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知のネットワーク: 時代を変える7つのキーワード (PHP文庫 お 30-3) 文庫 – 1998/9/1
- 本の長さ196ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日1998/9/1
- ISBN-104569571883
- ISBN-13978-4569571881
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (1998/9/1)
- 発売日 : 1998/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 196ページ
- ISBN-10 : 4569571883
- ISBN-13 : 978-4569571881
- カスタマーレビュー:
著者について
1943年、福岡県に生まれる。
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。 マッキンゼー時代にはウォールストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。
この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また1994年の特集では5人の中の一人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
2005年、「The Next Global Stage」がWharton School Publishingから出版される。本著は、発売当初から評判をよび、既に13ヶ国語以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。
趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。
ジャネット夫人との間に二男(長男:創希,次男:広樹)。
【略歴】
1943年福岡県に生まれる。
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を取得。
1970年6月マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。
1970年(株)日立製作所へ入社。(原子力開発部技師)
1972年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。この頃書きためたノートを書籍「企業参謀」として1975年に出版。
マッキンゼー・アンド・カンパニーではディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長、を務める。
世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。
1992年政策市民集団「平成維新の会」を設立、その代表に就任。
1994年20年以上勤めたマッキンゼー・アンド・カンパニーを退職。
同年、国民の間に議論の場を作るとともに、人材発掘・育成の場として「一新塾」を設立し、2002年9月まで塾長として就任。現在はファウンダー。
1996年起業家養成のための学校「アタッカーズ・ビジネス・スクール」を開設、塾長に就任。
1997年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院公共政策学部総長教授に就任。
1997年~
1998年スタンフォード大学大学院経営学部(MBA)客員教授
1998年(株)ビジネス・ブレークスルー設立、代表に就任。2005年4月に本邦初の遠隔教育によりMBAプログラムとして大学院開校、学長に就任、2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学開校、学長に就任。
2002年中国遼寧省、及び、天津市の経済顧問に就任。
2006年大連の名誉市民に選出。
2007年3月財団法人大塚敏美育英奨学財団設立と同時に理事に就任。
2010年重慶の経済顧問に就任。
2011年CCTV (China Central Television(中国中央電視台))顧問に就任。
2012年4月公益財団法人の移行登記をもって公益財団法人大塚敏美育英奨学財団理事に就任。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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最近、「人の繋がり」に関する本を探しているのだが、「人=知」「繋がり=ネットワーク」という、そのものズバリの本なので手に取った。
そんなに売れている様子はないので、つまらない本かと思ったが、どうしてどうして、結構良い言葉がちりばめられていた。
各界の方との議論・対談をベースに、著者が思うところを書き加えてまとめたもののようである。
例によって、気に入った文を引用してみよう(^^;
■柳生博さんとの対談をベースに
『まさに、経済軸が時間軸を寸断してきたために、それが人間の知恵の継続性をも奪ってきたのである。』
『時間軸を考えると言うことは、知恵の継続性をどう維持するかと言うことでもあるのだ。』
組織のなかでも、継続・発展させるのは大変である。
「守・破・離」を早く実践して欲しい。
■鈴木敏恵さん、村井純さんとの対談をベースに
『子供たちは”現代に生きている”ことに敏感であり、社会がどういう方向にいくかを良く知っている。』
『では、大人は何をしてやればいいのかというと、たくさんの選択肢を子供たちに与えられるような自由な環境を作ってやればよい。』
実践させるためには、「場」も必要と言うことか。
■田原総一朗さんとの対談をベースに
『近江商人の家では、「運」「鈍」「根」と言うことばが成功の秘訣として言い伝えられていた。』
『どういうことかと言うと、失敗というのは世の中にない。...そのチャレンジを諦めたとき、初めて失敗と言う。』
『これが「絶対失敗しない方法」。』
#私の友人にも、勝つまで麻雀をやめない奴がいた。
#その体力には恐るべきものがあった(^^;
■残間里江子さんとの対談をベースに
『ネットワーク型組織の特徴は、ピラミッド型ではなく、あくまでフラット(平ら)なところにある。』
『残間さんと話して、感心したことがいくつかある。その一つは、彼女の仕事に対する姿勢である。残間さんは、仕事をしてきたことで蓄積されたノウハウは全て公開するのだと言う。』
『「ノウハウを自分のなかだけに溜めていたら、それで終わりになる。...なるべく早く手放して...自分の蓄積を空っぽに...しかたなく新しい情報やノウハウを入れなくてはなりませんから、一生懸命努力する。それが力となり、競争力になるんです。」』
うーむ、これよ。
■エピローグから
『十分な検討がなされていないようなものについては、親切なアドバイスをしてくれる人が必要になってくる。つまり”「知」のネットワーク”が必要になってくるのである。』
『人の話を聞き、単に内容を理解するだけでなく、それは自分にとってどういう意味合いを持つことなのか、今の世の中を見るためにはどんなふうにそれを解釈したらいいのか、といったことについて「考える癖」をつけることが必要だ。』
これ、私も心がけるんだけど、聞きながら考えるので、非常に疲れるんですよね。
たまに心の糸が切れて、「なに言ってたんだっけ?」状態になることが(^^;
他にも感じる言葉が並んでいます。