チェ・ゲバラの生涯を写真と地図などを挿入しながら解説した書。特にチェの日本訪問と日系ゲリラ隊員フレディマイムラ(本書では前村をマイムラp341、342、355、368、378と記載)の足跡は詳細に調査がされており、2017年の映画「エルンスト」で描かれた広島訪問の裏話なども紹介されている。「あとがき」では、1969年当時は、キューバに出入国したことがパスポートに残っていると入国拒否されたp460ことや、「エルネスト・チェ・ゲバラの生涯と作品」が2013年に世界記憶遺産となったことp461(アメリカ政府がこれに反対p462)ことなどが記載。
主要な出来事以外にも、以下のような情報は貴重かつユニーク。「チェはフランス語は自由に読み書きができたp27、408」「チェが訪れたチュキカマタ銅山は米ユタ州のビンガムにつぐ世界第二の産出量p47」「ラテンアメリカは大小さまざまな国家に分かれているとはいえ、人々の間には、国境とか国籍とかの意識は、ほとんど見られないp80」「ラテンアメリカでは、軍は外敵に対して国家を防衛するために機能するものではなく、圧制者を国民から守るために存在していたp100」「革命前のバチスタの秘密警察は拷問法として下腹部をえぐりとり男性機能を破壊p145」「少佐(コマンダンテ)は、反乱軍の最高位で、現在もカストロは少佐であるp191」「現在でも、キューバは日本から農、工業の機会その他を買いたがっているが、日本はアメリカに義理立てして、ほとんど何も売っていないp222」「日本では、かつてキューバと取引したことがあるのを隠そうとする会社もあるp251」「チェはコーチゾンを服用していたため肥っているように見えたが、実際はむくんでいたp263」「アメリカはブラジル大統領になったばかりのハニオ・クアドロスに圧力をかけて脅迫し、辞職させたp289」「チェはコンゴではスワヒリ語の学習をはじめたp410」。
以下は抜粋
革命につきものの反革命を抑えるという常識的かつ当然の理由p10
内容よりも形式を重んずるようになっては、革命はもはや革命たりえないp54
(アルジェの演説)独立は、一国民に対する帝国主義的な経済支配が絶たれたときに、達成されるのだp301
チェにとっての社会主義とは、かれの言葉をそのまま使えば、「人間による人間の収奪の根絶」であったp309
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チェ・ゲバラ伝 単行本 – 2001/1/1
三好 徹
(著)
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- 本の長さ378ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2001/1/1
- ISBN-10456203386X
- ISBN-13978-4562033867
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
人が革命家であり続け、革命家として純粋に死ぬ。人として最も困難なこの主題に挑み、退くことを知らなかった稀有の革命家。革命のロマンティシズムの体現者、チェ・ゲバラの情熱的生涯を克明に描く。98年刊の新装版。
登録情報
- 出版社 : 原書房 (2001/1/1)
- 発売日 : 2001/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 378ページ
- ISBN-10 : 456203386X
- ISBN-13 : 978-4562033867
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2021年1月9日に日本でレビュー済み
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以前からチェゲバラに興味があったので、年末年始に読みました。
私利私欲を持たず、理想と情熱にのみ人生を賭ける人は、一定数いるものですが、彼の場合はその熱量と清廉潔白さに置いて、他を圧倒しています。こういう人たちが社会を変える原動力になるのですね。
とはいうものの、非常に危険であることは確か。高すぎる理想と強すぎる信念は、非寛容に繋がります。要するに、サボりたい楽したい、私のような凡人を粛正する方向へ走ってしまうことが多分にあるわけですが、彼はそうはならなかった…。
カストロとあの世でどんな話をしてるのでしょうね。
私利私欲を持たず、理想と情熱にのみ人生を賭ける人は、一定数いるものですが、彼の場合はその熱量と清廉潔白さに置いて、他を圧倒しています。こういう人たちが社会を変える原動力になるのですね。
とはいうものの、非常に危険であることは確か。高すぎる理想と強すぎる信念は、非寛容に繋がります。要するに、サボりたい楽したい、私のような凡人を粛正する方向へ走ってしまうことが多分にあるわけですが、彼はそうはならなかった…。
カストロとあの世でどんな話をしてるのでしょうね。
2023年12月20日に日本でレビュー済み
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スペインを学びたく購入しました。カッコいいのでTシャツなさやライター持ってましたが、何をした人なのかをしっかり熟読したいです。
2019年6月2日に日本でレビュー済み
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有名な革命家であるチェ・ゲバラについてまとめた本ではあるが、どうも公平性、中立性が乏しい。
例えば、作者の望むような革命精神を持たなかったと思われるような行動をした人物はかなり露骨にこき下ろしているのに対し、ゲバラの愚かな行動に対してはいちいち作者の弁護が入る。
文章としてはよくできているし、さまざまなルートを使い、詳細に調べたことも分かるのだが、彼が如何に偉大な人物であったとしても、彼のような生き方を無条件に肯定すべきではないし、このような際どい生涯を送った人物の伝記として、むやみに賛美するようなバイアスがかかっていることに危険を感じる。
例えば、作者の望むような革命精神を持たなかったと思われるような行動をした人物はかなり露骨にこき下ろしているのに対し、ゲバラの愚かな行動に対してはいちいち作者の弁護が入る。
文章としてはよくできているし、さまざまなルートを使い、詳細に調べたことも分かるのだが、彼が如何に偉大な人物であったとしても、彼のような生き方を無条件に肯定すべきではないし、このような際どい生涯を送った人物の伝記として、むやみに賛美するようなバイアスがかかっていることに危険を感じる。
2023年5月1日に日本でレビュー済み
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チェゲバラについて全く何も知らなかったのですが、この本を読んでやっと知ることができました。ほとんどの社会主義者が表面的にきれいなことをいいながら自分の私利私欲のためにしか興味がないのに対して、チェゲバラは貧しい人たちのために戦った本物の義勇心を持った人だったと知りました。
普通は権力に歯向かっても小さな力では何もできないのですが、少人数の人が信じて革命を起こした物語で、心の綺麗な不正をしない人たちが勝った革命に希望を感じました。
チェゲバラが日本を訪問した際のエピソードも読めて、広島の原爆犠牲者の慰霊に訪れた際に、キューバ政府の支払いで献花をしたこと、1時間もかけて展示を見たことから本当に弱い人のことを思う根っから心の優しい人だったということも知れました。
普通は権力に歯向かっても小さな力では何もできないのですが、少人数の人が信じて革命を起こした物語で、心の綺麗な不正をしない人たちが勝った革命に希望を感じました。
チェゲバラが日本を訪問した際のエピソードも読めて、広島の原爆犠牲者の慰霊に訪れた際に、キューバ政府の支払いで献花をしたこと、1時間もかけて展示を見たことから本当に弱い人のことを思う根っから心の優しい人だったということも知れました。
2020年8月13日に日本でレビュー済み
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チェ・ゲバラ。アルゼンチン出身のキューバ革命で先導的な役割を果たした革命家ということは知っているが、なぜTシャツやタバコのラベルに使用されるほどの人気があるのか知らなかった。コンゴのくだりは飛ばし読みしたが、なるほど興味深い人物であることがよく分かった。「歴史は多くの革命家をもったが、いったん権力を手にした革命家がみずからその地位を放棄して、困苦にみちた新たな戦列に加わったという例はかつてない。」という点や「無私」の姿勢、雄弁ではないが内に秘めた情熱など、我々の琴線に触れる人物だった。
2023年1月29日に日本でレビュー済み
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仲間や虐げられた人々に対しての優しさ、そこから生まれてくるやむにやまれない行動を、多くの人々の証言からあげたあげた作品です。プーチンの行動と対比してしまいました。
2021年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高い理想と強烈な個性、堪能とは言い難い実務能力。チェ・ゲバラは日本史に例えるなら高杉晋作に人柄が酷似している。