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町角ものがたり 単行本 – 2004/9/10
池内 紀
(著)
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- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2004/9/10
- ISBN-104560049963
- ISBN-13978-4560049969
商品の説明
出版社からのコメント
秋の観光シーズンに向けて、「少し上いく大人のひとり旅」をおすすめする。ヨーロッパはもう何度も訪れたことがあるので、もっと珍しい国に行きたいと考えているあなたにこそ、ぜひ読んでほしい1冊。
本書は、ゲーテやカフカなどの名翻訳家であり、山や温泉をこよなく愛し、近年旅のエッセイも数多く発表している著者が、得意なドイツ・オーストリアを中心にヨーロッパ15カ国を歩き、ガイドブックが教えてくれない「町角」の魅力をいきいきと描いた上級者向けの旅の本。
たとえばウィーン。この町を訪れた人はだれでも、かならず1度は通ったはずの場所がある。観光の目玉であるオペラ座と大聖堂を結ぶ“鉄の棒”広場。しかしこの一角の建物の外壁に半ばめり込んだように立つ、人体のような奇怪な鉄の棒には、だれも気づかない。無数の釘が打ち込まれた町角の妖怪には、いくつもの興味深い言い伝えがある。ウィーンの美術学校の入試に失敗し続けた若き日のヒトラーは、かつてこの棒を自分の分身のように眺めていた。広場の近くに常宿があった小官吏カフカもまた、この不思議な棒に想を得て、プロメテウスに関する小さなものがたりを書き残した……
他にも、ヴェローナの円形劇場、ワルシャワの動物園前、ベルリンの植木屋、ブダペストの鍛冶屋など、楽しいエッセイが全27篇収録されている。
本書を読んで「いざ自分も旅に!」と心逸る読者のために、あとがきには粋なはからいがある。旅立つための秘策、旅をしない間の過ごし方も達人は伝授してくれるのだ。
本書は、ゲーテやカフカなどの名翻訳家であり、山や温泉をこよなく愛し、近年旅のエッセイも数多く発表している著者が、得意なドイツ・オーストリアを中心にヨーロッパ15カ国を歩き、ガイドブックが教えてくれない「町角」の魅力をいきいきと描いた上級者向けの旅の本。
たとえばウィーン。この町を訪れた人はだれでも、かならず1度は通ったはずの場所がある。観光の目玉であるオペラ座と大聖堂を結ぶ“鉄の棒”広場。しかしこの一角の建物の外壁に半ばめり込んだように立つ、人体のような奇怪な鉄の棒には、だれも気づかない。無数の釘が打ち込まれた町角の妖怪には、いくつもの興味深い言い伝えがある。ウィーンの美術学校の入試に失敗し続けた若き日のヒトラーは、かつてこの棒を自分の分身のように眺めていた。広場の近くに常宿があった小官吏カフカもまた、この不思議な棒に想を得て、プロメテウスに関する小さなものがたりを書き残した……
他にも、ヴェローナの円形劇場、ワルシャワの動物園前、ベルリンの植木屋、ブダペストの鍛冶屋など、楽しいエッセイが全27篇収録されている。
本書を読んで「いざ自分も旅に!」と心逸る読者のために、あとがきには粋なはからいがある。旅立つための秘策、旅をしない間の過ごし方も達人は伝授してくれるのだ。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2004/9/10)
- 発売日 : 2004/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 204ページ
- ISBN-10 : 4560049963
- ISBN-13 : 978-4560049969
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,468,968位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,209位日本文学(日記・書簡)
- - 8,406位紀行文・旅行記
- - 116,064位文芸作品
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
3グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年7月19日に日本でレビュー済み
著者は60歳代前半に毎年6回くらい各2週間の旅行を目標として欧州を歩いたようです。 わたしもちょうど60歳代に入り、元気なうちに世界を見て歩きたいとの願望が湧いて来ました。 旧所名跡や観光地もいいけれど、見知らぬ街の街角で見られる何気ない光景、人の営みに心が動きます。 読み始めのときは写真があれば分かりやすいのになと思いましたが、そうすると観光ガイドブックになった恐れがあると思うようになりました。 著者は心で感じた心象風景を文章で切り取りたかったのでしょう。 この本全体を通してその意図は成功していると思います。 建物の影や時刻がもたらす現実の陰影や歴史がもたらす過去からの陰影まで感じることが出来ました。 著者の数ある旅エッセイの中でも一番油の乗っている時期の作品かもしれません。
2014年4月3日に日本でレビュー済み
発刊は2004年。著者が「ここ5年間の旅の報告書」と言及しているので、2000年前後の中欧が舞台でしょうか。取り上げられた国は、中欧だけではなく、フランス、イタリア、スイス、珍しい中では、クロアチア、スロベニアの町なども含まれています。それぞれ訪問した町が、5−7ページほどのスペースの中で語られますが、どのテーマにもそれなりの起承転結が用意されており、地元の人との一瞬の邂逅が語られます。もしかしたら、ある国営放送の海外の町めぐりの番組のアイディアのヒントになったのかもしれません。
著者はそれぞれの町に一週間前後滞在して、カフェ、教会を巡り、エッセイのテーマとなる何かを見つけるのです。その何かの選択に池内氏の個性が現れます。著者の語りのスタイルは一見茫洋として何気ないものですが、その観察眼は鋭いものです。その土地の何気ない日常の人間の交わりの一瞬を部外者の目で鋭く観察して行くのです。またさりげないエロチシズムへの視線も「女性のジーンズのお尻」という観点から触れられています。
最期の「ミュンヘンのクリスマス市」の締めくくりは、このエッセイ集全体の素晴らしいしめくくりにもなっています。またカリーニングラードそして東プロシアへの関心はその後も継続し、最近の作品( 消えた国 追われた人々―― 東プロシアの旅 )としてまとめられているようです。
いつも池内氏の作品を読むと感じるのは、旅行記の描写の断片からかすかに覗かせる池内氏というパーソナリティの断片ですが、その全体像が詳しく語られることはありません。最近の作品( きまぐれ歴史散歩 (中公新書) )が期待外れだったので、そろそろ、それが別の形で語られてもいい時期に来ているのではないでしょうか。
著者はそれぞれの町に一週間前後滞在して、カフェ、教会を巡り、エッセイのテーマとなる何かを見つけるのです。その何かの選択に池内氏の個性が現れます。著者の語りのスタイルは一見茫洋として何気ないものですが、その観察眼は鋭いものです。その土地の何気ない日常の人間の交わりの一瞬を部外者の目で鋭く観察して行くのです。またさりげないエロチシズムへの視線も「女性のジーンズのお尻」という観点から触れられています。
最期の「ミュンヘンのクリスマス市」の締めくくりは、このエッセイ集全体の素晴らしいしめくくりにもなっています。またカリーニングラードそして東プロシアへの関心はその後も継続し、最近の作品( 消えた国 追われた人々―― 東プロシアの旅 )としてまとめられているようです。
いつも池内氏の作品を読むと感じるのは、旅行記の描写の断片からかすかに覗かせる池内氏というパーソナリティの断片ですが、その全体像が詳しく語られることはありません。最近の作品( きまぐれ歴史散歩 (中公新書) )が期待外れだったので、そろそろ、それが別の形で語られてもいい時期に来ているのではないでしょうか。
2005年1月15日に日本でレビュー済み
池内紀(いけうちおさむ)といえばカフカを思い浮かべるが、
ドイツ文学者でエッセイストとしても、多くの著作がある。
この本「町角ものがたり」はヨーロッパの27の町を巡り
印象を綴った紀行文。ドイツ文学が専門だけあって、都市
の成り立ちや、ゆかりの文学者たちのエピソードが散り
ばめられ、いわゆるガイドブックとは一味違っている。
それぞれの町に4,5日滞在し、町の隅々まで歩きまわり、
ゆったり過ごす、ある意味非常に贅沢な旅をされているよう
で、その5年間ほどの間で旅行した印象を纏めた文章である。
読み進んでいるうちに、自分も石畳を靴音を響かせて歩いて
いるような気分になってくる。
ヴェローナからはじまりドレスデン、ウィーンと続く章の
通り読んでもよし、なじみのある都市を拾い読みしても
良し、休日のゆったりした気分の時に読めば、ふとヨーロッパ
に行ってみたくなるお勧めの一冊である。
ドイツ文学者でエッセイストとしても、多くの著作がある。
この本「町角ものがたり」はヨーロッパの27の町を巡り
印象を綴った紀行文。ドイツ文学が専門だけあって、都市
の成り立ちや、ゆかりの文学者たちのエピソードが散り
ばめられ、いわゆるガイドブックとは一味違っている。
それぞれの町に4,5日滞在し、町の隅々まで歩きまわり、
ゆったり過ごす、ある意味非常に贅沢な旅をされているよう
で、その5年間ほどの間で旅行した印象を纏めた文章である。
読み進んでいるうちに、自分も石畳を靴音を響かせて歩いて
いるような気分になってくる。
ヴェローナからはじまりドレスデン、ウィーンと続く章の
通り読んでもよし、なじみのある都市を拾い読みしても
良し、休日のゆったりした気分の時に読めば、ふとヨーロッパ
に行ってみたくなるお勧めの一冊である。