フランスレジスタンスは１つではなく、思想背景の違い、地域性の違い、イギリス、アメリカによる工作、などから多くのグループがあった。
それぞれが、それぞれの思惑で行動し統制がとれていなかったが、徐々に統制されあるいは偏向し、収斂していく。
こうした過程を通史的に俯瞰した好著です。
「ペタン政権とアンリ・ジロー将軍」「ヴィシー政権成立と自由フランスの成立」「連合軍のノルマンディ反抗」「パリ解放とジャン・ムーラン」がそれぞれ大きな組織的転機となっていることが良くわかります。
映画「史上最大の作戦」ででてくる「暗号指令 ベルレーヌ」のことなども記述があり、興味深いですね。
レジスタンスの入門篇としてどうぞ。
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