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ローズ・ベルタン ─ マリー・アントワネットのモード大臣 単行本 – 2012/1/24
フランス王妃を虜にした美しい衣装、斬新なアイデア──第三身分でありながら18世紀ヨーロッパのファッションを牽引し、オートクチュールの礎を築いたモード商ベルタンの波乱の生涯。
- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2012/1/24
- ISBN-104560081913
- ISBN-13978-4560081914
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商品の説明
出版社からのコメント
《ファッションデザイナーの祖》
18世紀ヨーロッパのファッションを牽引したモード商、ローズ・ベルタンの伝記。
ピカルディ地方の庶民の子として生まれたベルタンは、パリの高級店で修業したのち、自分の店「オ・グラン・モゴル」を開く。
オーストリアからフランス宮廷に輿入れしてきたばかりの質素で野暮ったかったマリー=アントワネットは、ベルタンと出会い、彼女が創り出す美しい衣装、斬新なアイデアに心を奪われていく。第三身分であるにもかかわらず、毎日、自分の居室に出入りさせ、ことあるごとに意見を求めた。才能一つで階段を駆け上り、王妃と一体となりながらモードを通じて貴族社会に君臨したベルタンは、「モード大臣」と呼ばれた。彼女は自らのセンス自体を商品と考えた初めての人物で、ファッションデザイナーという職業の祖、オートクチュールの礎となった。
これまでのアントワネットの伝記では、ベルタンは王妃の奢侈の誘因としてのみ描かれることが多かった。本書は同時代の史料から丁寧に記録を拾い、進取の気質にあふれ、モード産業を組織化し、国際的ビジネスウーマンとして活躍した彼女の波瀾の生涯をたどる。図版多数。
18世紀ヨーロッパのファッションを牽引したモード商、ローズ・ベルタンの伝記。
ピカルディ地方の庶民の子として生まれたベルタンは、パリの高級店で修業したのち、自分の店「オ・グラン・モゴル」を開く。
オーストリアからフランス宮廷に輿入れしてきたばかりの質素で野暮ったかったマリー=アントワネットは、ベルタンと出会い、彼女が創り出す美しい衣装、斬新なアイデアに心を奪われていく。第三身分であるにもかかわらず、毎日、自分の居室に出入りさせ、ことあるごとに意見を求めた。才能一つで階段を駆け上り、王妃と一体となりながらモードを通じて貴族社会に君臨したベルタンは、「モード大臣」と呼ばれた。彼女は自らのセンス自体を商品と考えた初めての人物で、ファッションデザイナーという職業の祖、オートクチュールの礎となった。
これまでのアントワネットの伝記では、ベルタンは王妃の奢侈の誘因としてのみ描かれることが多かった。本書は同時代の史料から丁寧に記録を拾い、進取の気質にあふれ、モード産業を組織化し、国際的ビジネスウーマンとして活躍した彼女の波瀾の生涯をたどる。図版多数。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2012/1/24)
- 発売日 : 2012/1/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 202ページ
- ISBN-10 : 4560081913
- ISBN-13 : 978-4560081914
- Amazon 売れ筋ランキング: - 642,067位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,678位世界史 (本)
- - 105,505位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
永遠のお姫様アントワネットを華やかさの高みへと導いた賢女の軌跡。
2019年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マリー・アントワネットのドレスをプロデュースしていたことで知られるベルタンですが、他にも様々な王侯貴族の衣装を作っていたこと、彼女のこだわり、とても勉強になりました。
ベルタンの住んだ館など、写真もあればもっと良かった。
ベルタンの住んだ館など、写真もあればもっと良かった。
2017年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この人が、作ったドレスはマリーアントワネットの為のものでしたが現代の時代の私でも何着かお金があったら作って貰いたいくらいです。
2012年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで「ローズ・ベルタン」というと、『ベルサイユのばら』に出てくる家庭教師か教育ママのようなメガネをかけたほっそりした女性をイメージしていました。
名前を服飾の歴史書に残す彼女ですが、ほんの気持ち名前が出てくるのみで、常にそんなイメージでした。
この本では、冒頭に彼女の肖像画が載っているので、読んでいる最中のイメージを、切り替えて読むことができました。これは大きいと思います。
内容について。
服装史についての本は沢山出ていますが、一人の人物が生きた時代にのみ焦点を当てることによって始めて掘り下げられるような、
新しい知識の連続でした――少なくとも、私にとっては。
例えば、「プフ」という用語の本当の意味、当時の流行色の、今の日本人から見たらちょっと、
いえかなり滑稽なネーミング(『ベルばら』で出てきた”ひそかなためいき”も色の名前だったということを始めて知りました!)、
髪結い担当のレオナールとの奇想天外なコラボレーションや、当時の服飾業界の裏側を垣間見ることが出来るのです。
なにより、服のデザイナーであり、新しいライフスタイルを提唱し、経営をも一手に”企画”し続けたベルタン嬢の人生を通してみることによって、
デザイナー兼経営者(店のオーナー)を目指す人にとって、多少なりとも参考になるのではないでしょうか。
今まであまり深く言及されることの無かった、アントワネット妃の”モード大臣”ことベルタンについて知りたい時に、まず読むべき本といえるでしょう。
(勿論幾つかの本でも多少言及されていることもありますが)
唯一にしてベスト!とも言える本書ですが、たった一つ不満があります。図版の少なさです。
これは当時の風習らしく、名前こそ知れていても”ブランド”という観念がなかったため(あるいは革命の混乱の中失われた情報のためか)、
「これを作ったのはベルタン」という、確かな記録が残っていることがまず、ないそうで、
そのためにアントワネットの図版が多用されていない理由は仕方なし、といえるでしょう。
しかし、あまり馴染みのない用語やアイテムについて文字だけで理解するのは想像の限界という物。文中に記されているすのものズバリでなくとも、
近い物や、あるいは読者よりも詳しいであろう筆者のイラストででも、何か視覚的に理解の助けになる物が欲しい時もありました。
また、図版があるものでもあまり大きく無かったり、冒頭の数頁以外モノクロなのも相まって、やや物足りない印象になりました。
勿論この本が、服装史的な見地から強く研究され、書かれたものでないことは念頭においていても、
(服装史オタクの私のような者から見て)「折角なんだから、そこをあともう一息・・・!」と思う瞬間が何度かありました。
それを考慮し☆4にしました。
長々と書きましたが、ローズ・ベルタンがお好きな方・興味がある方、ベルタンに興味はなくとも18世紀フランス女性ファッションに興味がある方には、お勧めの一冊です。
名前を服飾の歴史書に残す彼女ですが、ほんの気持ち名前が出てくるのみで、常にそんなイメージでした。
この本では、冒頭に彼女の肖像画が載っているので、読んでいる最中のイメージを、切り替えて読むことができました。これは大きいと思います。
内容について。
服装史についての本は沢山出ていますが、一人の人物が生きた時代にのみ焦点を当てることによって始めて掘り下げられるような、
新しい知識の連続でした――少なくとも、私にとっては。
例えば、「プフ」という用語の本当の意味、当時の流行色の、今の日本人から見たらちょっと、
いえかなり滑稽なネーミング(『ベルばら』で出てきた”ひそかなためいき”も色の名前だったということを始めて知りました!)、
髪結い担当のレオナールとの奇想天外なコラボレーションや、当時の服飾業界の裏側を垣間見ることが出来るのです。
なにより、服のデザイナーであり、新しいライフスタイルを提唱し、経営をも一手に”企画”し続けたベルタン嬢の人生を通してみることによって、
デザイナー兼経営者(店のオーナー)を目指す人にとって、多少なりとも参考になるのではないでしょうか。
今まであまり深く言及されることの無かった、アントワネット妃の”モード大臣”ことベルタンについて知りたい時に、まず読むべき本といえるでしょう。
(勿論幾つかの本でも多少言及されていることもありますが)
唯一にしてベスト!とも言える本書ですが、たった一つ不満があります。図版の少なさです。
これは当時の風習らしく、名前こそ知れていても”ブランド”という観念がなかったため(あるいは革命の混乱の中失われた情報のためか)、
「これを作ったのはベルタン」という、確かな記録が残っていることがまず、ないそうで、
そのためにアントワネットの図版が多用されていない理由は仕方なし、といえるでしょう。
しかし、あまり馴染みのない用語やアイテムについて文字だけで理解するのは想像の限界という物。文中に記されているすのものズバリでなくとも、
近い物や、あるいは読者よりも詳しいであろう筆者のイラストででも、何か視覚的に理解の助けになる物が欲しい時もありました。
また、図版があるものでもあまり大きく無かったり、冒頭の数頁以外モノクロなのも相まって、やや物足りない印象になりました。
勿論この本が、服装史的な見地から強く研究され、書かれたものでないことは念頭においていても、
(服装史オタクの私のような者から見て)「折角なんだから、そこをあともう一息・・・!」と思う瞬間が何度かありました。
それを考慮し☆4にしました。
長々と書きましたが、ローズ・ベルタンがお好きな方・興味がある方、ベルタンに興味はなくとも18世紀フランス女性ファッションに興味がある方には、お勧めの一冊です。
2017年3月2日に日本でレビュー済み
ヨーロッパ中にその名が知れ渡った女性服飾デザイナー、ローズ・ベルタンの伝記です。
どうやってビジネスをはじめ、上流階級に取り入っていき王妃マリー・アントワネットの庇護を受けるようになったか。
ヨーロッパ中の王侯貴族とブルジョワ階級の憧れで、その夫達は洋服代に悲鳴をあげることに。
女性なら理解できる、楽しめる、華やかな物語で非常に面白かったです。
しかし資料が少なすぎて不満が残りました。
ヴェルサイユ宮殿のお土産ショップで売られていた大型本で「La mode à la cour de Marie-Antoinette」
これが当時の服飾画や写真が豊富で欲しかったのですが、日本人の店員さんによるとアマゾンでも買えるということだったので
帰国して仏アマゾンから個人輸入しました。4千円ぐらいでしたかね。
満足してます。
どうやってビジネスをはじめ、上流階級に取り入っていき王妃マリー・アントワネットの庇護を受けるようになったか。
ヨーロッパ中の王侯貴族とブルジョワ階級の憧れで、その夫達は洋服代に悲鳴をあげることに。
女性なら理解できる、楽しめる、華やかな物語で非常に面白かったです。
しかし資料が少なすぎて不満が残りました。
ヴェルサイユ宮殿のお土産ショップで売られていた大型本で「La mode à la cour de Marie-Antoinette」
これが当時の服飾画や写真が豊富で欲しかったのですが、日本人の店員さんによるとアマゾンでも買えるということだったので
帰国して仏アマゾンから個人輸入しました。4千円ぐらいでしたかね。
満足してます。
2012年3月5日に日本でレビュー済み
ロココ時代のモード大臣・ローズ・ベルタンの生涯を辿る一冊。
フランス国内だけでなく、各国の王侯貴族どれだけベルタンに夢中だったかがよくわかった。
確実にベルタン作だとわかっているドレス(子供用)は一着だけ残っているそうだが、
それ以外は(今のところ)現存しない。
ベルタンの評伝なので、巻頭のカラーページにその写真があったら嬉しかった。
各国の地方の名前が冠となっている○○風ドレスと言うのはベルタン発なのだそう。
と言うことはオスカルが着た「オダリスク風ドレス」のデザインはベルタンなのでは?
と妄想してしまった。
残念なのは訳。
『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』がひどかったから、予想はしてたけど
実際目の当たりにするとがっかりする。小説じゃなくて良かった。
「パリ行きの列車は毎週水曜日の朝5時発だった。」
列車とは何をさしているのか?何をイメージして読めばいいのか?
この時代、まだ汽車は発明されていなかったはず。
また、タンプル塔と書いたりテンプル塔と書いたり、同じ名詞なのに
統一感がない。これは「ベルサイユ宮殿に暮らす」でも散見されていた。
これは、訳者と言うより編集者の方の見落としなのかな。。。
フランス国内だけでなく、各国の王侯貴族どれだけベルタンに夢中だったかがよくわかった。
確実にベルタン作だとわかっているドレス(子供用)は一着だけ残っているそうだが、
それ以外は(今のところ)現存しない。
ベルタンの評伝なので、巻頭のカラーページにその写真があったら嬉しかった。
各国の地方の名前が冠となっている○○風ドレスと言うのはベルタン発なのだそう。
と言うことはオスカルが着た「オダリスク風ドレス」のデザインはベルタンなのでは?
と妄想してしまった。
残念なのは訳。
『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』がひどかったから、予想はしてたけど
実際目の当たりにするとがっかりする。小説じゃなくて良かった。
「パリ行きの列車は毎週水曜日の朝5時発だった。」
列車とは何をさしているのか?何をイメージして読めばいいのか?
この時代、まだ汽車は発明されていなかったはず。
また、タンプル塔と書いたりテンプル塔と書いたり、同じ名詞なのに
統一感がない。これは「ベルサイユ宮殿に暮らす」でも散見されていた。
これは、訳者と言うより編集者の方の見落としなのかな。。。
2015年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼女自身の資料やエピソードが残っていないのか、具体的にどんなドレスだったのか、どんなデザインを作り出したのか、貴族たちの肖像画のどのドレスがベルダンのデザインなのかは不明なのが残念です。。
マリーアントワネットとの逸話の中で、タンプルの塔に面会に訪れ喪服の注文を受けたが、宮廷時代に請求していた法外な金額とは異なり、かなり小額だったという記録が残っているのが興味深かったです。アントワネットの娘、マリーテレーズの回想録に書いてあったように「母は、パリのお店の住所が書いてある紙切れをいつも大事に持っていた」と。想像ですが、ローズベルダンのお店かなと思いました。革命の最中、パリに残りタンプルの塔にも出向いていたということは、金銭的なつながり以上のものが二人にはあったのかもしれません。ただ、残念ながらこの本からはそれは知り得ません。箇条書きに近く、全体的にイメージしにくい文章です。例えば、宮廷デザイナーとして成功した時に、莫大な金額を積んで屋敷や別荘を購入したと。平民出身のお針子から王妃担当まで上り詰めた女性がどんな生活を送っていたのかも不明、どの程度の屋敷だったのか、現存しているなら写真を見たかったなとも思いました。
マリーアントワネットとの逸話の中で、タンプルの塔に面会に訪れ喪服の注文を受けたが、宮廷時代に請求していた法外な金額とは異なり、かなり小額だったという記録が残っているのが興味深かったです。アントワネットの娘、マリーテレーズの回想録に書いてあったように「母は、パリのお店の住所が書いてある紙切れをいつも大事に持っていた」と。想像ですが、ローズベルダンのお店かなと思いました。革命の最中、パリに残りタンプルの塔にも出向いていたということは、金銭的なつながり以上のものが二人にはあったのかもしれません。ただ、残念ながらこの本からはそれは知り得ません。箇条書きに近く、全体的にイメージしにくい文章です。例えば、宮廷デザイナーとして成功した時に、莫大な金額を積んで屋敷や別荘を購入したと。平民出身のお針子から王妃担当まで上り詰めた女性がどんな生活を送っていたのかも不明、どの程度の屋敷だったのか、現存しているなら写真を見たかったなとも思いました。