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決戦のとき (クロニクル千古の闇 6) 単行本 – 2010/3/1
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- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社評論社
- 発売日2010/3/1
- ISBN-104566024164
- ISBN-13978-4566024168
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登録情報
- 出版社 : 評論社 (2010/3/1)
- 発売日 : 2010/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 416ページ
- ISBN-10 : 4566024164
- ISBN-13 : 978-4566024168
- Amazon 売れ筋ランキング: - 352,214位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中4.9つ
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イメージ付きのレビュー
5 星
有終の美。
ファンタジーに新たなる金字塔が建った、と思いました。世界三大ファンタジーと呼ばれるものがあり、近年最大のヒット作はハリー・ポッターシリーズでしょうが、それらに並べても見落とりしませんし、むしろ秀でる部分もあるように思われます。1巻で父親が殺され仔狼ウルフと父に言われたことを成し遂げようと旅をするトラクはワタリガラス族に捕らえられる。しかしながら、ワタリガラス族の娘レンとともに悪霊憑きにされたクマを退治し、シリーズを通し、レンとウルフとともに「魂食らい」との対決してゆき、決着をつけます。そのなかでやはり月日は流れ、成長し。その成長ぶりもしっかりと描かれてゆき。成長というと、優れたもの、良きものにになるというニュアンスがありますが、そういう偏った謂ではなくて。また、人との関わりもそうであって。一口に言えば、諸行無常ということになりますが、諸行無常でイメージされるような枯れたものはなく、躍動感あふれた生き死にが渦巻き。太古の自然のなかに人々が、ケモノが息づいている、ということですね。揺るがしようのない、磐のようなしっかり決まった、素晴らしい幕の閉じ方だと思います。思春期だとか、児童と呼ばれる時期に読めた方は、本当に幸運だと思います。とにかくひたすら面白いし、真理の燦めきが散りばめられていますから。もちろん、年齢を重ねた人にとっても幸せな出会いです。私自身、幸せだとしみじみ感じますし。気になるのは、本書が最終巻なはずですが、昨年くらいに7巻が発売されたことです。さらに続くことになるのか、どうか全く知りませんが。はたしてどうなるのか不安がなくもなく、7巻はどうしようか逡巡がなくもありません。それだけ、見事な終わり方であり、即ち傑作だった、ということですね。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファンタジーに新たなる金字塔が建った、と思いました。世界三大ファンタジーと呼ばれるものがあり、近年最大のヒット作はハリー・ポッターシリーズでしょうが、それらに並べても見落とりしませんし、むしろ秀でる部分もあるように思われます。1巻で父親が殺され仔狼ウルフと父に言われたことを成し遂げようと旅をするトラクはワタリガラス族に捕らえられる。しかしながら、ワタリガラス族の娘レンとともに悪霊憑きにされたクマを退治し、シリーズを通し、レンとウルフとともに「魂食らい」との対決してゆき、決着をつけます。そのなかでやはり月日は流れ、成長し。その成長ぶりもしっかりと描かれてゆき。成長というと、優れたもの、良きものにになるというニュアンスがありますが、そういう偏った謂ではなくて。また、人との関わりもそうであって。一口に言えば、諸行無常ということになりますが、諸行無常でイメージされるような枯れたものはなく、躍動感あふれた生き死にが渦巻き。太古の自然のなかに人々が、ケモノが息づいている、ということですね。揺るがしようのない、磐のようなしっかり決まった、素晴らしい幕の閉じ方だと思います。思春期だとか、児童と呼ばれる時期に読めた方は、本当に幸運だと思います。とにかくひたすら面白いし、真理の燦めきが散りばめられていますから。もちろん、年齢を重ねた人にとっても幸せな出会いです。私自身、幸せだとしみじみ感じますし。気になるのは、本書が最終巻なはずですが、昨年くらいに7巻が発売されたことです。さらに続くことになるのか、どうか全く知りませんが。はたしてどうなるのか不安がなくもなく、7巻はどうしようか逡巡がなくもありません。それだけ、見事な終わり方であり、即ち傑作だった、ということですね。
ファンタジーに新たなる金字塔が建った、と思いました。世界三大ファンタジーと呼ばれるものがあり、近年最大のヒット作はハリー・ポッターシリーズでしょうが、それらに並べても見落とりしませんし、むしろ秀でる部分もあるように思われます。1巻で父親が殺され仔狼ウルフと父に言われたことを成し遂げようと旅をするトラクはワタリガラス族に捕らえられる。しかしながら、ワタリガラス族の娘レンとともに悪霊憑きにされたクマを退治し、シリーズを通し、レンとウルフとともに「魂食らい」との対決してゆき、決着をつけます。そのなかでやはり月日は流れ、成長し。その成長ぶりもしっかりと描かれてゆき。成長というと、優れたもの、良きものにになるというニュアンスがありますが、そういう偏った謂ではなくて。また、人との関わりもそうであって。一口に言えば、諸行無常ということになりますが、諸行無常でイメージされるような枯れたものはなく、躍動感あふれた生き死にが渦巻き。太古の自然のなかに人々が、ケモノが息づいている、ということですね。揺るがしようのない、磐のようなしっかり決まった、素晴らしい幕の閉じ方だと思います。思春期だとか、児童と呼ばれる時期に読めた方は、本当に幸運だと思います。とにかくひたすら面白いし、真理の燦めきが散りばめられていますから。もちろん、年齢を重ねた人にとっても幸せな出会いです。私自身、幸せだとしみじみ感じますし。気になるのは、本書が最終巻なはずですが、昨年くらいに7巻が発売されたことです。さらに続くことになるのか、どうか全く知りませんが。はたしてどうなるのか不安がなくもなく、7巻はどうしようか逡巡がなくもありません。それだけ、見事な終わり方であり、即ち傑作だった、ということですね。
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2020年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまでのさまざまな謎や疑問が解決する完結編です。過酷な自然と共存している太古の人間の逞しさが、主人公の少年の冒険と成長と共に、伝わってきます。自然や人々の生活の描写が素晴らしく、読んでいる間は、太古の世界が目の前に広がります。映画を見ているような感じがします。一気読みしてしまいました。
2017年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大人でも楽しめるファンタジーです(*^^*)ほんとに大好きな作品です!
2010年4月14日に日本でレビュー済み
第一巻を読んだときの衝撃は忘れられません。
ファンタジーと言っても、大昔の人々の暮らしが現実的に描かれていて、神秘的な出来事は自然の理の範囲内に収まっているように感じたので・・・。
作者が実際に狼やワタリガラスについて調べ、行動をともにしたと言うこともすごい・・・
だんだん大人になるトラクたちの心の変化や機微もドキドキさせられました。
最終巻は、正直、私にとっては大きくなった期待と自然の中で暮らす人々の表現に慣れてしまったことにより、感動が今までの巻に比べると小さくなりました。
とはいえ、描かれている自然や生き物に対する尊厳、愛情は素晴らしい!
話もぐいぐい引き込まれ、一気に読みました。
トラクの心情も、細やかには描かれず、行動や様子で想像させられて、ときめきました。
エコ×2あざらしさんのレビューにもありましたが、原題は皆、〜する者となっていたのでやはり印象が変わってしまいましたね。
さくまゆみこさんの訳は美しく、好きですが、原文もきっときれいなんだろうと予測できます。なので、原文のほうもがんばって読んでみたいですね・・・。
後はなんと言っても表紙の絵が好きです。本文でも登場人物を細かく表現してくれてありました(それを想像するのも楽しかったのです)が、フィン・ケディンやセイアンやベイルが載っているイラスト集など出たら私は買ってしまうと思います。
ファンタジーと言っても、大昔の人々の暮らしが現実的に描かれていて、神秘的な出来事は自然の理の範囲内に収まっているように感じたので・・・。
作者が実際に狼やワタリガラスについて調べ、行動をともにしたと言うこともすごい・・・
だんだん大人になるトラクたちの心の変化や機微もドキドキさせられました。
最終巻は、正直、私にとっては大きくなった期待と自然の中で暮らす人々の表現に慣れてしまったことにより、感動が今までの巻に比べると小さくなりました。
とはいえ、描かれている自然や生き物に対する尊厳、愛情は素晴らしい!
話もぐいぐい引き込まれ、一気に読みました。
トラクの心情も、細やかには描かれず、行動や様子で想像させられて、ときめきました。
エコ×2あざらしさんのレビューにもありましたが、原題は皆、〜する者となっていたのでやはり印象が変わってしまいましたね。
さくまゆみこさんの訳は美しく、好きですが、原文もきっときれいなんだろうと予測できます。なので、原文のほうもがんばって読んでみたいですね・・・。
後はなんと言っても表紙の絵が好きです。本文でも登場人物を細かく表現してくれてありました(それを想像するのも楽しかったのです)が、フィン・ケディンやセイアンやベイルが載っているイラスト集など出たら私は買ってしまうと思います。
2010年4月8日に日本でレビュー済み
今回は最初からハラハラしっぱなしだった。
さすが最終巻だけあって緊迫感が漂う。
トラクには自分の行く末に対する悲壮感はあまり無く、それはウルフやレンやフィン・ケディンたちに対する思いからなのだろう。
切なくも、大人になったなあと感慨深かった。
対して、イオストラの動機付けがもっとあったら……とも思う。
けれど、この話は全編を通して「悪を殲滅する」という類いではなく「自分が誰であるか?」で筋が通っているから、それでもまあいいのかもしれない。
だとすると邦訳タイトルは、私としてはあまりピンとこない。
原書タイトル"Ghost Hunter"の方がいい。
ちょっと残念。
もう一度最初から読み直したい。
冷徹にも見えるが毅然とした自然の理、その中で生きるものたちの輝き、その対比はすばらしかった。
この本に出逢えて本当に良かった!
ミシェルさん、ありがとう!!!
さすが最終巻だけあって緊迫感が漂う。
トラクには自分の行く末に対する悲壮感はあまり無く、それはウルフやレンやフィン・ケディンたちに対する思いからなのだろう。
切なくも、大人になったなあと感慨深かった。
対して、イオストラの動機付けがもっとあったら……とも思う。
けれど、この話は全編を通して「悪を殲滅する」という類いではなく「自分が誰であるか?」で筋が通っているから、それでもまあいいのかもしれない。
だとすると邦訳タイトルは、私としてはあまりピンとこない。
原書タイトル"Ghost Hunter"の方がいい。
ちょっと残念。
もう一度最初から読み直したい。
冷徹にも見えるが毅然とした自然の理、その中で生きるものたちの輝き、その対比はすばらしかった。
この本に出逢えて本当に良かった!
ミシェルさん、ありがとう!!!
2010年4月7日に日本でレビュー済み
クロニクル千古の闇シリーズの第6巻、最終巻です。すべてのファンタジー好きのみなさまに、こどもにも、こどもの心を持った大人の方々にもお勧めします。50歳代の私にとっても、最近読んだファンタジーもので一番の作品。ここ数年、最終巻をどんなに待ち望んで、何度、本屋さんの棚をのぞいたことでしょう。ファンタジーが好きで、イヌイットとか「先住民」の暮らしに関心があって、そしてオオカミが好きなら、大好きになることは、間違いありません。
今から6千年前、氷河期が終わり、ヨーロッパ北西部全体が森林に覆われてい時代、人々は自然の中で、動物と精霊とともに部族単位で生きていた頃の物語です。第一巻の「オオカミ族の少年」から読み続けている方は、ご存知ですね。でも、途中でやめてしまっている方、どうか最終巻まで読み続けてくださいね。オオカミの言葉が分かる少年が大の仲良しのオオカミやワタリガラス族の娘と力を合わせて、邪悪な「魂食らい」の魔導師と対決するお話です。作者ミシェル・ベイヴァーさんが綿密に調べた「先住民」の生活、北国の自然が独特の表現で描かれていて、第一巻「オオカミ族の少年」を読んだときは、おじさんの私の夢の中に、その太古の世界が出てきたぐらい、引込まれてしまいましたよ。その最終巻では、いよいよ雪降る山の洞窟で最終対決が行われます。対決に至る過程は、もうボロボロですが、さまざまな運命の歯車が少年の行動を後押しします。読むのが早い方なら、数時間で読めると思いますが、もったいないので、ストーリーを追うだけではなく、その表現を味わってくださいね。もちろん、初めての方は、第一巻からお願いします。翻訳も上手です。21世紀を代表するファンタジー作品になると思います。ぜひ、お読みください。
ちなみに、同じような「先住民」の物語なら、アリューシャン黙示録「 母なる大地 父なる空〈上〉―アリューシャン黙示録 」(スー・ハリソン著)をお勧めします。もうちょっと軽いですが、これも紀元前7千年頃、アリューシャン列島に暮らすイヌイットの話です。そして、オオカミが大好きな方には、「 神なるオオカミ・上 」(姜 戎 著)をお勧めします。これはオオカミの描写がすごいです。ものすごい衝撃でした。中国の文革時代のモンゴルの遊牧民の生活を描いたものです。
そして、イギリスのファンタジーといえばハリー・ポッター。途中で止まってしまっている方は、初めて読んだ頃の気持ちを思い出して、ぜひ、最後まで読んでくださいね。長いファンタジーなら、なおさら、最終巻は、作者の思いが凝縮していると思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいだだいた方、ありがとうございました。最終巻を読み終わって、お勧めしたい気持ちが伝われば、うれしいです。
今から6千年前、氷河期が終わり、ヨーロッパ北西部全体が森林に覆われてい時代、人々は自然の中で、動物と精霊とともに部族単位で生きていた頃の物語です。第一巻の「オオカミ族の少年」から読み続けている方は、ご存知ですね。でも、途中でやめてしまっている方、どうか最終巻まで読み続けてくださいね。オオカミの言葉が分かる少年が大の仲良しのオオカミやワタリガラス族の娘と力を合わせて、邪悪な「魂食らい」の魔導師と対決するお話です。作者ミシェル・ベイヴァーさんが綿密に調べた「先住民」の生活、北国の自然が独特の表現で描かれていて、第一巻「オオカミ族の少年」を読んだときは、おじさんの私の夢の中に、その太古の世界が出てきたぐらい、引込まれてしまいましたよ。その最終巻では、いよいよ雪降る山の洞窟で最終対決が行われます。対決に至る過程は、もうボロボロですが、さまざまな運命の歯車が少年の行動を後押しします。読むのが早い方なら、数時間で読めると思いますが、もったいないので、ストーリーを追うだけではなく、その表現を味わってくださいね。もちろん、初めての方は、第一巻からお願いします。翻訳も上手です。21世紀を代表するファンタジー作品になると思います。ぜひ、お読みください。
ちなみに、同じような「先住民」の物語なら、アリューシャン黙示録「 母なる大地 父なる空〈上〉―アリューシャン黙示録 」(スー・ハリソン著)をお勧めします。もうちょっと軽いですが、これも紀元前7千年頃、アリューシャン列島に暮らすイヌイットの話です。そして、オオカミが大好きな方には、「 神なるオオカミ・上 」(姜 戎 著)をお勧めします。これはオオカミの描写がすごいです。ものすごい衝撃でした。中国の文革時代のモンゴルの遊牧民の生活を描いたものです。
そして、イギリスのファンタジーといえばハリー・ポッター。途中で止まってしまっている方は、初めて読んだ頃の気持ちを思い出して、ぜひ、最後まで読んでくださいね。長いファンタジーなら、なおさら、最終巻は、作者の思いが凝縮していると思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいだだいた方、ありがとうございました。最終巻を読み終わって、お勧めしたい気持ちが伝われば、うれしいです。
2011年1月27日に日本でレビュー済み
全六 巻がついに完結しました。圧倒的な密度の物語。ファンタジーというよりもう少し大きな枠、「物語」として語る作品でしょう。長丁場を乗り切ったさくまゆみこと編集の岡本稚歩美、両氏に乾杯!