組みひもの理論について調べているときにたまたま この本を手にしたのだが、思わぬ収穫だった。
ひもの理論がここまで物理学に深く浸透しているとは、 この本を読むまで知らなかった。
ヤンバクスター方程式、ロジャーペンローズのスピン ネットワークについての参考書としてもお勧めできる。 スピンネットワークにつては、本書の９～１２章が 非常に参考となる。
なお本書は複雑な式の羅列もなく、比較的読みやすい ものと思うが、組ひもに関する基礎知識なしに、高校の 物理、数学の知識だけで読みこなすのはかなり困難かと 思う。
この本を探しに来られた方はすでに読んでしまって いるかもしれないが、電車の中でも立ち読みできるよう な所謂読み物的入門書として、また本書を読むための 基礎知識を身に付ける意味もこめて、以下をお勧めする。
組ひもの数理 河野俊丈 著
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