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灰色の王 (児童図書館・文学の部屋 闇の戦い 3) 単行本 – 1981/11/5

4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 評論社 (1981/11/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1981/11/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 258ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4566013022
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4566013025
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
3グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2004年11月17日に日本でレビュー済み
この作品から、アーサー王伝説の色が濃くなってきます。
正直、初めて読んだ小3の時には、ここで登場する白髪の少年・
ブラァンの位置づけが判らずに、えらく混乱しました。
途中にはさまれるウェールズ語講座(笑)もまた同様。
「三兄弟はどうしちゃったんだろう? どうしてここで、
こんなことに長々ページをさいているのだろう?」と。
……今ではもちろん、ちゃんと位置づけも意義も判っていますが
(多分;;)
そんなつまんないことでこのシリーズを誤解して終わってしまうのは
勿体ないにもほどがあるので、ここに至るまでにある程度の予習
をしておいた方が無難です。
物語の方はいよいよ佳境。
前作「緑の妖婆」で判明した手がかりを元に「黄金の竪琴」を探す
ウィルとブラァン。其の前に立ちはだかるは「灰色の王」———。
下手なことを書くとネタばれになりそうなので、まずは一読。話はそれから、です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年10月30日に日本でレビュー済み
中学校の図書館で、この一冊だけ並んでいました。
読み終わってから、これは日本語訳された4冊シリーズのうちの3冊目だと知りました。
そんなストーリーの欠落を伴って尚、この作品の世界は、女子中学生の私の世界をまるごと変えてしまう力がありました。
この本からイギリスに興味を持ち、ウェールズに憧れるようになり、英米児童文学科という学科のある大学を選びました。
浅羽さんの秀逸な翻訳。
原書を入手してから、翻訳者の技量でその国の読者の幸運度がいくらでも変わる、という事を知りました。
英語とはまた違う、でも日本人にはこれこそ「闇の戦いシリーズ」。
未体験の方には、本当に是非体験して頂きたい一冊です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年6月2日に日本でレビュー済み
ウィルは療養中のウェールズで白髪の少年ブラァンと出会う。コーンウォールの聖杯より見いだされた古詩をたよりに<黄金の竪琴>の探索に乗り出した二人だったが、その前途には恐るべき<灰色の王>が立ちはだかっていた――古詩にうたわれる<鴉の童子>であり、愛犬カーヴァルをともなう不思議な少年ブラァン。彼の出生の秘密があかされるとき、このシリーズの根底にあるアーサー王伝説もまたあきらかになります。着目すべきは、美しいウェールズの風景とその素朴な生活の描写。くわえて唄うようなウェールズ語の響きときたら、思わず音読したくなる美しさ。かの地への憧れをつのらせる一作です。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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