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「空気」の構造: 日本人はなぜ決められないのか 単行本 – 2013/5/24
池田 信夫
(著)
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購入オプションとあわせ買い
社員は優秀なのに経営者が無能!?
「空気」をどう読むか―。さまざまな次元の絆/共同性のなかで、われわれ「日本人」は、絶えずこの問題にぶち当たる。会社組織や組合活動は言うまでもない。帝国陸軍のインパール作戦から東電福島第一原発の事故対応に至るまで、いったんこの「空気」の構造が発動すると、そこに待っているのは「思考停止」と組織の崩壊である。
本書は、著名なブロガーで、ブログ論壇「アゴラ」を主宰して財界人や起業家、ビジネスマンに絶大な影響力を誇る池田信夫氏の渾身の書き下ろしである。経済学をベースに生物学や人類学、民俗学の最新の知見を援用しながら、従来の日本論に「空気」という視角でメスを入れてゆく。
日本論というと、徳川の泰平意識と「国学」、バブル経済と「日本的経営」というように、ブームは日本が調子のいい時代に訪れている。本書はこうしたものにとどまらず、丸山眞男、梅棹忠夫、山本七平、『失敗の本質』共同研究、網野善彦、與那覇潤ら、戦後の言説を振り返りながら、低成長下日本の現在を踏まえて展開してゆくのが最大の特長となる。
そもそも「空気」とは何か? また「空気」はいつ、いかなる形で醸成されるのか? そして、そこから脱出することは果たして可能なのか? 閉塞した今を乗り越えるための一冊!
「「空気」という言葉は学術用語ではない。山本七平の使った比喩で、厳密な定義があるわけでもないが、最近でも「空気読め」とかKY(空気を読めない)とか、日常語でもよく使われる。山本は「ムード」とも言い換えているが、「空気」はそういう雰囲気だけではなく、まわりの人々の暗黙の同調圧力をさすことが多い。」(第二章「空気」の支配 より)
「空気」をどう読むか―。さまざまな次元の絆/共同性のなかで、われわれ「日本人」は、絶えずこの問題にぶち当たる。会社組織や組合活動は言うまでもない。帝国陸軍のインパール作戦から東電福島第一原発の事故対応に至るまで、いったんこの「空気」の構造が発動すると、そこに待っているのは「思考停止」と組織の崩壊である。
本書は、著名なブロガーで、ブログ論壇「アゴラ」を主宰して財界人や起業家、ビジネスマンに絶大な影響力を誇る池田信夫氏の渾身の書き下ろしである。経済学をベースに生物学や人類学、民俗学の最新の知見を援用しながら、従来の日本論に「空気」という視角でメスを入れてゆく。
日本論というと、徳川の泰平意識と「国学」、バブル経済と「日本的経営」というように、ブームは日本が調子のいい時代に訪れている。本書はこうしたものにとどまらず、丸山眞男、梅棹忠夫、山本七平、『失敗の本質』共同研究、網野善彦、與那覇潤ら、戦後の言説を振り返りながら、低成長下日本の現在を踏まえて展開してゆくのが最大の特長となる。
そもそも「空気」とは何か? また「空気」はいつ、いかなる形で醸成されるのか? そして、そこから脱出することは果たして可能なのか? 閉塞した今を乗り越えるための一冊!
「「空気」という言葉は学術用語ではない。山本七平の使った比喩で、厳密な定義があるわけでもないが、最近でも「空気読め」とかKY(空気を読めない)とか、日常語でもよく使われる。山本は「ムード」とも言い換えているが、「空気」はそういう雰囲気だけではなく、まわりの人々の暗黙の同調圧力をさすことが多い。」(第二章「空気」の支配 より)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社白水社
- 発売日2013/5/24
- ISBN-104560082820
- ISBN-13978-4560082829
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商品の説明
著者について
池田信夫(いけだ・のぶお)
1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。現在、株式会社アゴラ研究所所長。著書に『電波利権』(新潮新書)、『ハイエク 知識社会の自由主義』(PHP新書)、『イノベーションとは何か』(東洋経済新報社)、『「日本史」の終わり』(與那覇潤氏との共著、PHP研究所)他。
1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。現在、株式会社アゴラ研究所所長。著書に『電波利権』(新潮新書)、『ハイエク 知識社会の自由主義』(PHP新書)、『イノベーションとは何か』(東洋経済新報社)、『「日本史」の終わり』(與那覇潤氏との共著、PHP研究所)他。
登録情報
- 出版社 : 白水社 (2013/5/24)
- 発売日 : 2013/5/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4560082820
- ISBN-13 : 978-4560082829
- Amazon 売れ筋ランキング: - 530,432位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 52,439位ビジネス・経済 (本)
- - 90,396位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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経済学者。1953年、京都府生まれ。東京大学経済学部を卒業後、NHK入社。93年に退職後、国際大学GLOCOM教授、経済産業研究所上席研究員などを経て、現在は株式会社アゴラブックス代表取締役、上武大学経営情報学部教授。学術博士(慶應義塾大学)。著書に『使える経済書100冊』『希望を捨てる勇気──停滞と成長の経済学』、共著に『なぜ世界は不況に陥ったのか』など。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「空気を読む」がいかに前時代的なことか、いかに愚かなことか、を知ることができる本書です。
2013年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
じつに、刺戟的な本。
内容は、著者のブログの熱心な読者ならば既視感のあるものもふくみます。
自分程度の通りすがりの者でも、ある程度は気づくくらいですから。
一方で、自分のようなアナログ読者には、(Kindle版の有無にかかわらず)こうして
二百数十ページ、タテ組の単行本として通読することで、説得力は増すようにも思います。
本書は、序章と8つの章より成っていて、並べると…、
序「『空気』が原発を止めた」、1「日本人論の系譜」、2「『空気』の支配」、
3「日本人の『古層』」、4「武士のエートス」、5「日本軍の『失敗の本質』」、
6「日本的経営の神話」、7「平和のテクノロジー」、8「日本型デモクラシーの終わり」
と、目次を一瞥すれば、著者のブログの読者でなくとも、丸山真男と山本七平の “日本(人)研究”が
本書の強い動機づけにあることは、自明。じっさい本書の眼目は、両者の視点を冷静に評価しながら、
果たして今なお、彼らの方法が有効かどうかを、分りやすく分析していくところにあるといえます。
著者は刊行直後のブログで、以下のように書いていました(5月24日)。
――本書では私の問題意識にそって日本人の意思決定の特徴を論じている本を
取り上げ、それを私なりに整理して現代の問題を考えたい。ただ、これまでの
日本人論は学問的な根拠のない印象論が多いので、本書では経済学や歴史学の
成果を応用して、なるべく学問的に考えてみたい――。
好悪はともかく、以上の戦略は、かなり成功しているのではないでしょうか。
告白すると、著者の既刊書は数冊トライしましたが、通読できず。
しかし本書は、2日ほどで読めてしまいました。これも著者の戦略の至らしめるところでしょう。
論述は、じつに怜悧で、かつ執拗。それでも、晦渋さはありません。
つまり、おおかたの読者の関心のありかについて、それこそ、よく“空気”を見切っていると思います。
著名人を何人も俎上にのせながら決して毒にも薬にもならない人物月旦に陥らず。
アカデミスムに“誠実”すぎるあまり資料の洪水で読者を溺れ死にさせるような愚も犯さず。
丸山や山本をひんぱんに引き、くり返し論じながらも、みごとな手綱捌き。
ことに、山本の『「空気」の研究』(文藝春秋)からの引用の手際は、じつに心にくい。
本書を読んだあとこの山本の本を読み返すと、70年代最大の社会問題であった公害問題はじめ、
日中国交回復などの政治問題、さらには原子力にも、山本が言及しているのを知って驚きます。
ただし、そうした山本の議論の前提といいますか、あるいは研究の “培地”について、著者は深く踏み込みません
(その反面、2011年以来の日本の危機については、当然ながら著者ならではの議論を展開しています)。
何よりも、本書で著者らしさが出ているのではないかと思うのが、
「序章」と「8章」を除く各章末に置かれた「日本人の肖像」というコラムふうの短文。
1で「福沢諭吉」、2で「北一輝」、3で「南方熊楠」、4で「岸信介」、
5で「石原莞爾」、6で「中内功」、そして、7で「昭和天皇」。
著者のブログ上の言説には、はっきりと反撥を覚えることもあります。
しかし、ここに掲示された7人の素描のおそるべき説得力には、慄然とします。
賛否はあって当然ですが、今後の“日本人論”をまじめに語る際には不可欠の本ではないでしょうか。
内容は、著者のブログの熱心な読者ならば既視感のあるものもふくみます。
自分程度の通りすがりの者でも、ある程度は気づくくらいですから。
一方で、自分のようなアナログ読者には、(Kindle版の有無にかかわらず)こうして
二百数十ページ、タテ組の単行本として通読することで、説得力は増すようにも思います。
本書は、序章と8つの章より成っていて、並べると…、
序「『空気』が原発を止めた」、1「日本人論の系譜」、2「『空気』の支配」、
3「日本人の『古層』」、4「武士のエートス」、5「日本軍の『失敗の本質』」、
6「日本的経営の神話」、7「平和のテクノロジー」、8「日本型デモクラシーの終わり」
と、目次を一瞥すれば、著者のブログの読者でなくとも、丸山真男と山本七平の “日本(人)研究”が
本書の強い動機づけにあることは、自明。じっさい本書の眼目は、両者の視点を冷静に評価しながら、
果たして今なお、彼らの方法が有効かどうかを、分りやすく分析していくところにあるといえます。
著者は刊行直後のブログで、以下のように書いていました(5月24日)。
――本書では私の問題意識にそって日本人の意思決定の特徴を論じている本を
取り上げ、それを私なりに整理して現代の問題を考えたい。ただ、これまでの
日本人論は学問的な根拠のない印象論が多いので、本書では経済学や歴史学の
成果を応用して、なるべく学問的に考えてみたい――。
好悪はともかく、以上の戦略は、かなり成功しているのではないでしょうか。
告白すると、著者の既刊書は数冊トライしましたが、通読できず。
しかし本書は、2日ほどで読めてしまいました。これも著者の戦略の至らしめるところでしょう。
論述は、じつに怜悧で、かつ執拗。それでも、晦渋さはありません。
つまり、おおかたの読者の関心のありかについて、それこそ、よく“空気”を見切っていると思います。
著名人を何人も俎上にのせながら決して毒にも薬にもならない人物月旦に陥らず。
アカデミスムに“誠実”すぎるあまり資料の洪水で読者を溺れ死にさせるような愚も犯さず。
丸山や山本をひんぱんに引き、くり返し論じながらも、みごとな手綱捌き。
ことに、山本の『「空気」の研究』(文藝春秋)からの引用の手際は、じつに心にくい。
本書を読んだあとこの山本の本を読み返すと、70年代最大の社会問題であった公害問題はじめ、
日中国交回復などの政治問題、さらには原子力にも、山本が言及しているのを知って驚きます。
ただし、そうした山本の議論の前提といいますか、あるいは研究の “培地”について、著者は深く踏み込みません
(その反面、2011年以来の日本の危機については、当然ながら著者ならではの議論を展開しています)。
何よりも、本書で著者らしさが出ているのではないかと思うのが、
「序章」と「8章」を除く各章末に置かれた「日本人の肖像」というコラムふうの短文。
1で「福沢諭吉」、2で「北一輝」、3で「南方熊楠」、4で「岸信介」、
5で「石原莞爾」、6で「中内功」、そして、7で「昭和天皇」。
著者のブログ上の言説には、はっきりと反撥を覚えることもあります。
しかし、ここに掲示された7人の素描のおそるべき説得力には、慄然とします。
賛否はあって当然ですが、今後の“日本人論”をまじめに語る際には不可欠の本ではないでしょうか。
2013年6月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山のように日本人論は登場。しかし著者の言うように、それを歴史的文脈の中で掘り下げ、現代日本に役立つ知恵の形に集約したのは、山本七平、丸山真男だろう。ただ2人の論考も、どうすればいいのかという結論は示していない。
その再構築に取り組んだ本。内外の名著、日本の古典、丸山の未発表の講義録、そして今私たちが体験する原子力や経済政策の混迷に照らし、なぜ生じたか、そしてこれからどこにいき、どう曖昧な組織とウチを変えるのかの考察。
著者の博識に感銘を受ける。ただ、問題設定が大きすぎ、一読後、筆者の投げかけた問いはよくわからないとの感想もいだいてしまう。しかし、表層的な通俗書、日本人論、自己啓発書、より、こうした分かりやすい思想書、専門書と格闘し、答えはなくても考えることが、逆に私たちに必要なことと考える。
その再構築に取り組んだ本。内外の名著、日本の古典、丸山の未発表の講義録、そして今私たちが体験する原子力や経済政策の混迷に照らし、なぜ生じたか、そしてこれからどこにいき、どう曖昧な組織とウチを変えるのかの考察。
著者の博識に感銘を受ける。ただ、問題設定が大きすぎ、一読後、筆者の投げかけた問いはよくわからないとの感想もいだいてしまう。しかし、表層的な通俗書、日本人論、自己啓発書、より、こうした分かりやすい思想書、専門書と格闘し、答えはなくても考えることが、逆に私たちに必要なことと考える。
2013年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小生が影響を受けた2人の名前を挙げているので興味を持って読みました。
日本は平和だったから云々という考え方は、むかし読んだ『肉食の思想』を思い起こさせました。梅棹理論も挙げていますが、それよりバーマンをもっとしっかりうけとめるべきではないでしょうか。
バーマンも名前に言及しているだけで、彼がみごとに説明しているカトリック教会と東方正教会の違いは無視したままです。我々も、どちらかというと東方正教会的な考え方をしています(遠藤周作は東方正教会こそ日本人にふさわしいキリスト教だと言っています!)。
「カトリック教会⇒プロテスタント」、これが欧米人の思考様式を決めているのではないでしょうか。少々、期待はずれでした。
日本は平和だったから云々という考え方は、むかし読んだ『肉食の思想』を思い起こさせました。梅棹理論も挙げていますが、それよりバーマンをもっとしっかりうけとめるべきではないでしょうか。
バーマンも名前に言及しているだけで、彼がみごとに説明しているカトリック教会と東方正教会の違いは無視したままです。我々も、どちらかというと東方正教会的な考え方をしています(遠藤周作は東方正教会こそ日本人にふさわしいキリスト教だと言っています!)。
「カトリック教会⇒プロテスタント」、これが欧米人の思考様式を決めているのではないでしょうか。少々、期待はずれでした。
2014年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山本七平、丸山真男から多くを引用しつつ、さらに独自の論考を深めた労作。
個人的には、日本人の特質としての「空気」を考察するだけでなく、
それを一つのツールとして現代社会の問題をわかりやすく解きほぐした考察は
とても腑に落ちる内容でした。
米国企業はCEOを変えればガラリと様変わりしますが、
日本企業はトップだけ外からつれてきても簡単に変わらないのは、
多くの外国人経営者の失敗を見ても明らか。
「空気」に支配されている日本企業は、
日産のように変わらなければ死ぬような状況に追い込まれないと
改革が進まないのでしょう。
「じゃあどうすればいいか」についての最後の提言は、
さすがに池田氏もストレートな解を見出せているわけではないのか平板ではありますが、
組織論や企業改革に興味があるかたは一読の価値ありと思います。
個人的には、日本人の特質としての「空気」を考察するだけでなく、
それを一つのツールとして現代社会の問題をわかりやすく解きほぐした考察は
とても腑に落ちる内容でした。
米国企業はCEOを変えればガラリと様変わりしますが、
日本企業はトップだけ外からつれてきても簡単に変わらないのは、
多くの外国人経営者の失敗を見ても明らか。
「空気」に支配されている日本企業は、
日産のように変わらなければ死ぬような状況に追い込まれないと
改革が進まないのでしょう。
「じゃあどうすればいいか」についての最後の提言は、
さすがに池田氏もストレートな解を見出せているわけではないのか平板ではありますが、
組織論や企業改革に興味があるかたは一読の価値ありと思います。
2013年12月28日に日本でレビュー済み
著者の日本人の意思決定は「空気」によって決まると言う指摘に興味深く読んだ。
空気は人間の目には見えないものなので、その結果は誰も責任を負わない無責任
なシステムであると言う見方は、企業の取締役会や内閣の意思決定におけるマネ
ージメントでも共通しているように思える。
著者はその原因を欧米や中国のように迅速なトップダウン方式による意思決定で
はなく、ボトムアップ方式による無責任体制であると看破している。
それは良くも悪くも現場の最前線で働く人達は極めて優秀だが、彼等を管理し結
果責任を取らない管理者側に問題がある日本特有の現象であるようにも思える。
本書は知識人たちの書籍や書評を交えて日本の歴史的な意思決定プロセスについ
て論を展開されていて素人にも大変分かりやすい内容となっている。ただ残念な
のは欧米のキリスト教社会が生んだ「法の支配体制」や中国共産党の「王朝支配
体制」のように戦略と優先順位の最適化を行えるようにするためには、日本が自
分たちのシステムをどのように改変したら空気ではなく目に見える形での責任あ
る体制に変えていけるのかという課題についての内容が浅いことが残念だ。
空気は人間の目には見えないものなので、その結果は誰も責任を負わない無責任
なシステムであると言う見方は、企業の取締役会や内閣の意思決定におけるマネ
ージメントでも共通しているように思える。
著者はその原因を欧米や中国のように迅速なトップダウン方式による意思決定で
はなく、ボトムアップ方式による無責任体制であると看破している。
それは良くも悪くも現場の最前線で働く人達は極めて優秀だが、彼等を管理し結
果責任を取らない管理者側に問題がある日本特有の現象であるようにも思える。
本書は知識人たちの書籍や書評を交えて日本の歴史的な意思決定プロセスについ
て論を展開されていて素人にも大変分かりやすい内容となっている。ただ残念な
のは欧米のキリスト教社会が生んだ「法の支配体制」や中国共産党の「王朝支配
体制」のように戦略と優先順位の最適化を行えるようにするためには、日本が自
分たちのシステムをどのように改変したら空気ではなく目に見える形での責任あ
る体制に変えていけるのかという課題についての内容が浅いことが残念だ。
2013年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人論として内容も深いが、元ジャーナリストらしく、最新のトピックスも織り込んで飽きさせない。引用される著書も日本人論の古典をほとんど網羅する力作である。
日本人の意識を表層、古層、最古層の3層構造とし、古層の「たこつぼ文化」が部分最適を全体最適に優先させる「空気」重視を生んでいるという。西欧諸国に比べ、古代から戦争経験が少なく、平和な時代が長かった日本では小集団(村落、地域)の利益を優先し、より大きな集団(地方、国)にまとめようとする強いリーダーの出現を嫌う傾向が強かった。通常的時代変化には個別最適化は短時間で可能なため、社会的効率は高いが、対外戦争やグローバリゼイションのような大きな変化には小集団間の利害が対立し、社会的構造改革は容易には決められず「先送り」となる。そのあたりを「日本的デモクラシー」と呼び、著者は必ずしも否定的ではない。
今後の具体的課題も明示しているし、示唆に富む引用も多い。ただ網羅する範囲が縄文時代から現代、地域は全世界と広いため、焦点が定らない印象が残る。 以上
日本人の意識を表層、古層、最古層の3層構造とし、古層の「たこつぼ文化」が部分最適を全体最適に優先させる「空気」重視を生んでいるという。西欧諸国に比べ、古代から戦争経験が少なく、平和な時代が長かった日本では小集団(村落、地域)の利益を優先し、より大きな集団(地方、国)にまとめようとする強いリーダーの出現を嫌う傾向が強かった。通常的時代変化には個別最適化は短時間で可能なため、社会的効率は高いが、対外戦争やグローバリゼイションのような大きな変化には小集団間の利害が対立し、社会的構造改革は容易には決められず「先送り」となる。そのあたりを「日本的デモクラシー」と呼び、著者は必ずしも否定的ではない。
今後の具体的課題も明示しているし、示唆に富む引用も多い。ただ網羅する範囲が縄文時代から現代、地域は全世界と広いため、焦点が定らない印象が残る。 以上
2013年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アベノミクスに関する本と思いきや「空気を読む」内容をテーマにしています。
主に日本陸軍の失策を例に挙げて今回の日銀政策を満場一致を批判しています。
本書の内容自体日本人の古来からの空気を読む雰囲気で物事を可決する非合理性を説いていて
納得のいくコンテンツだと思います。
しかし著者はリフレ派の自分の見解の相違のある著者の本を読むな(高橋洋一、浜田宏一、金子勝、ケインズなど)
を彼のブログ中心に書いていますが、これには耳を貸さないでください。
あくまで本を選び読むのは読者自身ですから。
それから著者は動画やブログを始め自分と意見の食い違う人々に対して誹謗・中傷が多すぎる。
上杉隆氏に一度謝罪してからは批判してはどうか?著者はブログで謝罪すると動画では本人の前で言いながら
まだ謝罪していないではないか?
主に日本陸軍の失策を例に挙げて今回の日銀政策を満場一致を批判しています。
本書の内容自体日本人の古来からの空気を読む雰囲気で物事を可決する非合理性を説いていて
納得のいくコンテンツだと思います。
しかし著者はリフレ派の自分の見解の相違のある著者の本を読むな(高橋洋一、浜田宏一、金子勝、ケインズなど)
を彼のブログ中心に書いていますが、これには耳を貸さないでください。
あくまで本を選び読むのは読者自身ですから。
それから著者は動画やブログを始め自分と意見の食い違う人々に対して誹謗・中傷が多すぎる。
上杉隆氏に一度謝罪してからは批判してはどうか?著者はブログで謝罪すると動画では本人の前で言いながら
まだ謝罪していないではないか?