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トラファルガル海戦物語 上 単行本 – 2005/10/1
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2005/10/1
- ISBN-104562039612
- ISBN-13978-4562039616
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登録情報
- 出版社 : 原書房 (2005/10/1)
- 発売日 : 2005/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4562039612
- ISBN-13 : 978-4562039616
- Amazon 売れ筋ランキング: - 812,751位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,147位英米文学研究
- - 11,193位世界史 (本)
- - 119,494位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本も新しく古書とは思えないきれいさ。値段もとても安かった。良心的である。
2015年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上巻 4ページ 4行目 「一リーグは六一一六フィート、すなわち三海里に相当した。」ここは、フィートではなくヤード。念のため原書(Amazon Kindle版)にて確認。すぐ後ろの行に「このように当時の一海里は六一一六フィートだったが、」が続くので、1yd = 3ft を知らなくても誤っていることがわかります。冒頭ですので、少しがっかりです。原書は、Trafalgar: The Biography of a Battle (English Edition) Roy Adkins http://www.amazon.co.jp/dp/B005V2237K 固有名詞や海事用語のことがあるので、信頼できる翻訳が必要です。
2006年1月9日に日本でレビュー済み
魂は細部に宿る、という。本書はBiography of a battle(ある戦い
の伝記)の副題のとおり、トラファルガル海戦の始まりから終わりま
でを微に入り細に入り綴ったものである。とかく○○の戦いを扱った
本でも実際の戦闘の描写はその中の1章だけで、あとはすべて前後の
政治的状況の考察が続く、という本が多い中で、まさに喝采を叫びた
くなる良書である。
トラファルガル海戦というと、ネルソン提督がナポレオンの海軍を迎
え撃ち、フランスの侵略から祖国イギリスを守った戦いということは
世界史の授業で習って知っていたが、それ以上のことは本書で初めて
知ることばかりだった。
当時イギリス海軍はフランスの港を封鎖して、敵艦を港に閉じ込めて
おり、そこから脱出しようとした艦隊との間で生起した戦いがトラフ
ァルガル海戦であったことも本書を読んで始めて知り---ナポレオン
の大攻勢をなんとか食い止めるイギリスというイメージとのギャップに驚いた。
しかし、その白眉はやはり実際の戦闘描写である。敵艦が見えてから、
大砲の射程に入るまでに風向きによるが数時間もの時間がかかったこ
と。砲戦の邪魔になるものはことごとく撤去され、血の池に足をすべ
らさないように砂がまかれたこと、現代の兵器と違い、装甲のまった
くない帆船同士で撃ち合うときの兵士の底知れぬ恐怖感など、その描
写の細やかさには眼を見張るものがあり、やはり事実は小説よりも興
味深いものであることをあらためて知ることができた。
最後に、本書を読んで映画で帆船の戦いが見たくなった方は「マスタ
ー・アンド・コマンダー」を、武装帆船の実物が見たくなった方は、
石巻市の慶長使節船ミュージアム・サン・ファン館を訪れることをお
すすめします。
の伝記)の副題のとおり、トラファルガル海戦の始まりから終わりま
でを微に入り細に入り綴ったものである。とかく○○の戦いを扱った
本でも実際の戦闘の描写はその中の1章だけで、あとはすべて前後の
政治的状況の考察が続く、という本が多い中で、まさに喝采を叫びた
くなる良書である。
トラファルガル海戦というと、ネルソン提督がナポレオンの海軍を迎
え撃ち、フランスの侵略から祖国イギリスを守った戦いということは
世界史の授業で習って知っていたが、それ以上のことは本書で初めて
知ることばかりだった。
当時イギリス海軍はフランスの港を封鎖して、敵艦を港に閉じ込めて
おり、そこから脱出しようとした艦隊との間で生起した戦いがトラフ
ァルガル海戦であったことも本書を読んで始めて知り---ナポレオン
の大攻勢をなんとか食い止めるイギリスというイメージとのギャップに驚いた。
しかし、その白眉はやはり実際の戦闘描写である。敵艦が見えてから、
大砲の射程に入るまでに風向きによるが数時間もの時間がかかったこ
と。砲戦の邪魔になるものはことごとく撤去され、血の池に足をすべ
らさないように砂がまかれたこと、現代の兵器と違い、装甲のまった
くない帆船同士で撃ち合うときの兵士の底知れぬ恐怖感など、その描
写の細やかさには眼を見張るものがあり、やはり事実は小説よりも興
味深いものであることをあらためて知ることができた。
最後に、本書を読んで映画で帆船の戦いが見たくなった方は「マスタ
ー・アンド・コマンダー」を、武装帆船の実物が見たくなった方は、
石巻市の慶長使節船ミュージアム・サン・ファン館を訪れることをお
すすめします。
2010年5月10日に日本でレビュー済み
イギリスの英雄ネルソン、海における行軍に関してはあまりに無能な上司、ナポレオンに翻弄されるフランスのヴィルヌーヴに焦点を当て、トラファルガー海戦を詳細に描写する。
衛生という観念が無く、医療も未発達な当時の航海はとって過酷なものであった。それが行軍となると尚更である。
尿で服を漂白、マスケット銃の恐ろしさ、など生々しいエピソードにより当時の海軍生活を実感出来る作品。
しかし肝心の海戦で、船の名前が固有名詞で登場するのだが、いかんせん数が多過ぎて読むのに疲れる。少し読み飛ばしてしまった。
衛生という観念が無く、医療も未発達な当時の航海はとって過酷なものであった。それが行軍となると尚更である。
尿で服を漂白、マスケット銃の恐ろしさ、など生々しいエピソードにより当時の海軍生活を実感出来る作品。
しかし肝心の海戦で、船の名前が固有名詞で登場するのだが、いかんせん数が多過ぎて読むのに疲れる。少し読み飛ばしてしまった。
2006年7月14日に日本でレビュー済み
1805年、スペイン・トラファルガル沖で起きた海戦史上に残る戦いの物語。上巻は当時の舞台背景から戦い終盤まで。
トラファルガル海戦は英国の英雄、ネルソン提督が軍略の天才、ナポレオンの野望を頓挫させる戦いで有名。
しかし、本書は英国・仏西連合双方の乗組員の証言を積極的に取り入れ、戦略を超えて、一戦争の壮絶な戦いが生々しく書かれている。
忠実に再現し、映像化しようとしたらおそらく放映禁止になるだろうなぁ…。
トラファルガル海戦は英国の英雄、ネルソン提督が軍略の天才、ナポレオンの野望を頓挫させる戦いで有名。
しかし、本書は英国・仏西連合双方の乗組員の証言を積極的に取り入れ、戦略を超えて、一戦争の壮絶な戦いが生々しく書かれている。
忠実に再現し、映像化しようとしたらおそらく放映禁止になるだろうなぁ…。
2006年2月26日に日本でレビュー済み
トラファルガル海戦当時の情勢分析(フランスとイギリスの戦術・戦略)と帆船による戦闘風景が詳細に記載されており、非常に興味深く読み進むことができた。
ナポレオンは陸戦では卓越した戦闘能力を有していたが、海戦ではその管理能力が裏目に出てしまったことがよくわかった。当時の帆船による海戦では操船が思った通りにはいかず、また各戦艦との連絡も緊密にできず、戦闘を想定通りに展開することは困難であった。結局、ネルソン提督が大枠の戦術を各戦艦の艦長に周知させ、戦闘が開始されたら、状況に応じた判断を各艦長に任せるという戦術が奏功したと実感できた。
七つの海の覇者イギリスの誕生は、図らずもナポレオンの力添えがあって為されたとも思える。
ナポレオンは陸戦では卓越した戦闘能力を有していたが、海戦ではその管理能力が裏目に出てしまったことがよくわかった。当時の帆船による海戦では操船が思った通りにはいかず、また各戦艦との連絡も緊密にできず、戦闘を想定通りに展開することは困難であった。結局、ネルソン提督が大枠の戦術を各戦艦の艦長に周知させ、戦闘が開始されたら、状況に応じた判断を各艦長に任せるという戦術が奏功したと実感できた。
七つの海の覇者イギリスの誕生は、図らずもナポレオンの力添えがあって為されたとも思える。