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チボー家のジャック(新装版) 単行本 – 2003/12/11
マルタン・デュ・ガール
(著),
山内 義雄
(翻訳)
『チボー家の人々』の主人公ジャックに焦点を当て、作者自身が抜粋、加筆、編集を行ない一冊にまとめた名作が、高野文子氏のイラストと共に懐かしの「黄色い本」として甦る。
- 本の長さ342ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2003/12/11
- ISBN-104560047766
- ISBN-13978-4560047767
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商品の説明
出版社からのコメント
20世紀フランス小説史上に残るマルタン・デュ・ガールの大作『チボー家の人々』は、1920年に書き起こされ、19年もの歳月を費やして完成された。舞台は第一次世界大戦前後のフランス。時代が大きく変動する不安と動揺の時に身をおいた若者たちが、鋭い感受性ゆえに悩み傷つき、そして苦悩の末にそれぞれの決断をしていく。
わが国では、1938年に第1部『灰色のノート』が翻訳され、途中第二次世界大戦のため出版が一時中断したものの、1952年、遂に最終巻『エピローグ』が刊行された。その後、何度も版を重ね、またサイズや装丁も変わり、現在では手軽な白水Uブックス(全13巻)でお求めいただける。しかし、かつて黄色い装丁で5巻本だったころの『チボー家の人々』をなつかしく記憶している読者も多いのではないだろうか。この小説の世界に心酔する女子高生を描いた、高野文子氏の手塚治虫賞受賞コミック『黄色い本――ジャック・チボーという名の友人』(講談社)を、自らの読書体験と重ねて読んだ人もけっして少なくないだろう。
今回、高野文子氏の装丁により「黄色い本」となって新装復刊する『チボー家のジャック』は、主人公ジャックに焦点を当て、作者自身が若い読者のために抜粋、加筆、編集を行ない一冊にまとめたものである。分量はおよそ5分の1とコンパクトになっているので、チボー家の世界をちょっとのぞいてみたい方、もう一度読み直してみたい方、またかつて大著を前に挫折してしまった方にお勧めである。そして、本書でジャックと友だちになった読者は、ぜひあの大作に挑んでいただきたい。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2003/12/11)
- 発売日 : 2003/12/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 342ページ
- ISBN-10 : 4560047766
- ISBN-13 : 978-4560047767
- Amazon 売れ筋ランキング: - 250,422位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 375位フランス文学研究
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.9つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チボー家の人々を読み終えた後に読んでチボー家の人々と同様に素晴らしい感動を受けた本。チボー家の人々とほぼ同じ筆致で記載されているため、青春本としては難しい部類かもしれないが、その流れる様な山内義男の翻訳とともに永遠に心に残る一冊である。底流に流れるのはコスモポリタニズムであり、それがチボー家の人々が広く愛される所以であり、同時にジャックが読者の心に深く刻まれてやまない理由である。チボー家の人々の感想でも記したが、これらの本は世代を変えて読んでこそ意味がある。青春時代、中年、老年になって読むと、その年齢に伴って異なった感動を受ける。ただこのジャックの場合は若い人が対象とされており、また1914年夏に描かれる反戦思想とその行動は是非若くまだ感性が研ぎ澄まされている間に是非読んで頂きたい。読後には素晴らしい感動を覚えることであろう。人間なぜ生きるか、どの様に生きるかという自問自答に答えを提示してくれる一冊であると信じて疑わない。
2004年4月15日に日本でレビュー済み
この本を知るきっかけとなったのは、高野文子さんの「黄色い本」だった。「チボー家の人々」の中からジャックの行動を抜粋し、編集されている本書は、書かれる対象が一人になる事によって、若い人にも読みやすいものとなっている。
また、前出の漫画から「チボー家の人々」へ入る道としてもとてもお奨めだと思う。
山内義雄さんの生き生きとした翻訳も、読書の楽しみを充分に満足させてくれるものだった。
また、前出の漫画から「チボー家の人々」へ入る道としてもとてもお奨めだと思う。
山内義雄さんの生き生きとした翻訳も、読書の楽しみを充分に満足させてくれるものだった。