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日本資本主義の精神: なぜ、一生懸命働くのか (PHP文庫 ヤ 2-8) 文庫 – 1995/11/1

4.5 5つ星のうち4.5 54個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (1995/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1995/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 243ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569568165
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569568164
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 54個の評価

著者について

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山本 七平
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カスタマーレビュー

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54グローバルレーティング

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日本人が進化するために…
5 星
日本人が進化するために…
学生時代にゼミの講師がテキスト代わりに使っていた本です。何十年かぶりに読み返しました。学生の時には何の事かさっぱりでしたが、今になって少しは分かりました。日本人は自身ではどういう民族なのかよく分かっていないのではないでしょうか?極東の島国である日本は独自の文化を築きました。当然良い面もあるし、悪い面もあるでしょう。本書は第一章冒頭から「日本の会社を動かす見えざる原則」でスタートします。これは非常に興味がある内容です。実は日本は血縁社会ではないとか、契約社会でもないとか…ショッキングな展開になります。山本氏は鈴木正三、石田梅岩、上杉鷹山など戦国〜江戸時代に日本独自の資本哲学を実行してきた人物にスポットを当て独自の理論を展開してゆきます。一番共感したのは日本人というのは何かの目的のために共同体ができると、その共同体の維持のために本来の目的を忘れる傾向があること。国鉄や電電公社、郵政は民営化されましたが、ただ民営化すればよいというものでもありません。今までにもたくさん例はありましたが、震災後の東電の対応をみても一目瞭然です。日本人ほど勤勉な民族はいないと思います。戦後の経済復興・高度成長は日本人でなければなしえなかったと考えます。それも、家族より仕事を優先する「血縁イデオロギー」なるものが影響していると思うと少し複雑な気持ちになります。丁稚奉公から暖簾分けまで、伝統的な商業社会の仕組みは江戸時代に出来上がっていました。良いところは受け継ぎ、悪いところは正す。簡単なことのようで現実は難しい…山本氏は「日本人とは何か?」という問いに対して必ず、何かしらのヒントを与えてくれます。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読み応えがありました。
2021年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最終章の最後の項目に内容のサマリーがあります。

プロ倫読んだことがある&なぜプロテスタントではない日本で資本主義が根付いたのか疑問に思った事がある方は、一度読む価値はあると思います。

日本にゾンビ企業が増え、産業の新陳代謝が進まない理由と、日本に資本主義が根付いた理由が、同じところにあるとは。

これから日本がどのように産業界を変えていくべきなのか、もしくは変えていくべきではないのか、考えさせられます。(共同体を壊してまで、産業の新陳代謝を進めるべきなのだろうか)
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名著といわれる理由がわかる。今でも読む人が多いのは、変わらない日本人の働き方やマインドに、その答えを求める人が多いからなのではないだろうか。前半1/3、後半1/3だけ読めば内容は大体理解できるので忙しい方にお勧め。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年4月28日に日本でレビュー済み
日本の企業が「機能集団=共同体」という強固な結束のもとに成り立つ世界でも類を見ない組織であることが、日本経済の強みであった点を説く。さらにその根幹には、江戸時代に培われたピューリタン思想にも似た日本独特の資本思想があったとする。いずれも刺激的な議論である。明治維新あるいは戦後の日本経済の復興・成長を欧米の資本主義の猿真似と卑下する必要がないことを教えてくれる。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
   
 山本七平さん(1921‾1991)の著作について、私は『
日本人とユダヤ人 』を皮切りに、若い時分から割と読んでいた方だろう。山本さんの「日本学」又は「日本人論」に関しては、毀誉褒貶、賛否両論いろいろある訳だけど、この1979年初出のいわば日本版「 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 」ともいえる本は、気軽に肩肘張らず読めるとともに、日本人の労働観や企業等の組織観などを知る上で、好著の一つに数え上げてもよいであろう。当初に購入した本作は生憎行方不明となってしまい、改めて「 近江商人学 」(末永國紀同志社大学教授・近江商人郷土館長)との関わりで文庫版を手に入れ玩読したのだが、時代的な制約はあるにせよ、日本人としてやはり一度は目を通しておくべき書物と思う。

 さて、本著のポイントを挙げると、以下の二点に絞られるだろう。一点目は、日本の会社は(旧日本軍なども含めて)機能集団と共同体(擬制の血縁集団)という「二重構造」で成り立っている、ということだ。ここで、「擬制の血縁集団」という独得の概念が登場する。これを支える観念が一種の「血縁イデオロギー」ともいうべきものであるけれど、詳細は本書を味読願いたい。二点目が、こうした江戸時代から連綿と続く社会構造に対応した精神構造の解明である。まず、山本さんが語るように、江戸時代とは、日本人が「自前の秩序」を確立したエポックであり、ある意味「最も独創的な時代であった」ということだ。それが日本資本主義のエートスともなっているが、それを江戸期の二人の象徴的な思想家に求める。

 この二人の思想家とは、一人が三河武士から禅宗の僧侶となった鈴木正三(1579‾1655)であり、もう一人が町民(サラリーマン)でありながら、「石門心学」を創始した石田梅岩(1685‾1744)である。とりわけ、前記「近江商人学」でも、末永教授は“三方よし”で有名な「近江商人は石門心学の実践者であった」と述べており、この関連で当書を紐解いたのだが、その点に関しても満足できる内容となっている(近江商人の信仰心の篤さも、こうした観点から理解可能だ)。この二人の思想と日本資本主義との相関に着眼した山本さんは、果然「さすがだ」と考える。昨今、日本の企業では米国型の「機能集団」化が進んでいるけれども、果たしてそれが日本の資本主義にとってベターなのか、大いに深考すべきだ。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
論理立てて、日本人の職業倫理を説明することは難しいところがあります。これを、紐解いてくれるのが、この本です。
山一證券、カネボウ、最近ではオリンパス。何で?が、そりゃーそうかもしれない。制度では
いかんともし難いとの思いを抱くことになるかもしれませんが。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年6月19日に日本でレビュー済み
学生時代にゼミの講師がテキスト代わりに使っていた本です。
何十年かぶりに読み返しました。学生の時には何の事かさっぱりでしたが、今になって少しは分かりました。

日本人は自身ではどういう民族なのかよく分かっていないのではないでしょうか?
極東の島国である日本は独自の文化を築きました。当然良い面もあるし、悪い面もあるでしょう。

本書は第一章冒頭から「日本の会社を動かす見えざる原則」でスタートします。これは非常に興味がある内容です。
実は日本は血縁社会ではないとか、契約社会でもないとか…ショッキングな展開になります。

山本氏は鈴木正三、石田梅岩、上杉鷹山など戦国〜江戸時代に日本独自の資本哲学を実行してきた人物にスポットを当て独自の理論を展開してゆきます。

一番共感したのは日本人というのは何かの目的のために共同体ができると、その共同体の維持のために本来の目的を忘れる傾向があること。国鉄や電電公社、郵政は民営化されましたが、ただ民営化すればよいというものでもありません。今までにもたくさん例はありましたが、震災後の東電の対応をみても一目瞭然です。

日本人ほど勤勉な民族はいないと思います。戦後の経済復興・高度成長は日本人でなければなしえなかったと考えます。それも、家族より仕事を優先する「血縁イデオロギー」なるものが影響していると思うと少し複雑な気持ちになります。

丁稚奉公から暖簾分けまで、伝統的な商業社会の仕組みは江戸時代に出来上がっていました。
良いところは受け継ぎ、悪いところは正す。簡単なことのようで現実は難しい…

山本氏は「日本人とは何か?」という問いに対して必ず、何かしらのヒントを与えてくれます。
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5つ星のうち5.0 日本人が進化するために…
2011年6月19日に日本でレビュー済み
学生時代にゼミの講師がテキスト代わりに使っていた本です。
何十年かぶりに読み返しました。学生の時には何の事かさっぱりでしたが、今になって少しは分かりました。

日本人は自身ではどういう民族なのかよく分かっていないのではないでしょうか?
極東の島国である日本は独自の文化を築きました。当然良い面もあるし、悪い面もあるでしょう。

本書は第一章冒頭から「日本の会社を動かす見えざる原則」でスタートします。これは非常に興味がある内容です。
実は日本は血縁社会ではないとか、契約社会でもないとか…ショッキングな展開になります。

山本氏は鈴木正三、石田梅岩、上杉鷹山など戦国〜江戸時代に日本独自の資本哲学を実行してきた人物にスポットを当て独自の理論を展開してゆきます。

一番共感したのは日本人というのは何かの目的のために共同体ができると、その共同体の維持のために本来の目的を忘れる傾向があること。国鉄や電電公社、郵政は民営化されましたが、ただ民営化すればよいというものでもありません。今までにもたくさん例はありましたが、震災後の東電の対応をみても一目瞭然です。

日本人ほど勤勉な民族はいないと思います。戦後の経済復興・高度成長は日本人でなければなしえなかったと考えます。それも、家族より仕事を優先する「血縁イデオロギー」なるものが影響していると思うと少し複雑な気持ちになります。

丁稚奉公から暖簾分けまで、伝統的な商業社会の仕組みは江戸時代に出来上がっていました。
良いところは受け継ぎ、悪いところは正す。簡単なことのようで現実は難しい…

山本氏は「日本人とは何か?」という問いに対して必ず、何かしらのヒントを与えてくれます。
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11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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