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写真集 日本海軍艦艇ハンドブック (PHP文庫) 文庫 – 2001/7/16

4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

明治維新を迎えた日本は、海に囲まれた国土を守るために、直ちに海軍の整備に着手した。
そして、1941年12月、世界最大の戦艦「大和」を建造することに成功した。近代国家としての出発以来70年余の僅かな時間で達成した、稀に見る快挙であった。
本書は、この戦艦「大和」を頂点とした、太平洋戦争期における日本海軍の艦艇の姿を概観することを目的として編集した、必携のハンドブックである。
戦艦、巡洋艦は原則として全艦について写真を掲載した。航空母艦以下に関しては、魚雷艇にいたるまでほぼ全艦種を網羅した。
本書について、戦史研究家の半藤一利氏は「戦記・戦史ファンにはもちろん、入門書としても手放せない一冊である」として、推薦の辞を寄せている。
文庫サイズという画期的な試みで編まれた本書は、まさにファン座右の書となろう。

商品の説明

商品説明

ヤヌス・シコルスキー『重巡高雄図面集』の訳・監修を担当、『連合艦隊最期の闘い』などの著書のある多賀一史がまとめた太平洋戦争期の日本艦艇ガイドブックの文庫版。

コンパクトながら、完成度は高い。大和から給油艦の足摺まで、第2次大戦期の大半の艦艇を網羅。戦艦、空母などは2~3ページで、仕様、建造過程、戦史などを解説。駆逐艦も、各艦の主要戦歴を紹介。元技術士官の福井静夫のコレクションから提供された写真も、撮影時期を明示して掲載されている。

通読すると、海軍が抱えていた問題があらためて浮き彫りになる。真珠湾攻撃で機動部隊という新しいシステムの有効性を示したにもかかわらず、日本は旧来の大艦巨砲・決戦主義から、航空・海上護衛戦への転換が不完全に終わった。海防艦の項には、海上輸送の被害が拡大した昭和17年後半以降も、海軍が個艦の性能にこだわるあまり、生産性への配慮が遅れたことが述べられている。

しかし、もっと厳しい指摘も欲しかった。射撃指揮装置がなく、事実上、対空射撃に使えなかった陽炎・夕雲型の5インチ砲問題などは、もっと明確に記述したほうがわかりやすい。

終戦から半世紀過ぎた今でも、大戦の教訓から学ぶところは少なくない。新型DDHの建造計画が検討されるなか、先を見据えた建艦計画の重要さをあらためて考えさせられる1冊でもある。(徳野健一)

著者からのコメント

著者 多賀 一史 2001/07/03
 筆者は小学生のときからの軍艦ファン(もちろん日本の軍艦)として、手に入る限りの写真集を集め、毎日のように、あれやこれやと眺めているのが最大の楽しみです。今回PHPのお勧めで「日本海軍艦艇ハンドブック」を編集する機会に恵まれ、日頃こんな本が欲しいと思っていたものを作った次第です。
 自分で言うのも変ですが、最近の軍艦研究は甚だくどくどしくなりがちで、(それはそれで大切なのですが)一番素朴な、軍艦の姿を楽しむ、という面が忘れられているような気がしたのです。そこで、今回は、各艦種についての総論以外は、徹底して個艦の写真と艦歴の紹介に力を入れました。たとえ同型艦であっても、それぞれの運命のもとに戦った軍艦を一くくりに「00型」とはしたくなかったからです。写真についても、同型艦も可能な限り収録したのもこの考えからです。
 掲載した写真については、殆どは筆者のコレクションですが、これらは巻末にも記しましたが、旧海軍の関係者から頂いたものが中心になっています。殆どは30年から10年程前に頂いたもので、今はその全ての方々が鬼籍に入っています。特に中村正利氏は、昭和10年ころから、戦後の昭和50年ころまで、海軍関係図書のみを出版されていた関係で、多くの海軍関係写真を保存していました。筆者は縁あってこの全てを引き継いでいます。これらコレクションがあって初めて完成した写真集です。さらに、小型ながら従来発表されている写真と比べて、綺麗に印刷されている写真が多いと思っています。
 日本の軍艦については、更に厳しく追及されるべき部分も多いのですが、今回は文字どうり「ハンドブック」として身近においていただければ幸いです。
 最後に、前書きに書いた「日本軍艦写真データベース」は、"けっこう本気"です。いつの日にか、お眼にかけられることを願っています。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2001/7/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/7/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 384ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4569575854
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569575858
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 9個の評価

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多賀 一史
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年4月7日に日本でレビュー済み
地味な艦艇まで網羅していることにこそ、この本の真価があります。

海防艦、掃海艇、急設網艦(泊地防衛のための防潜網を設置する船)、輸送艦、砲艦、給糧艦など(何と南極観測船に改造される以前の運送艦時代の"宗谷"の写真もある!)まで紹介されています。艦種(の名称)すらあまり聞かれない、これらの船は記述されることが少ないので貴重です。

また、記述は簡素ながら、形式ごとの特長や、用兵思想の不適切さなどにきちんと触れるなど、過不足なく行き届いています。

戦艦や空母などの主力艦には無数の本があります。

戦艦、正規空母、重巡では、わざわざ一隻ごと項目を立てています(それ以外は、数行で一隻を記述)が、

何よりも、裏方にまで平等に光を当てるからこそ、この本は価値が高いと思います。

他の本を読んで気になったとき、主力艦の説明の手軽さと地味な艦の記述がちょうど良いバランスで、ハンドブックとして秀逸です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年3月29日に日本でレビュー済み
きけわだつみのこえ のような手記や戦記物を読む際には必ず側に置いて資料としている。
この一冊でそれらを読む程度の予備知識は足りるからだ。ハンディサイズがとてもありがたい。

贅沢をいえば、輸送艦の情報をより詳しくしてほしい。それだけ輸送艦の被害が大きかったからである。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年9月22日に日本でレビュー済み
正直驚きました。この文庫サイズに海軍艦艇が全て紹介されている。戦艦、空母に巡洋艦は当たり前、駆逐艦、二等駆逐艦、一等潜水艦(イ号)、二等潜水艦(ロ号)、まだまだ、海防艦に砲艦、輸送艦に至るまで全てを網羅。しかも当然に何々型にて分類しています。私は戦争を知りませんが、子供の頃にプラモデルを多く組み立て、大和・武蔵、比叡等の戦艦、重巡那智、その他これらの写真を見て非常に懐かしく嬉しく感激しました。同じPHP文庫の「日本海軍がよくわかる事典」と共に常に参照すべき参考書です。一方で各艦艇の説明文がやや固く、個別の海戦・作戦参加記録の羅列が多いのが気に入らない。またあまりに多くの艦艇を網羅し、各艦平等に説明してあるので、寧ろ戦艦、空母等の主力艦艇の説明に、より多くのスペースを割いて欲しかったと感じます。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年1月22日に日本でレビュー済み
この本を5年程前に書店で購入したんですが、旧海軍の艦艇についてある程度勉強していた僕でもあまりの細かさに驚きました!
各艦のスペックや、普通の書籍では全く記述のないような艦艇の戦歴なども書いており、これだけ読んでもかなり勉強になります。
素人は勿論、玄人でも納得させてくれる一冊なので、是非ともお勧め致します!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年10月12日に日本でレビュー済み
戦争のはたしかにいいものじゃありません。
無いにこしたことはない。
けど、今周りあるもの、インターネット、携帯電話、コンビニエンスストア、GPS、etc・・
それらは全て軍の技術です。
軍事技術の進歩が奇しくも現在の生活をこうじょうさせているのです。
そして、この本には当時の日本の技術の高さが余す所なく載せられています。
戦争自体は誇れることではないけれど、先人の技術と発想を我々は誇るべきだと思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年2月18日に日本でレビュー済み
これは、船が好きな人とか、軍艦が好きな人にお勧めです。
ほとんどの日本軍艦艇が網羅されています。特に全空母の写真が見れて、しかもそれがどのような経緯で建造され、どのような終末を迎えたのかが分ります。たとえば、空母加賀は、もともと戦艦として建造されましたが、軍縮条約などで一端破棄することが決められましたが、運良く航空母艦として生まれ変わることが出来た。という具合に多くの情報が載っています。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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