとしたところ、父はまんまと騙される。念のため、学識のある友人たちに鑑定を依頼するが、皆が本物だと請け合う。
父に認めてもらいたくて始めたウィリアム・ヘンリーの贋作は、とどまるところを知らず、シェイクスピアの恋文や草稿まで贋作する。驚喜した父は文書の出版を計画し、その予約のため、自宅でそれらを展覧し、多くの著名人を招く。するとお歴々はそれを本物と信じ、見事に騙されてしまう。舞台上演の話が進むなか、マローンが、贋作であることを完膚無きまでに暴く本を執筆していた……。
ウィリアム・ヘンリーの波瀾の生涯をたどり、贋作事件の真相に迫る、異色の歴史読み物。
河合祥一郎解説
さて、その贋作者こそ本書の主人公、ウィリアム・ヘンリー・アイアランドという、弱冠19歳の若者であった。
鈍重で成績もふるわないウィリアム・ヘンリーは、シェイクスピアに心酔する版画商の父から疎んじられていた。そこでなんとか見返してやろうと、シェイクスピアの署名のある証書や手形を偽造する。出所は大金持ちの「H氏」からもらったとしたところ、父はまんまと騙される。念のため、学識のある友人たちに鑑定を依頼するが、皆が本物だと請け合う。
父に認めてもらいたくて始めたウィリアム・ヘンリーの贋作は、とどまるところを知らず、シェイクスピアの恋文や草稿まで贋作する。驚喜した父は文書の出版を計画し、その予約のため、自宅でそれらを展覧し、多くの著名人を招く。するとお歴々はそれを本物と信じ、見事に騙されてしまう。舞台上演の話が進むなか、マローンが、贋作であることを完膚無きまでに暴く本を執筆していた……。
ウィリアム・ヘンリーの波瀾の生涯をたどり、贋作事件の真相に迫る、異色の歴史読み物。
河合祥一郎解説
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2005/9/20)
- 発売日 : 2005/9/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4560026122
- ISBN-13 : 978-4560026120
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,069,552位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,561位英米文学研究
- - 13,772位世界史 (本)
- - 141,412位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中2つ
5つのうち2つ
1グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。