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きみのいもうと 単行本 – 2006/10/1
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- 本の長さ172ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2006/10/1
- ISBN-104560027579
- ISBN-13978-4560027578
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商品の説明
出版社からのコメント
昨年刊行された同著者の処女作『ぼくのともだち』は、80年前の
作品にもかかわらず無職で暇で妄想癖のある主人公がまさに現代人のようで、そ
れに驚いた読者も多かったはず。本書はボーヴのダメ男小説第二弾!
前作の主人公は傷痍軍人で恩給暮らし。本作では戦争未亡人のツバメ。やはり無
職である。ある日、主人公アルマンは一年振りに旧友リュシアンに出会う。
「貧乏くさいなりをした彼を目の当たりにすると、僕の脳裏には、自分自身の不
幸な過去が蘇ってきた。あのころのことは、少しずつ時間をかけて忘れてきたは
ずだった。それが今、まるであれから少しも時が流れていないかのように鮮やか
に思い出されるのだった。」
自分の分身ともいえる友人の、相変わらずな姿を見ているのが辛くなり、アルマ
ンは愛人宅へ食事に来るよう彼を誘う。
「彼は部屋中を眺めまわした。分かってる、あんたの金で買った物なんてひとつ
もないんだろう、そう言いたげな様子だった。そのうち、ぼくをじっと見つめる
ので、何かと思えば、ぱちりとウインクした。
この男は駄目だな、とぼくは思った。優しくしてくれる人にこんな態度をとるよ
うでは、きっと死ぬまで貧乏だ。
なのに、つい、ぼくはウィンクし返してしまった(本文より)」
自分の影に怯えるようにアルマンの被害妄想は膨れあがり、心の平安はすっかり
乱されていく。やがて友人の妹が現れる。そばかすだらけでまだ子供っぽさが
抜けず、兄に辛く当たられて涙ぐむ彼女を、アルマンは思わず誘惑してしま
う......。
作品にもかかわらず無職で暇で妄想癖のある主人公がまさに現代人のようで、そ
れに驚いた読者も多かったはず。本書はボーヴのダメ男小説第二弾!
前作の主人公は傷痍軍人で恩給暮らし。本作では戦争未亡人のツバメ。やはり無
職である。ある日、主人公アルマンは一年振りに旧友リュシアンに出会う。
「貧乏くさいなりをした彼を目の当たりにすると、僕の脳裏には、自分自身の不
幸な過去が蘇ってきた。あのころのことは、少しずつ時間をかけて忘れてきたは
ずだった。それが今、まるであれから少しも時が流れていないかのように鮮やか
に思い出されるのだった。」
自分の分身ともいえる友人の、相変わらずな姿を見ているのが辛くなり、アルマ
ンは愛人宅へ食事に来るよう彼を誘う。
「彼は部屋中を眺めまわした。分かってる、あんたの金で買った物なんてひとつ
もないんだろう、そう言いたげな様子だった。そのうち、ぼくをじっと見つめる
ので、何かと思えば、ぱちりとウインクした。
この男は駄目だな、とぼくは思った。優しくしてくれる人にこんな態度をとるよ
うでは、きっと死ぬまで貧乏だ。
なのに、つい、ぼくはウィンクし返してしまった(本文より)」
自分の影に怯えるようにアルマンの被害妄想は膨れあがり、心の平安はすっかり
乱されていく。やがて友人の妹が現れる。そばかすだらけでまだ子供っぽさが
抜けず、兄に辛く当たられて涙ぐむ彼女を、アルマンは思わず誘惑してしま
う......。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 172ページ
- ISBN-10 : 4560027579
- ISBN-13 : 978-4560027578
- Amazon 売れ筋ランキング: - 705,893位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,063位フランス文学研究
- - 1,092位フランス文学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年9月1日に日本でレビュー済み
「ぼくのともだち」の、かならずしも続編ではないそうですが、以前ひどく孤独で、どん底の生活を送っていたことや、なにに起因するのか明確には語られてはおりませんが、射抜くほど厳しい他者への観察に比して、あまりにも寛大な自己認識といった主人公の人物造形まで、ふつうに読めば「ぼくのともだち」の続編として読めます。そういった意味で言えば、本作は解説でも触れられているようにそう意図したのか枯渇したのか判然としませんが、「ぼくのともだち」ほど笑えないので、自分の分身のように前作を読んでカタルシスを味わった読者にはすこし肩すかしかもしれません。ただ、単純な筋立てのなかから浮かび上がってくる主人公の、どこまでも自己を中心に据えるものの考え方には、これはこれでシンパシーを感じる人がいるような気もします。「ぼくは愛される資格のない人間だ。」は、恥ずかしながらぐっときました。
2006年12月5日に日本でレビュー済み
続編でもないのに「ぼくのともだち」が当たったから次作のタイトルを「きみのいもうと」にした訳者のセンスはいい、厭味じゃなく。柳の下の泥鰌ってみんな悪く言うけど、俺、好きなんだよね。問題は2作で「もう終わりだな」って感じさせてしまうか、2作でその作者独自の世界観を感じさせるか、であって。ほら「君といつまでも」と「ぼくの妹に」の加山雄三だって2曲並べたら二番煎じだけど、それって確固とした“加山ワールド”の中のたまたま2曲な訳じゃない?(あ、加山雄三を引き合いに出したのは、好きな訳じゃ全然なくて「ぼくのともだち」「きみのいもうと」ってタイトルから連想しちゃっただけなので悪しからず)。何が言いたかったかって言うと、ボーヴには独自の世界があるなぁー、と。訳者は「ぼくのともだち」が笑い7対涙3だったら本作は真逆って言ってるけど、確かにそう。でも、だから悪いって訳じゃなくてね。この主人公の、いっそうダメなとこが自分に似てて共感!って人も多いんじゃないかな。こいつは、他人や自分を客観的に見てるようで、全然見えてないんだよね。それは関係性って視点が抜けてるから。“他人の観察”と“自己の把握”は出来てるくせに、その間の関係性がすっぽり抜け落ちている。「自分がこんなことしたら相手はこう思うだろうなぁ」って想像力が欠如してるから、相手の行動が全て、急なもの、予測不可能なことに思える。そんな、自分に似た主人公の様を、こうして読者として客観的に読めるから面白いんだよな。読者として見てれば、ちょっと余裕があるからって、冴えない娘に安直に、束の間の同情や優越感から手を出すのがどんなに危険なことか、ってわかるけど、当事者はわからないし、俺も立場一緒なら同じ轍を踏むね、きっと。そういう愚かさ、浅薄さがしみじみと綴られていて、ほんとボーヴはいいのだ。80年も前の作品なのに普遍的。もっと読んでみたい作家である。