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ポル・ポト: ある悪夢の歴史 単行本 – 2008/2/1
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- 本の長さ893ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2008/2/1
- ISBN-104560026270
- ISBN-13978-4560026274
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商品の説明
出版社からのコメント
カンボジアで二十世紀の歴史に汚点を残す大量虐殺─人口700万人のうち150万人が犠牲─をおこなった、クメール・ルージュ/カンボジア共産党首領ポル・ポトの伝記。極度の秘密主義を貫いた彼の生涯は、これまで闇に包まれていた。しかし本書は、その軌跡を追いながら、クメール・ルージュ組織、粛清、権力奪取、大量虐殺、失墜、死までを、綿密な取材とインタビュー、膨大な資料を駆使して克明に描き出した、「決定版」といえる大著だ。
パリ留学から帰国したポル・ポトはクメール・ルージュを組織し、都市=ブルジョア思想に毒された場所、農村=革命の前衛という図式を掲げて農村をオルグ、独自の共産主義路線を推し進める。彼は背後に隠れ、血の粛清に基づく恐怖政治で支配を固め、プノンペン占領を果たす。都市人口の大量移動、通貨・商業の廃止、家族制度の廃止と共同の食事、強制労働など、極端な空想社会主義は多大な犠牲者を生むことになる。まさに「悪夢の歴史」だ。
大量虐殺はなぜ起きたのか? 蛮行と悲劇の全貌を暴いた本書は我々に問いかけるが、それは重く、根深い。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2008/2/1)
- 発売日 : 2008/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 893ページ
- ISBN-10 : 4560026270
- ISBN-13 : 978-4560026274
- Amazon 売れ筋ランキング: - 565,786位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ポルポト(サロト・サル)の評伝。いきなり幼少時代の記述が始まるので、そもそもを知ら
ない人には入って行きづらい構成です。訳者解説から読むのを推奨中。
いまだ存命の関係者へのインタビューなど膨大な取材に基づいて、これまでの類書を超
えた決定版となっています。ブ厚いですけど。
そこで描かれるのは、無垢な善意とおそるべき無能。
結果として、誤った社会政策(ないしは社会政策の不在)と現実よりも理念を優先すること
により、多くの人命が失われ(つーか惨たらしく殺され)、より多くの人間性が(加害者側
も含めて)破壊されました。
サロト・サル個人の遍歴を追う構成になっているので、例えば懐かしの本多勝一などによ
るルポなどと比べて評論的な部分や背景的な解説は少ないんですけど、むしろ、かえって
視野がひろがる部分があります。
無垢(で幼稚)な善意と、難しい理念を生半可に理解したつもりの夜郎自大と、そして
びっくりするくらいの現実対処能力のなさ・・・これって「歴史」としての「民主カンプチア」
を評価するなら、そりゃそうかもしれませんが、でももし自分が同じ状況の中で同じ立場に
立たされたなら、一連の経緯のどこかで殺されてるのは確実でしょうが、有能であった自信
なんかないッス。つーか、正しく狡知にたけ、理念の背景も飲み込み、それでいて現実的に
有能でありえる人なんか、誰かいるんか、とか思えます。
(ポルポトを弁護しているのでは全くありません)
かえって、こうした恐るべき善意と無能を免れえた事例(大部分の諸国)がどーして可能
だったのか、それこそを改めて考えなきゃいけないようにも思います。
その意味で、物理的にではなく、「重い」一冊かと。
ポルポト(サル)なんかは格好の攻撃(?)材料と思うが、
本書のように詳細なレポートにあたれば、
コトはそんなに単純じゃないことが良く判る。
社会制度のせいではないんだな、と。
確かに、訳も悪く、相当読みにくいし、
量も多いので一読後では内容の詳細は殆ど頭に入らないが、
虐殺が醸成された背景を納得できる内容になっている。
訂正不能な負のスパイラルを生み出す過程が、
多少の大げささと、演出をもって語られている。
(もうちょっと演出が控えめでも良かったが)
はっきりいって全く期待せずに読み始めたのだが、しかし、見事な構成である。
ポルポトを簡単に批判するではなく、
ネチネチと人間的、能力的な欠陥を攻め上げているように感じたが、
簡単に批判しないことが、
かえって普遍的な問題としての「虐殺」の本質を突いているように感じられる。
冒頭の前書きだけでも、ガツンとくるインパクトがある。
全くの私的な感想だが、怠慢や利己を許す人間の繋がり、コミュニティのなかで、
真に忌むべき悪意が生まれることを、この本は伝えていると思う。
(うまく言えないので大袈裟な書き込みになってしまった)
そして、893ページと非常に厚い本です。
そう云ったものがお好きな方ならいいと思いますが、ポル・ポトという人間の概要をさらっと簡潔に知りたい方には不向きだと思います。
ポル・ポト時代に至る前の、シハヌーク時代のカンボジア国内の状況についてかなり詳細に記述しています。この意味で、ポル・ポト政権の「したこと」だけでなく、その「歴史的背景」を視野に入れ、全体像を捉えようとした意欲がみえます。
訳はあまり評価できません。地名や人名について通常とかけ離れた表記があり、カンボジア関連の他の書籍と対照させる上で面倒です。ほか、1997年を1977年と記すなどのミスがあります。