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猫を償うに猫をもってせよ 単行本 – 2008/6/1
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- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2008/6/1
- ISBN-104560031843
- ISBN-13978-4560031841
商品の説明
出版社からのコメント
歯に衣着せぬ言論で注目される著者が、社会風俗から政治、スポーツ、専門の文学まで、幅広い知見を駆使して縦横に語り尽くした最新エッセイ集である。
近所の商店街で出会った店員や客のユニークな言動を描く「永福町の人びと」、自ら映画音痴と告白しつつ、どうしても台詞の誤りが気になる「映画の間違いあれこれ」、ことばの意味論に始まって女性美の基準、はたまたもてない大女から持ちかけられた共闘話にまで発展する「『十人並み』の謎」、地域特有のまじないに背筋を凍らせる「石川五右衛門の謎」など、のっけから皮肉な笑いと目からウロコの小谷野節が炸裂。また、「名著推薦」では中野好夫『蘆花徳冨健次郎』の復刊を望み、ディケンズの『荒涼館』、室生犀星の『随筆 女ひと』などを独自の視点で紹介する。
生活編、政治社会編、ことば編、文藝編、名著推薦の5部構成で、全62編。主に『文學界』『新潮45』『月刊ランティエ』『週刊朝日』などに掲載されたものから精選・収録した。
著者のブログ名であり、本書のタイトルでもあることわざの出所は、本書の「あとがき」で。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2008/6/1)
- 発売日 : 2008/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4560031843
- ISBN-13 : 978-4560031841
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,472,078位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 39,406位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
作家、比較文学者。1962年茨城県生まれ、埼玉県育ち。海城高校卒、東大文学部英文科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了、学術博士。大阪大学言語文化部講師、助教授(英語)、国際日本文化研究センター客員助教授、現在は文筆家。博士論文は『<男の恋>の文学史』、1999年『もてない男』がベストセラーに。2002年『聖母のいない国』でサントリー学芸賞。2011年『母子寮前』で芥川賞候補、2014年「ヌエのいた家」で同。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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今や、日本で一番正しいことを言うことにかけてはこの人の右に出る者はなく、中野翠よりも斎藤美奈子よりも鋭い世相切りを見せる(比較されたくないかもしれないが、個人的にかつて信用していたので)。ほかに姫野カオルコという伏兵がいたが、エッセイを書かなくなってしまったし、私は今のところ小谷野を最も信用している。
さて、いつものように、専門分野での細かく細かいこだわりゾーンは軽く読み飛ばすとして(すいません)、「生活編」と「政治社会編」に注目したい。
特筆すべきは冒頭一発目の「永福町の人びと」で、この面白さは他に倉阪鬼一郎の「活字狂想曲」か中島義道「うるさい日本の私」くらいしか比較対象を思いつかないほどの出色の出来である。私は、「この分野」において小谷野が年々腕を上げている気がしてならない。筆者を中心としたぐるりの人びとのおかしなふるまいと、正直者でそれとなくシャイな筆者との交流(?)の様子をこんなに面白く書けるとは、脱帽する。これほどの才能がありながら、本業の手すさび程度に書いているのはもったいないので、「本業の手を休めてでも」身辺雑記分野にもっと力を入れるべきではないだろうか。ご本人にも、その面白さで群を抜いてきたことをぜひ自覚してもらいたいと思う。
ブログの「猫」のほうでも、身辺雑記や世相切りの頻度が少ないことが私は不満です。
それから、日本広しといえども小谷野敦しか書けなかった野田聖子と岩月謙司の件も賞賛したい。周辺事情も圧力も今後の身の振り方も一切関係なく発言するところが著者の真骨頂であり、もはや「トキ」のような存在なので大切に守っていきたい書き手だと思う(でも本人はべつに守ってほしくはないだろうなあ)。
こんなのをうっかり読んじまって後悔しています。
陰険逆切れストーカー男のねっとり感みたいなのが気持ち悪いです。
女の方からすればそんなもんですが
男の脳内では結構自己肯定してるのね・・・
話が四方八方に飛ぶアクロバットな展開で、書き倒した感じが強い。単行本としては、もう少しテーマに一貫性がほしいと感じた。
「ダメ出し」の本来の意味を知ることができて、個人的には収穫。
できれば新書サイズがいい。
一編一編が短い文章ですので、どこから読んでもおもしろさは堪能できます。
著者のファンだけでなく、はじめて著者の本を読む人にもお薦めの一冊。
「一人では泊めないラブホテル」(p39)ですが、私は終電逃して同性の友人と泊まろうとして「ウチはそーゆーのやってないんで……」と断られた経験があります。
「東大美女の謎」(p72)で高田万由子や菊川怜を「あの二人の顔は十人並み、藝能人としては中の中か下くらい」と評しているが、いやあ、菊川怜って私は結構きれいだと思うんですけど。そりゃもっと美しい人は東大にも京大にもいらっしゃるでしょうが。
ことば編の「『全然〜ない』の迷信」、「『の』と『な』をめぐって」、「『愛』という言葉」の3編は、とても面白かった。その他も面白かった。
「母のこと」(p245)は、かなりキターッ! だった。名編だと思う。
それが悪いことだなんて申しません。
ただ、清貧の志を忘れて欲しくないなぁ、と。
中身は面白く読み進めるけれど、
紙媒体でないものを書籍化したということで、
若干マイナスしてもいいでしょう。
でも、知の「最前線」を感じられますよ。