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ギリシア文法 (文庫クセジュ 868) 新書 – 2004/1/1

4.5 5つ星のうち4.5 16個の評価
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紀元前から使われてきた人類の最も輝かしい文化の道具、ギリシア語。その複雑な系譜を代表する古典期のアッティカ方言を中心に、ギリシア文法を体系的に詳解！　待望久しい改訳版。
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  1. 本の長さ
    174ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    白水社
  4. 発売日
    2004/1/1
  5. ISBN-10
    4560058687
  6. ISBN-13
    978-4560058688
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (2004/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 174ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4560058687
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560058688
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 16個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

クリプトアミーゴ
5つ星のうち5.0 入門用ではないが、より深くギリシャ語を理解するのに必須である
2021年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
和書で見つからないギリシャ語の識見満載。
しかも手ごろな価格で入手できる。
買わないと損する気がする。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
MNK48
5つ星のうち5.0 わかりやすい
2020年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすい。
役に立った
 レポート
Eagle Customer
5つ星のうち3.0 好評なので購入。内容が少ない。
2020年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原文のせいだろうが、難しい言い回しが多い。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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 レポート
K. H.
5つ星のうち4.0 理論的なギリシア語文法の概論
2020年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新書で古典ギリシア語に入門できるとすればたいへん手軽だし値段も安い、と思うかもしれない。ギリシア語はラテン語ほどに学習者層が広くないためか、講談社現代新書の『はじめてのラテン語』や中公新書『ラテン語の世界』に相当するような安価な新書はほかに皆無なので、そういう期待を持ちたくもなる。
だが残念ながら、ギリシア語をなにも勉強したことのない人がこの本を読みとくのは不可能である。よしんば鋼の意志で読みとおせたとしても、文字の上っ面をなぞり目線が滑っていくだけで、ほとんど理解できず頭に残らないのではないか。

店頭で手にとって見ることができれば一目瞭然なのだが、訳者の序が最初のページにあり、次のように始まる：「本書は入門書・文法練習書ではなく，初歩的ながらギリシア語文法の理論書であって，フランス語でいう grammaire raisonnée，すなわち不規則現象の多い文法体系を，歴史的過程を考慮しつつなるべく合理的に説明しようとする試みである．」
本書のあらましはほぼこの一文に尽きる正確な紹介なので、これ以上説明を要しないと思う。これを読んだうえで興味があるという人には断然役に立つ良書だ。歴史・比較言語学の考えかたを使いながらギリシア語の錯綜した文法が見つめなおされており、文法を通り一遍身につけたうえで読めば、ほとんどどのページにも新たな学びがあり飽きることがない。

惜しむらくは異常なまでに誤植が多いこと。気息記号の向きが逆であったりアクセントの位置がおかしいのは日常茶飯事 (後ろに後倚辞があるわけでもないのにアクセントを 2 つもっている謎の単語も複数ある)。とくに致命的なのは 86 頁以下、動詞の過去系の諸時制や希求法 (要するに副時称語尾) の表が出るところでは、ほとんどすべての形で双数 2 人称の語尾が間違って双数 3 人称と同じ -την になっている (したがってアクセント位置もぜんぶ誤っている)。
細かいところでも、ページを「ペ一ジ」(漢数字の 1)、接尾辞を「椄尾辞」とするなどのありえない誤りが多いのは、改訂前の旧版の紙面を OCR でもしたのかと思わせる。気息記号が頻繁に逆になっているのも、ο と σ、v (ニューではなくラテン文字) と υ なんかを取り違えているのもそのせいなのではないか？
このようなギリシア語の語形の誤りの多いことに鑑みても、初心者が本書に手を出すのはまったくおすすめできない。誤りをすべて引き受けたうえで読みこなす程度のレベルは必須で、そうであれば実りの多い読書になるだろう。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 厚い文法書をある程度勉強しても、読める自信が得られて、いない時に、良いです。
2018年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Oxford grammar of classical Greekを買って、暗記する事の多さを感じて、単純暗記でなく理論を知りたくて、その本のprefaceにあった、Smythの本を購入して、インデックスラベルを貼って使い易いようにして、実際の文章を解読しようと、努力していました。口に出して読める必要を感じて、CDエクスプレス（白水社）も買いました。森の中で迷っている気分は続いていました。この本を買って、かなり楽な気分に、なりました。読んで、嬉しかった文章は、「語の機能が格で示される言語にあっては語順は固定的ではなく・・」、「われわれが３人称と呼ぶものは、じつは人称の欠如であることが明らかにされた」、「ギリシャ語の形態論は、曲折する語と、しない語の対立」、「冠詞は、s-およびt-で、はじまる２つの語幹の混合から生じた。・・語頭のs-が脱落して気息hを残した。」など、目が開けるような、記述が、たくさん、ありました。この本の原書は、１９６７年の出版で、Smythは、１９１８年のようですから、こちらの本の方が、はるかに薄い本ですが、より包括的な解釈の、新しい研究知見で、書かれているのでは、ないか、と思っています。他のレビュアーが、挙げられている、高津、古川、池田などの日本人著の文法書は、見ていないので、比較出来ません。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ロングΩグッバイ
5つ星のうち5.0 古典ギリシア語文法を短時間で概観するのに良い分量！ギリシア語文法に謎を感じた方は必読の隠れた好著‼︎
2017年9月2日に日本でレビュー済み
◯古典ギリシア語文法に関しては、和書では、短時間で、全体像を通読して概観するのに適当なものが、実際のところ、翻訳の本書くらいしかない。
（段階的に訳読を進め覚えながら通読する入門用の文法書とか、検索するための体系的な専門的文法書の良書はあるのですが。）
同じ古典語であっても、ラテン語のような『はじめてのラテン語』『ラテン語のはなし』等概観するのに適当な本がない。（ラテン語の場合、文法の変化パターンの見通しが比較的良いので、露独仏西等に馴染んで、察しがよければ、いきなり『ラテン語初歩』巻末等の文法表を見ながら概観できたりもできますけれど。）

◯学びの途中では晦渋で複雑怪奇・無秩序にすら感じられる、古典ギリシア語文法を俯瞰して整理してその独特の論理・全体像を簡潔に描出。
ギリシア語の場合は、音韻変化が顕著で変則が豊富だったり、特に動詞の変化形が多彩だったりするので、まず、全体像を押さえて見通しを立てておかないと変則に気を取られ無味乾燥な暗記を延々と繰り返すことになってしまいがちです。
そうならないために短時間で概観できる本書のようなものがあれば独習や自習する際には助かるし、必須なものです。迷子と三日坊主防止に全体像をわかっている教師やガイドの代わりを自分でするのが必要になるものです。

◯屈折語の典型ということもあり、さすがに英語や中国語しか学んでいないと面食らうでしょう。
しかし、ラテン語、ロシア語、少なくとも独仏西伊語等を学ぶ際に、単語の屈折、性や格・アスペクトや法、再帰（代名）動詞等について馴染んでいればなんとか読み進めていくことはできるでしょう。
そして、ギリシア語文法について、歴史的推移や印欧語での位置付け等も視野に入れて立体的にその体系について簡潔に描出した、含蓄に富む好著となっています。
ただ、古典ギリシア語文法を一通り学習していないと、取り上げている話題自体がわからないので、入門時に疑問を感じたことを、系統的に整理したい方に適しています。全体を一通り概観する学習をした上でまとめの整理に使うのはもちろん、学習の途中で随時拾い読みして全体の位置づけを確認したりしても良いかと思います。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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notus
5つ星のうち5.0 疑問が氷解
2018年3月24日に日本でレビュー済み
初級を終えたところで読むと、今まで強引に覚えてきた不規則な文法の様々の背後に整然とした体系があることとその歴史的な変化のプロセスがある程度見えてくる。私がこの小さな本を読んで本当に良かったと思ったのは、主語が中性複数名詞の場合、動詞が単数形をとるというよく知られた規則の理由が書いてあるのを見つけた時。思わずエウレカーって叫んじゃいました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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乃亜マニアTK
5つ星のうち5.0 安価で煩雑でないグラマーとして役立つ一冊
2020年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
　安価でしかも煩雑でないグラマーとして得難い一冊である。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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