このての本は訳文がわるいと、その難解さが一気に高まってしまうのですが。
とても読みやすい日本語でした。
フランツマルクの序文がまた良いものでした。マルクやカンディンスキーは日本でもっと注目度がたかくなってもよいのではと思います。
当時の時代の空気感がよく伝わっていると思います。
20世紀のアートの始まりを考えるうえでも貴重な内容です。
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青騎士 単行本 – 2007/6/1
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104560027137
- ISBN-13978-4560027134
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商品の説明
出版社からのコメント
1912年に年刊誌として刊行され、第一巻のみで消えた幻の書。
20世紀芸術のもっとも重要な綱領的書物とされ、つとに「芸術の新約聖書」と
も称されてきた。
カンディンスキーとマルクは、1911年から12年にかけて、停滞した「新芸術家
協会」から独立して「青騎士」展を催した。二人にとってこれは、「芸術の多様
性を基盤とし」現代芸術の運動の中心となるものであった。そしてこの時期、
シェーンベルクとのまさに奇跡的な出会いが大きな契機となって、本書が成立す
ることとなる。
絵画のみならず音楽、演劇を含めた総合芸術の新たな理念のもと、収められた
論考は一五本。巻頭にはマルクの三本の絵画芸術論がおかれ、シェーンベルク
の音楽論などをはさんで、カンディンスキーの論考と特異な演劇テクストが巻末
を占めている。
特筆すべきは論考を飾る数数の図版だ。ルソーやマティス、ピカソらの近代絵
画と並んで、奉納画や子供の絵、アフリカや東洋の民族・民衆芸術にまで及ぶ。
それぞれが比較対照され干渉しあうことで、既成の芸術観を超えるイメージが現
出している。図版は本書に不可欠な構成要素なのであり、付録のシェーンベルク
自筆楽譜と相まって、まさに本書そのものが総合芸術の一表現となっている。
製作に当たっては見出しレイアウトから図版の大きさ・位置に至るまで、初版
豪華版の復元に努めた。カラー6葉、図版155枚、折込楽譜2葉。
20世紀芸術のもっとも重要な綱領的書物とされ、つとに「芸術の新約聖書」と
も称されてきた。
カンディンスキーとマルクは、1911年から12年にかけて、停滞した「新芸術家
協会」から独立して「青騎士」展を催した。二人にとってこれは、「芸術の多様
性を基盤とし」現代芸術の運動の中心となるものであった。そしてこの時期、
シェーンベルクとのまさに奇跡的な出会いが大きな契機となって、本書が成立す
ることとなる。
絵画のみならず音楽、演劇を含めた総合芸術の新たな理念のもと、収められた
論考は一五本。巻頭にはマルクの三本の絵画芸術論がおかれ、シェーンベルク
の音楽論などをはさんで、カンディンスキーの論考と特異な演劇テクストが巻末
を占めている。
特筆すべきは論考を飾る数数の図版だ。ルソーやマティス、ピカソらの近代絵
画と並んで、奉納画や子供の絵、アフリカや東洋の民族・民衆芸術にまで及ぶ。
それぞれが比較対照され干渉しあうことで、既成の芸術観を超えるイメージが現
出している。図版は本書に不可欠な構成要素なのであり、付録のシェーンベルク
自筆楽譜と相まって、まさに本書そのものが総合芸術の一表現となっている。
製作に当たっては見出しレイアウトから図版の大きさ・位置に至るまで、初版
豪華版の復元に努めた。カラー6葉、図版155枚、折込楽譜2葉。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4560027137
- ISBN-13 : 978-4560027134
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,104,510位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,711位外国人画家の本
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.9つ
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5グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月20日に日本でレビュー済み
何年か前に書店で青騎士を目にしたが買いそびれて、その事を長年の間ずっと悔やんでいた。
今回、新たに新装版として出版されて、今度は後悔しないように早速購入した。
1912年にカンディンスキー、マルクを中心に出版された20世期芸術の記念碑的な書物。
当初は定期的な刊行物として意図されていたが、結局第2号が出版されることはなかった。
そのことが、余計にこの本を伝説な存在にしたと言えるだろう。
カンディンスキーやマルクの絵画論や舞台芸術論は確かに読み応えがある。
シェーンベルグの音楽論や、サバネーエフによるスクリャービンの音楽論なども興味深かった。
今回、新たに新装版として出版されて、今度は後悔しないように早速購入した。
1912年にカンディンスキー、マルクを中心に出版された20世期芸術の記念碑的な書物。
当初は定期的な刊行物として意図されていたが、結局第2号が出版されることはなかった。
そのことが、余計にこの本を伝説な存在にしたと言えるだろう。
カンディンスキーやマルクの絵画論や舞台芸術論は確かに読み応えがある。
シェーンベルグの音楽論や、サバネーエフによるスクリャービンの音楽論なども興味深かった。