この作家さんの本を今回初めて読みました。
読んでいて不思議な独特な世界観で物語に入るのに苦労しましだ。
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セックスの哀しみ 単行本 – 2000/2/1
女性器が逃げ出して町をパニックに陥れたり、失恋男が時計職人に心臓を直してもらったり……愛と性をめぐる奇想天外な超短篇集。『一人の男が飛行機から飛び降りる』の著者待望の第二弾。
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2000/2/1
- ISBN-104560046859
- ISBN-13978-4560046852
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
愛と性をめぐる、おかしくて、せつなくて、奇想天外な超短篇90作品を収録。個々の作品がそれ自体の舞台とストーリー展開を持ちつつ、作品を貫く気分、雰囲気、イメージなどの連鎖によって全体がゆるやかにつながっていく。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2000/2/1)
- 発売日 : 2000/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4560046859
- ISBN-13 : 978-4560046852
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,369,175位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月18日に日本でレビュー済み
女囚用の刑務所に入れられてしまった男の話(「刑務所で」)、望みのない恋ばかり繰り返しては、そのたびに片思い中の女の子の姿に変身してしまう男の話(「人相」)等、いい意味でブッ飛んでいてヘンテコで少々不気味で、でもちょっぴり哀しい、そんな短編が90作入っています。
この人の書く話はあまりに独特で突飛な世界なので万人受けはしないでしょうが、「もし目をさまして隣に見たこともない女が寝ていたら…」とか、「もし自分の知らぬ間に戦争が始まっていたら…」といった、「ありえない設定」を自分勝手に空想して楽しむのが好きな方にオススメです。
全部で11章、各章の最初の話のタイトルがそのまま章のタイトルになっていて、訳者いわく「章ごとにある程度の統一感もある」とのことですが、読んだ私自身としては「何となく統一感があった章もあるけど、なかった章もあるような…」という感じです。
参考までに、90作品のタイトルを列挙しておきます。
1章
馬
毒
飛び降り
雌ライオン
レンギョウ
シダ
わが旅
大地
花々
人魚たち
2章
シナリオ
謎
戦争
音
幕間
デュ・ラック
大暴れ
髪
ルームサービス
事故
待機
タブー
風船ガム
3章
家庭内諜報
地震
銃
湾
牧歌的な日々
銀の矢
襲撃とキス
角笛
首に
工作員たち
神秘
家庭の一コマ
女死刑執行人
停戦(感傷的な文化)
4章
おさげ髪
新入生帽
理解
両性具有
舞台の上で
私の商売
彫像
象たち
アクロバットたち
刑務所で
貨幣
5章
暗い病院
感染
人相
恋人たち
独白
月
灰
埋葬
断崖
大通りで
世紀末
パルメットヤシ
民芸画
6章
降雪
貯蔵室
心臓
雪山で
石垣
一日の仕事
頭部
牧場
7章
茶
楡
氷河
8章
黄金時代
島
セックスの哀しみ
9章
花
幽霊
遺物
訪問
夜の想い
玩具
詩
埃
追悼
尋問
家並の上で
たちの悪い冗談
火事
10章
青
11章
時計職人の工房で
「好きな子のハートを射止める」とか「悲しくて胸が痛い」といった言い方がありますが、この本の世界では、好きな女の子に本当に矢を射ったり、悲しみのあまり本当に心臓が「黒焦げの腐食した塊」になったりするということを、最後に書いておきます。
この人の書く話はあまりに独特で突飛な世界なので万人受けはしないでしょうが、「もし目をさまして隣に見たこともない女が寝ていたら…」とか、「もし自分の知らぬ間に戦争が始まっていたら…」といった、「ありえない設定」を自分勝手に空想して楽しむのが好きな方にオススメです。
全部で11章、各章の最初の話のタイトルがそのまま章のタイトルになっていて、訳者いわく「章ごとにある程度の統一感もある」とのことですが、読んだ私自身としては「何となく統一感があった章もあるけど、なかった章もあるような…」という感じです。
参考までに、90作品のタイトルを列挙しておきます。
1章
馬
毒
飛び降り
雌ライオン
レンギョウ
シダ
わが旅
大地
花々
人魚たち
2章
シナリオ
謎
戦争
音
幕間
デュ・ラック
大暴れ
髪
ルームサービス
事故
待機
タブー
風船ガム
3章
家庭内諜報
地震
銃
湾
牧歌的な日々
銀の矢
襲撃とキス
角笛
首に
工作員たち
神秘
家庭の一コマ
女死刑執行人
停戦(感傷的な文化)
4章
おさげ髪
新入生帽
理解
両性具有
舞台の上で
私の商売
彫像
象たち
アクロバットたち
刑務所で
貨幣
5章
暗い病院
感染
人相
恋人たち
独白
月
灰
埋葬
断崖
大通りで
世紀末
パルメットヤシ
民芸画
6章
降雪
貯蔵室
心臓
雪山で
石垣
一日の仕事
頭部
牧場
7章
茶
楡
氷河
8章
黄金時代
島
セックスの哀しみ
9章
花
幽霊
遺物
訪問
夜の想い
玩具
詩
埃
追悼
尋問
家並の上で
たちの悪い冗談
火事
10章
青
11章
時計職人の工房で
「好きな子のハートを射止める」とか「悲しくて胸が痛い」といった言い方がありますが、この本の世界では、好きな女の子に本当に矢を射ったり、悲しみのあまり本当に心臓が「黒焦げの腐食した塊」になったりするということを、最後に書いておきます。
2002年1月22日に日本でレビュー済み
このようなスタイルの小説がある。それを知るということだけでも一読の価値はあるだろうなあ。物語論的にいうとたぶん同時的な態で描かれているっていうんだろうけれど、現在形の物語は日本語の物語には少ないからね。内容は人間なら誰もが持つ“負”の部分が幻想的に描かれているんだけれど、後味の悪さはなくて笑ったりちょっぴり哀しくなってしまう。タイトルの“セックス”は日本人が連想する意味のセックスではなくて、性のほうだからね。念のため。