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図説 日本呪術全書 単行本 – 1998/9/1
豊島 泰国
(著)
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本書は日本の歴史に現れた主要な呪術や呪法の方法、それにまつわる史話やエピソードなどを宗派別の枠組みで分類して纏めたものである。
読者は呪術に関してどのようなイメージをお持ちであろうか。ある人にとっては藁人形に五寸釘のセットを彷彿させるような何かしらおぞましいものであり、ある人にとっては非科学的な迷信の類にすぎないものかもしれない。
呪術という語を手元の小さな辞書で調べてみると、1まじない2魔術――と出ている。別の辞書には、神仏を祈って他人に不幸をもたらすこととある。実はそれだけでは不充分で、学者の説を総合して呪術を定義すれば、神仏あるいは、ある種の超自然的な威力によって災禍を免れたり、起こしたりすることなのである。つまり、密教的にいえば息災と調伏との二重の意味が含有しているのである。事実、呪術の呪とは「呪い」を示すとともに「祝い」をも意味する。呪(咒)は仏教的には陀羅尼とよばれる真言の訳語で、善を保ち悪を防ぐ梵語の呪文なのである。必ずしもダーク・イメージのなかにどっぷりと漬かっているわけではないのだ。
呪法というものには程度の如何にかかわらず、利益の要素がある。呪術が行われるところには、プラスの方向にせよ、マイナスの方向にせよ、実際に食べられるかどうかは別にして、現世利益の果実があることは間違いない。逆に言えば、現世利益には呪術的な光と影がつねにつきまとっている。呪術と現世利益とは不離の関係にある。
呪術には闇の中から一瞬、妖しいまでの光芒を放って輝き、その使命を達し終えたものもあれば、依然として暗黒の地下伏流のなかで渦を巻いているものもあろう。世の中には愛すべき呪術もあれば、身の毛のよだつような恐ろしい呪術もある。
本書は一応の目安として密教系、修験道系、陰陽道系、日蓮宗系、神道・古神道系、浄土宗系、禅宗系、教派神道系の八項目に区分したが、呪術の種類によっては各宗で横断的に汎用されているものもある。たとえば禅宗系の呪術の箇所にある「大般若転読」は基本的に浄土宗系ないし浄土真宗系を除く諸宗で修されている。また、誤解のないようにいっておくと、その宗派内に特定の呪術があるからといって、現在もそれが実際に行われているとは限らない。呪術も「術」である以上、師資相承の伝承過程が失われてしまい、文献や伝聞を通じてしかわからないものが多々ある。また時代の要求によって生命を与えられた呪術のなかには、すでに廃絶してしまっているものもある。
(本書「あとがき」より)
【目次】
第1章 密教系の呪術
第2章 修験道系の呪術
第3章 陰陽道系の呪術
第4章 日蓮宗系の呪術
第5章 神道・古神道系の呪術
第6章 浄土宗系の呪術
第7章 禅宗系の呪術
第8章 教派神道系の呪術
あとがき
読者は呪術に関してどのようなイメージをお持ちであろうか。ある人にとっては藁人形に五寸釘のセットを彷彿させるような何かしらおぞましいものであり、ある人にとっては非科学的な迷信の類にすぎないものかもしれない。
呪術という語を手元の小さな辞書で調べてみると、1まじない2魔術――と出ている。別の辞書には、神仏を祈って他人に不幸をもたらすこととある。実はそれだけでは不充分で、学者の説を総合して呪術を定義すれば、神仏あるいは、ある種の超自然的な威力によって災禍を免れたり、起こしたりすることなのである。つまり、密教的にいえば息災と調伏との二重の意味が含有しているのである。事実、呪術の呪とは「呪い」を示すとともに「祝い」をも意味する。呪(咒)は仏教的には陀羅尼とよばれる真言の訳語で、善を保ち悪を防ぐ梵語の呪文なのである。必ずしもダーク・イメージのなかにどっぷりと漬かっているわけではないのだ。
呪法というものには程度の如何にかかわらず、利益の要素がある。呪術が行われるところには、プラスの方向にせよ、マイナスの方向にせよ、実際に食べられるかどうかは別にして、現世利益の果実があることは間違いない。逆に言えば、現世利益には呪術的な光と影がつねにつきまとっている。呪術と現世利益とは不離の関係にある。
呪術には闇の中から一瞬、妖しいまでの光芒を放って輝き、その使命を達し終えたものもあれば、依然として暗黒の地下伏流のなかで渦を巻いているものもあろう。世の中には愛すべき呪術もあれば、身の毛のよだつような恐ろしい呪術もある。
本書は一応の目安として密教系、修験道系、陰陽道系、日蓮宗系、神道・古神道系、浄土宗系、禅宗系、教派神道系の八項目に区分したが、呪術の種類によっては各宗で横断的に汎用されているものもある。たとえば禅宗系の呪術の箇所にある「大般若転読」は基本的に浄土宗系ないし浄土真宗系を除く諸宗で修されている。また、誤解のないようにいっておくと、その宗派内に特定の呪術があるからといって、現在もそれが実際に行われているとは限らない。呪術も「術」である以上、師資相承の伝承過程が失われてしまい、文献や伝聞を通じてしかわからないものが多々ある。また時代の要求によって生命を与えられた呪術のなかには、すでに廃絶してしまっているものもある。
(本書「あとがき」より)
【目次】
第1章 密教系の呪術
第2章 修験道系の呪術
第3章 陰陽道系の呪術
第4章 日蓮宗系の呪術
第5章 神道・古神道系の呪術
第6章 浄土宗系の呪術
第7章 禅宗系の呪術
第8章 教派神道系の呪術
あとがき
- 本の長さ464ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日1998/9/1
- ISBN-10456203114X
- ISBN-13978-4562031146
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
日本史の闇を貫く呪術の数々。人々の願いや想い、そして怨念までもがうごめく「裏精神世界」をあぶり出し、日本が生んだ奇想の体系に迫る。祈祷法、修法から聖地まで、図版180点余を駆使して徹底解説。
著者について
豊島 泰国
1959年北海道函館市生まれ。フランス文学、宗教思想、民俗学などを学ぶ。新聞社、出版社勤務を経て、現在著述業。
1959年北海道函館市生まれ。フランス文学、宗教思想、民俗学などを学ぶ。新聞社、出版社勤務を経て、現在著述業。
登録情報
- 出版社 : 原書房 (1998/9/1)
- 発売日 : 1998/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 464ページ
- ISBN-10 : 456203114X
- ISBN-13 : 978-4562031146
- Amazon 売れ筋ランキング: - 79,401位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2023年7月16日に日本でレビュー済み
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一部本物の御呪いが掲載
2022年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者に敬服。この手の書籍は出版されても部数が少なく、早くも絶版なんてことが多い。興味ある方は是非購入されることをお勧めします。
2023年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全部覚えるのは大変です。
アニメの呪術かいせんに影響を受ける人は
いるのかな?
アニメの呪術かいせんに影響を受ける人は
いるのかな?
2022年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結構ボリュームがあって良い
2022年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
対応がとても良く、質問の返信も早かった!とても良い店です!本も良かった!
2021年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の宗教との違いも確認でき、ネットでは見つけられない内容も記されています。
とにかく情報量が多く、初心者向けではないかもしれませんが値段以上の良書だと思いました。
とにかく情報量が多く、初心者向けではないかもしれませんが値段以上の良書だと思いました。
2020年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
“呪術”と言うと、単純な私はつい「蝋燭を刺した五徳を被り、丑三つ時に御神木に藁人形を打ち付ける」姿を想像してしまうのだが、呪術とは何も他人を呪う事だけではない。
雨乞い、病気治癒、願望成就、安産、家内安全など等…私達が一般に願う当たり前の事柄を或る一定の儀式や方法を以って執り行う…それが呪術なのである。
依って、実は世の中には数え切れない程の呪術が存在していた(中には現在存続するものも…)のであり、それを網羅したのが本書である。
『日本呪術全書』と名付けられた本書は、ありとあらゆる呪術の種類、作法、まじない、逸話や伝説を豊富な図説と共に紹介しており、その詳しさには脱帽するばかりである。
そして「密教系」「修験道系」「陰陽道系」「日蓮宗系」「神道・古神道系」「浄土宗系」「禅宗系」「教派神道系」の全八章に分かれているが、勿論具体的な呪術法だけではなく、それぞれの神仏の性質や御利益等も別途紹介されているので宗教の勉強にもなる。
例えば、密教系では大聖歓喜天を初めとした天部の仏の数々の他に明王、菩薩、摩多羅神、更には元三大師…或いは修験道系なら摩利支天や飯綱権現、そして陰陽道系なら言う迄もなく泰山府君に至るまで…今迄ただ闇雲に「仏様」として手を合わせて来たが、こんなに曖昧な態度で良かったのだろうかと不安になってしまう程であった。
また、意に反して陰陽道系に費やす頁が少なかったが、これはどうやら私自身が修験道系と混乱していたようでもあり(例えば呪詛返し等)、本書を読んで両者の類似点と相違点を明確に理解出来たのも大きかったように思うし、また、呪術とは余り関係が無いように思っていた各宗派についても意外に奥が深く、特に日蓮宗については、藁人形を使用した呪詛返しや狐の調伏、更には修験道特有だと思っていた九字切りが踏襲されていたのが驚きでもあり、山岳信仰系の流れを汲んだという解説に思わず首肯してしまった次第である。
因みに、余りにも具体的に書かれているので、本書を読んで実践してみよう等という輩がいるかもしれないが、まあ、やめた方が良いだろう…何故なら、その作法や条件が余りにも複雑というのもあるが、何よりも、単に技術を学んだからといって素人が出来る事ではない…いや「素人が安易に手を出すべきではない」のが呪術でもあるからである。
思えば簡単に誰もが成し遂げるようであれば呪術の価値はないのであり、成程、古記録や説話集等を読んでもお解りの通り、呪術は「神仏に対する真剣勝負」なのだ。
尚、最後に一点だけ…どうしても専門用語が多い為に振り仮名も多く、頁一杯に文字がびっしり…然もコラムは更に文字が小さいので目の悪い方は苦労するかもしれない。
だが、これは決して本書のマイナス点という訳ではなく、寧ろ、それだけ情報が豊富だという事の証でもあるので、時間を掛けてゆっくりと読破すれば良いのではなかろうか。
改めてこれだけ莫大な内容を完璧に纏め上げた著者に敬意を表したいと思う。
雨乞い、病気治癒、願望成就、安産、家内安全など等…私達が一般に願う当たり前の事柄を或る一定の儀式や方法を以って執り行う…それが呪術なのである。
依って、実は世の中には数え切れない程の呪術が存在していた(中には現在存続するものも…)のであり、それを網羅したのが本書である。
『日本呪術全書』と名付けられた本書は、ありとあらゆる呪術の種類、作法、まじない、逸話や伝説を豊富な図説と共に紹介しており、その詳しさには脱帽するばかりである。
そして「密教系」「修験道系」「陰陽道系」「日蓮宗系」「神道・古神道系」「浄土宗系」「禅宗系」「教派神道系」の全八章に分かれているが、勿論具体的な呪術法だけではなく、それぞれの神仏の性質や御利益等も別途紹介されているので宗教の勉強にもなる。
例えば、密教系では大聖歓喜天を初めとした天部の仏の数々の他に明王、菩薩、摩多羅神、更には元三大師…或いは修験道系なら摩利支天や飯綱権現、そして陰陽道系なら言う迄もなく泰山府君に至るまで…今迄ただ闇雲に「仏様」として手を合わせて来たが、こんなに曖昧な態度で良かったのだろうかと不安になってしまう程であった。
また、意に反して陰陽道系に費やす頁が少なかったが、これはどうやら私自身が修験道系と混乱していたようでもあり(例えば呪詛返し等)、本書を読んで両者の類似点と相違点を明確に理解出来たのも大きかったように思うし、また、呪術とは余り関係が無いように思っていた各宗派についても意外に奥が深く、特に日蓮宗については、藁人形を使用した呪詛返しや狐の調伏、更には修験道特有だと思っていた九字切りが踏襲されていたのが驚きでもあり、山岳信仰系の流れを汲んだという解説に思わず首肯してしまった次第である。
因みに、余りにも具体的に書かれているので、本書を読んで実践してみよう等という輩がいるかもしれないが、まあ、やめた方が良いだろう…何故なら、その作法や条件が余りにも複雑というのもあるが、何よりも、単に技術を学んだからといって素人が出来る事ではない…いや「素人が安易に手を出すべきではない」のが呪術でもあるからである。
思えば簡単に誰もが成し遂げるようであれば呪術の価値はないのであり、成程、古記録や説話集等を読んでもお解りの通り、呪術は「神仏に対する真剣勝負」なのだ。
尚、最後に一点だけ…どうしても専門用語が多い為に振り仮名も多く、頁一杯に文字がびっしり…然もコラムは更に文字が小さいので目の悪い方は苦労するかもしれない。
だが、これは決して本書のマイナス点という訳ではなく、寧ろ、それだけ情報が豊富だという事の証でもあるので、時間を掛けてゆっくりと読破すれば良いのではなかろうか。
改めてこれだけ莫大な内容を完璧に纏め上げた著者に敬意を表したいと思う。