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掟の問題 (白水Uブックス 159 カフカ・コレクション ノート 2) 新書 – 2006/10/1

4.4 5つ星のうち4.4 3個の評価

商品の説明

出版社からのコメント

ある朝、目を覚ますとセールスマンのザムザは一匹の虫に変わっ
ていた。なぜ虫に変身したのか、作者はなにひとつ説明しない......
銀行員ヨーゼフ・Kは、ある日、突然逮捕される。いかなる理由によるものなの
か、彼にはわからない......
城はかなたにくっきりと見えていた。しかし、近づいても近づいてもたどりつく
ことはできない。この城という存在はいったい何なのか......
たしかにカフカの小説は風変わりだ。なんともおかしな状況におちいった人の、
なんともおかしな日常を、カフカは笑いをおさえるように書いていった。しかし
ながらカフカの作品は、流行とはかかわりなく、20世紀を代表する文学としてこ
れまで読みつがれてきた。そして今後ともさまざまに読まれ、さまざまに解釈さ
れてゆくことだろう。それは一面ではカフカの難解さをいうものかもしれない
が、同時にくめどもつきぬカフカ文学の豊かさ、魅力のあかしでもある。Uブッ
クス「カフカ・コレクション」本書にて完結。『掟の問題』には、手稿の後半
部分から29篇を収録。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (2006/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 324ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4560071594
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560071595
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 3個の評価

著者について

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フランツ・カフカ
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年3月25日に日本でレビュー済み
カフカの短編やその他短い文章がまとめられた本です。同じく白水uブックスから出ている「万里の長城」に引き続き、カフカが遺したノートの内容が再現されています。
「掟の問題」「アフォリズム集成」「父への手紙」はカフカ作品の核心に触れる文章として、この本の中では特に重要だと思いました。他に収録されている短編でおすすめなのは、「人魚の沈黙」「こま」「ある犬の研究」「巣穴」です。

「掟の問題」は、小説というよりは説明文のような文章でした。貴族の間だけの秘密にされている掟や、貴族を非難する勇気を持たない民衆について考察されています。
カフカの思想を理解するための資料としては、「掟の問題」よりも「アフォリズム集成」と「父への手紙」の方が重要かもしれません。
カフカは哲学者のように切れ味のあるアフォリズムを遺しています。「おまえが課題そのものであって、どこにも生徒などいない」「生来、それから自由でないかぎり、克服できない問題があるものだ」など、明晰なアフォリズムがたくさんありました。
「父への手紙」では、臆病なカフカが荒々しい父親に対する恐怖を語っています。カフカの父はカフカを管理しながらカフカを責め立てる男だったようです。支配者である父親への恐怖やカフカ本人の臆病な性格は、カフカの作風に色濃く反映されていると思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年10月28日に日本でレビュー済み
所謂未定稿を集めたもので、完成度に関しては他の未完ものより一段劣るかな、という印象。父への手紙はカフカ文学を読み解く上で参考になるが手紙というより告白文と思えるくらい長い。アフォリズムは良かった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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