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のけ者 単行本 – 2010/5/1

5.0 5つ星のうち5.0 3個の評価

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商品の説明

出版社からのコメント

ニコラ23歳、無職、宿ナシ》
 かつては「深窓の令嬢」でありながら、どこの馬の骨とも知らぬ移民の若者と駆け落ちし、長年消息を絶っていたルイーズ・アフタリオンは、ある日、夫の忘れ形見ニコラを連れ、姉を頼ってパリに舞い戻る。だが、姉夫婦の冷たい仕打ちに耐えかね、親子はホテル暮らしを決意。やがてその宿代も滞納し、徐々に宿泊先のランクを下げていく。
 金の工面の担当は息子のニコラ、方法はもっぱら無心。親類や友人、また行きずりの誰かから金を借りては、踏み倒していく。決して悪気はないのだが、「貧乏貴族」アフタリオン親子は、ついつい調子に乗って、分もわきまえず、すぐに浪費してしまうのだ。
 追い詰められたニコラは、ようやく郊外の工場に働き口を見つけるが、厳しい規律や表層的な人間関係に疲れ、たった二週間で突然の出社拒否。とうとう母親も精神のバランスを崩し、借金の当ても遂になくなり、親子は破滅へと向かっていく--。
 一見、救いのない凄惨な話にも思えるが、かのベケットから「心に沁みる細部のセンス」と称えられたボーヴの筆は、<どん底>の中にも、驚くべき詩情や安らぎ、可笑しみを描き出す。疎外感・劣等感・被害妄想......現代人の心の暗部をとびきりの抒情で詠いあげた、ボーヴの傑作小説。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (2010/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 314ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4560080674
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560080672
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 3個の評価

著者について

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エマニュエル・ボーヴ
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これはとても怖い話ですね。残りわずかな資産を食いつぶし、職も探さず、現実逃避してばかりで、イライラさせられるニコラですが、一時的にではあってもこういう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。進路に悩みながら、勉強に身が入らなかった中学高校時代や自分にはもっといい位置があるだろうなんて就職に消極的だった大学時代、なんとなくこういう周りを苛立たせるような態度をとっていた自分が目に浮かびます。もしあの時あのまま目が覚めなかったら、と思うととても他人事とは思えない。ボーヴは現実に対処するのが苦手な人間の弱さを描くのがとてもうまいですね。私にはとても怖い作家です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年9月28日に日本でレビュー済み
本屋さんでこの素晴らしい表紙を見て一目惚れ。ただ今まで何度もフランスの小説を読んでは挫折してきたので(たまたま選んだ本が合わなかっただけだとは思うけれど・・・)ちょっと躊躇した。
けれどもこの本は文体も非常に読みやすく、描かれている内容も80年以上も前の本とは思えなくて、現代でも十分通じるというか、ああこういう奴、今でもいるよなあ・・・としみじみ思うのだ。
人間というのは国も時代も関係なく、普遍的なものなんだなあと。

この本では金が無くなる→他人から金を借りる→浪費する→金が尽きる→借金を踏み倒す、をひたすら繰り返し、どんどん金を貸してくれる人が減っていき、どんどん世の中から孤立して、他人に蔑んだ目で見られ自尊心をぼろぼろにされ、みじめになっていく様が淡々と描かれている。
それがいちいち面白い。

働こうともせず他人から金を借りては浪費ばかりしているくせに、自分たち親子に金をくれて助けてくれる人が誰も世の中にいないなんて信じられない!と悲嘆にくれ、散々自分たちが借金を踏み倒してきた親戚や友人や世の中を逆恨みしているというアホが主人公、しかも親子そろってである。
しかもどこかで何の根拠も無く自分の優れた資質を誰かが見抜いて注目してくれるかも、とか思っていたりするあたり、始末におえない。

たまにニュースとかで見かける金目当ての殺人事件。働きもせず自堕落な生活をして金を浪費して、挙句金のために他人を殺すような輩は今世の中にたくさんいるが、心理としてはこの本のアフタリオン親子のような感じなんだろうなあと思う。

主人公のニコラはもちろんそのような殺人を犯すことはないし凶悪な人間ではないが、彼は卑劣なこともするし、基本的に思考回路が傲慢で、甘ったれてて、どうしようもない人間だ。世の中舐めくさってて、甘ったれてて自堕落で、怠け者で、破滅へ向かうのもすべて自業自得なのだが・・・しかしどこか憎めない。

話としては悲惨な話といえばそうなのだが、どことなくユーモラスにも感じられる。
あああ馬鹿だなあ、ほんとにどうしようもない馬鹿だなあ・・・と苦笑いしてしまうのだ。

ホームレスすれすれの生活をしているにも関わらず、金があったらああするこうすると母と一緒に妄想し(なぜかこの親子は、この広い世の中には自分たちに大金をくれる親切な人がいるはずだと思っている)、金があったらあれに使うこれに使う、と計画を練ったり(金を得る計画じゃなくて、大金持ちになったら何をするか、どういう家を建てるかとかの計画である)、道を歩いているときに他人が「裸で町を歩いたら金をあげよう」とか「ここから飛び降りたら全財産を君に譲る」とか、何かしらの理由で誰かが金をくれるような気がしてくるあたりは本当に可笑しい。
当然悲惨な結末が待っているのだが、それがまた私にはなんだか説得力があって可笑しく(以下、これから読むつもりの人は結末が書いてあるので気をつけて)
そうだよなあ、こういう人間なんだから●ぬにしても●殺するわけないよなあ・・・と大いに納得した。

しかし笑いつつも少々心が痛いのは、私自身も宝くじが当たったら何に使うか、と妄想する癖があり、しかもそのテの妄想がとても楽しいことを知っているからだ。
特技も得意分野も技術も無いくせに、しかも大して努力もしてないくせに、現状に不満タラタラで、会社や上司の文句を言っているあたり、そしてどこかで世の中が、他人が、自分に都合のいいように動いてくれないものか(動いてくれるかも)と考えているあたり、自分がニコラとは似ていないとは言い切れないのだ。(実際私は今このレビューを会社のパソコンで、仕事中に、書いているという・・・本当に不真面目で、いい加減なダメ人間である)
そういう思いが、私にとって、この本を特別なものにしている。

それから、私がこの本の中でとても心に残って場面のひとつは、二コラの父親の半生が描かれた部分であった。
悲惨な生い立ち、とことん孤独で、馬鹿にされ蔑まれこき使われた惨めな日々、その中で自分を救ってくれたたった一人の友人との生活などが描かれている。
りんごと一切れのパンをかばんに入れて、朝早くからの過酷な仕事へ出かける日々。けれど「仕事が終わればあの人に会える」「今日はあの人にどんな話をしよう」というささやかな幸せがあり、親切にしてくれる友人へのささやかなプレゼントを緊張して手を震わせながら机に置いておいたり、勉強を教えてくれている友人が、二コラの父が勉強中に眠ってしまいそうになると淹れるくれるお茶から立ち上る湯気(後年、彼は湯気を見るとその友人を思い出すことになる)を見て申し訳なさそうに微笑むあたり・・・切なくて切なくて胸が苦しくなるのだ。

訳者あとがきによるとこのニコラの父が主人公の短編があるらしく、「のけ者」の中では二コラの父と母がどこで出会ったかは書かれているものの、恋に落ちるくだりは省かれていたのだが、この短編ではその辺も描かれているとのこと・・・できれば読んでみたい。(白水社さん、ぜひ!)

とにかく、私はこの「のけ者」という小説をものすごく気に入ってしまったので、今後著者のエマニュエル・ボーヴの他の本も読んでみるつもりです。
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