白水社, 1961年刊
田辺貞之助（訳）
訳者序
フュステル・ド・クーランジュ論（シャルル・セイニョボス）
緒言 古代人の制度を知るためには、その最古の信仰を研究する必要があることについて
古代の信仰
霊魂と死との信仰
◆死者の崇拝
聖火
家族宗教
家族
古代家族の構成原理をなす宗教
婚姻
家族の永続について―独身の禁止、不妊の妻の離婚、兄弟姉妹の不平等
養子と離籍
親族関係とローマ人のいう男系親について
所有権
相続権
◆家族内の権威 71-76
古代の家庭道徳
ローマとギリシアの氏族
都市
支族と部族
あたらしい宗教的信仰
都市の形成
都会
都会建設者の崇拝。アエネアスの伝説
都市の神々
都市の宗教
祭儀と年代記
都市の政治。国王
行政官
◆法律
市民と外国人
愛国心。追放
自治の精神について
都市のあいだの関係。戦争、平和、神々の結盟
連盟。植民
ローマ人、アテナイ人
国家の絶対権。古代人は個人の自由を知らなかった
革命
貴族と被護民
庶民
第一次革命
貴族階級の都市支配
第二次革命。家族組織の変化、長子権の消滅、氏族の解体
被護民の独立
第三次革命。庶民が都市にはいる
私法の諸変革。十二表法。ソロン法典
政治上の新原則。公共の利益と選挙権
富による貴族階級構成の企図。民主政治の樹立。第四次革命
民主政治の諸法則。アテナイの民主政治の例
富者と貧者。民主政治の壊滅
スパルタの諸革命
都市政体の消滅
あらたしい信仰。哲学による政治上の法則の変革
ローマの制覇
キリスト教が政治の諸条件にあたえた変革
訳者略注
原著索引
奥付 291
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