ナポレオン三世妃ウージェニーの物語。
フランス人に「ユージェニー」と呼ばれると、吹き出してしまったとか、人間味あふれる話に事欠かない。
下級貴族の出ゆえ、家族との愛情あふれる暮らしが彼女という人間を形成したのだろう。
同時代を生きた、オーストリア皇后エリーザベトと美貌を比較されるものの、神秘的で秘密めいたエリーザベトに比べれば、彼女は陽性の人。
訪問先の英国で女王ヴィクトリアと親交を結び、帝政崩壊後の亡命先として手をさしのべてくれたのも彼女だった。
ナポレオンに対していい書き方をしていない。一回りも年上で、女好きで、政治的にカリスマでも何でもない、夫ナポレオンが、周りの反対を押し切り、彼女と正式に結婚したのは賢明だったとしか言いようがないような。
南アフリカ戦争へ出征した一人息子が戦死したのちは、静かに一市民として暮らす。故郷スペインへ戻ることなく。
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皇妃ウージェニー: 第二帝政の栄光と没落 単行本 – 1991/10/1
窪田 般彌
(著)
ダブルポイント 詳細
19世紀資本主義社会の先鋭化した矛盾の上に立つフランス第二帝政、それは軽佻華美な風潮と無益な外征を生んだ。スペインの名門貴族の家に生まれ、ナポレオン三世の妻となったウージェニーは、その陰の推進者であった。無類の美貌ゆえに華麗にして数奇な運命を担った一女性の波乱の生涯を描く。
- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日1991/10/1
- ISBN-104560028621
- ISBN-13978-4560028629
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登録情報
- 出版社 : 白水社 (1991/10/1)
- 発売日 : 1991/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 211ページ
- ISBN-10 : 4560028621
- ISBN-13 : 978-4560028629
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,377,596位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 677位フランス史
- - 178,307位ノンフィクション (本)
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