「ジュリアス・シーザー」。もちろん、実在の人物。
しかし、この戯曲の、主人公は、
そのシーザーの暗殺者の一人、ブルータスである。
歴史劇で、実在の人物がたくさん出ているからか、
人物の造形に厚みを感じる。
序盤、シーザーは登場しないが、シーザーの噂話や、
その影響力ゆえに他の登場人物が右往左往している描写は、
とても見事だし、とても演劇的。
暗殺者たち、特に、
キャシアスのシーザー暗殺後の凡庸さの描写がいい。
つまり、大した男でないのに、
ローマを意のままにしているシーザーに嫉妬と恐怖を覚え、
彼を暗殺したキャシアス達は、
しかし、結局は、
シーザーという人間の大きさには足元にも及ばない存在
であることがよくわかる。
また、第三幕第三場、暗殺者の一人シナと同じ名前だというだけで、
怒り狂ったローマ市民に殺される詩人シナの場面が凄い。
「大衆」という存在に対する、
シェイクスピアの冷たい批評眼を明確に感じることができる。
「ジュリアス・シーザー」は名作だと思う。
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ジュリアス・シーザー (白水Uブックス (20)) 新書 – 1983/10/1
ウィリアム シェイクスピア
(著),
小田島 雄志
(翻訳)
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【全巻内容】
1 ヘンリー六世第一部/2 ヘンリー六世第二部/3 ヘンリー六世第三部/4 リチャード三世/5 間違いの喜劇/6 タイタス・アンドロニカス/7 じゃじゃ馬ならし/8 ヴェローナの二紳士/9 恋の骨折り損/10 ロミオとジュリエット/11 リチャード二世/12 夏の夜の夢/13 ジョン王/14 ヴェニスの商人/15 ヘンリー四世第一部/16 ヘンリー四世第二部/17 から騒ぎ/18 ウィンザーの陽気な女房たち/19 ヘンリー五世/20 ジュリアス・シーザー/21 お気に召すまま/22 十二夜/23 ハムレット/24 トロイラスとクレシダ/25 終わりよければすべてよし/26 尺には尺を/27 オセロー/28 リア王/29 マクベス/30 アントニーとクレオパトラ/31 コリオレーナス/32 アテネのタイモン/33 ペリクリーズ/34 シンベリン/35 冬物語/36 テンペスト/37 ヘンリー八世
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- ISBN-104560070202
- ISBN-13978-4560070208
- 出版社白水社
- 発売日1983/10/1
- 言語日本語
- 本の長さ196ページ
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- 出版社 : 白水社 (1983/10/1)
- 発売日 : 1983/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 196ページ
- ISBN-10 : 4560070202
- ISBN-13 : 978-4560070208
- Amazon 売れ筋ランキング: - 407,863位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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(1564-1616)ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。『ロミオとジュリエット』をはじめ約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った。
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2015年2月7日に日本でレビュー済み
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2014年2月20日に日本でレビュー済み
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他の本屋では買えなかったので、期待通りのものであり満足です。
2016年3月30日に日本でレビュー済み
民衆の気まぐれを良く知る男、アジテーションの天才、アントニー。シーザー、ブルータス、アントニーは、日本では、信長、光秀、秀吉か。また猿山でもよく見られます。
2004年4月19日に日本でレビュー済み
私がシェイクスピアのすごいところのひとつだと思うのは、史劇の中の演説の力。このジュリアス・シーザーでは、アントニーは自分が不利な状況にありながらも、人間の天邪鬼性や感情に訴えかけるような巧みな話術で、聴衆の考えを180度変えてしまうことによって乗り切るという場面があります。この演説はとても見事で、何度読んでも感動してしまいます。この有名な演説だけでも読む価値ありです!!やはり、政治的策略が取り巻く史劇には雄弁家の存在は欠かせないですね~。
個人的には、ヘンリー五世のアジンコートの戦い前の、ヘンリー五世の演説もお勧めです。
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