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豚の死なない日 単行本 – 1996/1/1

4.0 5つ星のうち4.0 13個の評価
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　子供から大人まで全米で150万人が感動した大ロングセラー待望の本邦初訳。ヴァーモントの貧しい農家の少年ロバートを主人公に、土に根ざして生きる人々の交流と、動物たちへの愛情が生き生きと描かれる。誇り高い生き方を教えてくれた父の死により一人立ちしていくロバートの姿は、万人の胸に迫る。
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  1. 本の長さ
    174ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    白水社
  4. 発売日
    1996/1/1
  5. ISBN-10
    4560045860
  6. ISBN-13
    978-4560045862
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商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

子供から大人まで全米150万人が感動した大ロングセラー、待望の本邦初訳。ヴァーモントの貧しい農家の少年を主人公に、誇り高く生きるとはどういうことかを教えてくれる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (1996/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1996/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 174ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4560045860
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560045862
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 13個の評価

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  1. 金原 瑞人

    金原 瑞人

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    1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上。訳書に『豚の死なない日』『青空のむこう』『国のない男』『不思議を売る男』『バーティミアス』『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』『ジョン万次郎　海を渡ったサムライ魂』『さよならを待つふたりのために』など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『翻訳のさじかげん』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』。

    （写真撮影：根津千尋）

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上位レビュー、対象国： 日本

ジョーママ
5つ星のうち5.0 宝ものです
2014年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
是非多くの人に読んでほしい、心からそう思える本です。読後、魂が洗われるってきっとこういう事なんだろうと思います。若い頃は主人公に感情移入し、涙涙で読んだものです。すっかり、充分な大人になった今では、登場人物一人ひとりの立場に思いを馳せ、またまた涙涙です。共に暮らす家族、家族の暮らしを支えてきてくれた馬や牛や豚に対する深い感謝の気持ち、命を大切に大切にする事の美しさとせつなさと苦しさ。がんばれ、がんばれ、と胸の内で応援せずにはいられません。
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イップー
5つ星のうち2.0 お勧めしません
2016年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
8割方、米国の古き良き時代の素朴な物語。「大草原の小さな家」を読むようで、自然と人間のあり方、父という存在、息子の成長をほのぼの読みながら、そのほのぼのの裏に見え隠れする不穏な空気を感じ出す。貧乏という哀しさが膨らみ、そして生きるためのあの衝撃の場面が唐突に来る。文体が童話のように優しく読み易いだけに、この想定外？のショックに、自分は耐えられなかった。まだ引きずっている。ペット好きな方は読まないこと。これだけが今の自分の解答。星を大きく減点したのは、作家の仕掛けた大きな罠に見事に嵌った腹立ちのため。そういう意味でこの作家は実に巧みなストーリーテラーだと思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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GraceK
5つ星のうち3.0 シビアな生活
2016年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シビアな、米国の貧困農夫たちの生活。米国人は、あまり自分の前世代の人々を責めない方がいい。みんな、生きるのは大変だったんだから。特に大地とラフな自然との共存は。今の豊か過ぎる暮らしが、大変だった世代からの贈りものだということを噛み締めながら読んで欲しい本。
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blk
5つ星のうち5.0 十三歳の大人
2016年1月4日に日本でレビュー済み
近年、豚や牛などの家畜を育て、成長したそれら動物を卒業と称し「出荷」するーという教育実践が学校現場で行われ、関連の書籍も出版されています。こうした教育活動に関わった方々に、ぜひ読んでいただきたい小説です。主人公の父の「お前はもう男の子じゃない。一人前の男になるんだ。十三歳の大人だ。」という言葉が胸に響きます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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林 未佳
5つ星のうち4.0 ありがとうございました
2013年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速にお送りくださいまして、感謝しております。
内容もすばらしく、もっと多くの人々に読んでいただく
ことを願わずにいられません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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viola菫
5つ星のうち5.0 ピンキーの一生
2007年2月28日に日本でレビュー済み
豚の死なない日、ピンキーが生き友となり、そして父が死に豚の死ぬ日が訪れる。

生きていくことの現実がこの本には書かれています。悲しくとも人が生きていくためにはどうしようもない現実がある。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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St.Gertrude
5つ星のうち5.0 最高の贈り物
2001年1月18日に日本でレビュー済み
ひとが残せる最大の贈り物はその人の生き方だ。あなたが死んだあと、家族に何を残せるだろうか。勝組・負け組論議に明け暮れるいまの日本では主人公の父親は負け組に入れられるだろう。土地無し、金無し、学歴無し。毎日豚の血にまみれ、子供に外套を買ってやれない。
しかし、この物語を読み終わったとき、本当の豊かさは何かと考えずにいられない。この父親よりも素晴らしい贈り物を子供に残せる人がどれだけいるだろうか？素晴らしい隣人、深い愛情、勇気、そして生きる力・・・ しみじみとした読後感を残す作品です。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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いせむし
5つ星のうち4.0 誇りをもって生きる
2006年1月16日に日本でレビュー済み
主人公の一家は宗教上の理由もあって、孤立し、経済的に貧しい暮らしをしている。主人公の少年ロバートはピンキーという豚をかわいがっているのだが、一家は生活のためにピンキーを殺さなければならない。主人公が敬愛する父は、いやがる主人公にピンキーの屠殺の場面に立ち会わせる。本書の山場のシーンだ。

「これが大人になるということだ。これが、やらなければならないことをやるということだ」父親がいう。

貧困の中で死んでいった父親の葬式のシーンはもう一つの山場である。

葬式の場面で、主人公ロバートはこう言う。「神様、聞いてください。貧しいってことは地獄です」

さてこの作品が感動させるのは、ロバートの貧困の中でも煌めく瑞々しい感性や貧しくとも倫理的に生きようとする潔さ、誇りを持って生きる意義が読み取れるからである。その生き方に感動を覚える。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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