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ロシア幽霊軍艦事件 単行本 – 2001/10/1
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2001/10/1
- ISBN-10456203436X
- ISBN-13978-4562034369
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 原書房 (2001/10/1)
- 発売日 : 2001/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 333ページ
- ISBN-10 : 456203436X
- ISBN-13 : 978-4562034369
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,120,516位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 299,138位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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しょっぱなから石岡君が「御手洗が私と日本を捨てる1年ほど前」とか、エキセントリックな女性と彼女に尽くす夫のことを思って自分の老後に思いをはせてみたりとか。相変わらず……石岡くんでした。
山の上の湖になぜ軍艦があったのか。レオナのもとに届けられた手紙の意味は。それらと平行して、ニコライ二世の第四皇女アナスタシアの謎と彼女の偽者として有名なとある女性の話が出てきます。
偽者だといわれた女性は本当に偽者だったのか。くるくると「思い込み」がひっくり返され、そこに見えてくる物語に唖然となる。「三浦和義事件」と手法的には同じですが、あそこまで込み入ってない分ぐっと鮮やかで、むしろミステリの醍醐味をたっぷり楽しめた気がいたします。うん、面白かったのよ…。
でもレイプシーンは痛かった。本気でえげつなかったです。「それが革命だ」という言葉は悲痛でしたが、その種のシーンが苦手な方は読み飛ばすことをお勧めします。
歴史を舞台にしているのに負けない説得力とドラマ性でした。感服するしかない感じです。
全てフィクションだったら、と懇願してしまうほどのおもしろさ。ロマノフ朝について知らなくてもこの本を読めば興味を持ってしまう。
史実からよくここまで話を発展させて書けたものだ。御手洗潔シリーズということで手に取り、読んでみたのだが、それだけでは終わらなかった。御手洗シリーズの中でも大傑作の一冊と言える!
「御手洗が私と日本を捨てて北欧に行ってしまう前年のこと」という書き出しで始まる御手洗シリーズ。
御手洗という手持ちの駒を使って島田荘司がロマノフ王朝とニコライ二世の第四皇女アナスタシアの謎を提言している歴史本になっています。
嘘か誠かは別にして、小説の中の空想は2つだけで、後は史実に基づいて作られているとあとがきで述べられています。
謎は案外簡単だったりするのですが、ロマノフ王朝最期の話は歴史好きにはたまらないでしょう。
御手洗抜きでも面白く読めます。
御手洗がいるので更に倍増ですが(笑)
従来より並列して動くストーリーを最後に結びつけるという小説手法を用いて多くの傑作を生み出し、『龍臥亭事件』ではその並列して動くストーリーの根幹部分に実際あった事件を据えるという手法が初めて用いられた。本作はそれをさらに大きく前進させ、歴史上の謎をストーリーの中心に据えて、御手洗に対峙させるという、作者に自信がなくてはできないことをさせている。
『眩暈』のなかでも登場した御手洗の『脳』に対する説明も、脳研究の進歩とともに大きく前進し、歴史の事象を科学の眼で見るというスタンスが貫かれている。そしてストーリーの壮大さは全作品一と言えるだろう。
何しろ単なるミステリーとしてなら『ロシア幽霊軍艦事件』というタイトルでもいいが、この作品のレベルの高さではこのタイトルはひどく陳腐な気がしてしまう。超一級の文学作品、あるいは研究論文としてもっといいタイトルをつけてあげたくなるくらいに素晴らしい。
島田荘司は常に前進しているなぁと感じずにはいられない傑作だ。