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ドライブインカリフォルニア 単行本 – 2004/5/10

3.3 5つ星のうち3.3 2個の評価
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竹林に囲まれた、田舎のドライブイン。「カリフォルニア」というダサい名前の店を舞台に、濃ゆ～い人間関係が描かれてゆく――。21世紀の不幸を科学する、日本総合悲劇協会の代表傑作。
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  1. 本の長さ
    157ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    白水社
  4. 発売日
    2004/5/10
  5. ISBN-10
    4560035849
  6. ISBN-13
    978-4560035849
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商品の説明

出版社からのコメント

　竹が名産の町で「カリフォルニア」という名前のドライブインを経営するアキオのもとに、妹のマリエが、甥っ子を連れて14年ぶりに帰って来た。彼女は東京でアイドルとしてデビューしたあと実業家と結婚したが、夫は不動産事業で失敗して自殺。その影響で、ひとり息子のユキヲは、人の話し声だけが聞こえないという障害を抱えていた……。 「俺だって俺だって、と思ってた頃に書きました。／（中略）うつむいていました。うつむいて歩いてました。／そしたら甲州街道で一枚のレントゲン写真を拾いました。／（中略）淋しかったので捨てることが出来ませんでした。／そしたら知らぬ間にこの話が出来ました」（本書「あとがき」より）

　ドライブインの裏手にある竹林で首を吊った14歳の少年が、幽霊になって、一族をめぐる悲劇の歴史を語りはじめる――。21世紀の不幸を科学する、日本総合悲劇協会の代表傑作。松尾スズキ版のホームドラマにして、因果な人びとに捧げられた「レクイエム」だ。小池栄子ら豪華キャストの主演も得た話題作。

内容（「MARC」データベースより）

ドライブインの裏手にある竹林で首を吊った14歳の少年が、幽霊になって、一族をめぐる悲劇の歴史を語りはじめる-。因果な人びとに捧げられたレクイエム。21世紀の不幸を科学する戯曲。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (2004/5/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/5/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 157ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4560035849
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560035849
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 2個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

malegoto
5つ星のうち4.0 悲劇か、喜劇か
2004年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本総合悲劇協会（ニッソーヒ）の再演に伴って出版された戯曲。私はこの舞台が、演劇初体験でした。実際に舞台を見に行ってから読んだのですが、ギャグ満載、笑い満載で、正確に主題を追いかけられないまま「おもしろかった」というだけで家に帰ってきました。その後本書を読んだのですが、人が生きること、人が死ぬこと、それを巡る因果。これが「悲劇」なのですね。自分がクズだと自覚することも、また尊いことなのかもしれないなと感じました。
冒頭のヤマちゃんとクリコのやりとりのくだりはめちゃくちゃ笑えます。
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