★3.1/2023年20冊目/3月6冊目/『悲鳴をあげる身体』(PHP新書/PHP研究所)/鷲田 清一/P.201/1998年/657円+税 #読書 #読書2023 #読了 #読了2023
全体的に捉えどころのない内容だった。鷲田清一は本書の他に『ちぐはぐな身体―ファッションって何?』(ちくま文庫)などを読んだことがある。身体の使い方、表現の仕方は時代、地域によって少しずつ変わってくる。読んでいて「なるほど」とは思うがそれ以上の学びはない。ピアッシングは「自我がころがり落ちてどんどん軽くなる」とあったが、私もピアッシングにより抱えていた嫌な気持ちからの解放感を味わったことを思い出した。また、本書でも引用されていたコッポラの『フランケンシュタイン』は観たい映画リストに追加した。
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悲鳴をあげる身体 (PHP新書) 新書 – 1998/10/21
鷲田 清一
(著)
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ボディ・ピアシング、拒食・過食、ゆがめられ萎縮する性。本来なら、ひとを癒し、快くするはずの行為が、身体への攻撃として現象している現在。本書では、専門の現象学研究に加え、モード批評などで活発な言論活動を展開し、最近では臨床の知としての「臨床哲学」を提唱する著者が、このような身体状況を濃やかに描写する。●第1章-パニック・ボディ ●第2章-からだの経験 ●第3章-からだの幸福 ●第4章-生の交換、死の交換 ●第5章-からだのコモンセンス ●第6章-<ゆるみ>と<すきま> 著者は、私たちの身体は、今、一方では<私>という個の中に閉じ込められ、また、一方では<私>という存在から遠く隔てられているという、引き裂かれた状態にあるという。では、そもそも身体に深く浸透しているはずの<智恵>や<想像力>、そして<他者との関わり>の中にある身体性の回復はいかにして可能か。リアルな問いを投げかける一冊。
- ISBN-104569603092
- ISBN-13978-4569603094
- 出版社PHP研究所
- 発売日1998/10/21
- 言語日本語
- 本の長さ201ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
プロローグ
第1章 パニック・ボディ―身体がアブない。
<わたし>はどこにいるか
食べる口、話す口、愛撫する口
「段取り」を失った食事
第2章 からだの経験―身体はいつもアブない。
身体についての経験の奇妙さ
<わたし>の表面は皮膚だけではない
<わたし>には身体の一部しか見えない
第3章 からだの幸福(間奏1)―身体には想像力がある。
食べるという経験
他人の「おいしさ」への想像力
不在のものへの感受性が欠けてゆく
第4章 生の交換、死の交換―もはやだれのものでもない身体は、もう少しアブない。
所有権すなわち可処分権という考え方
「わたし」は身体をもっているのか
わたしの身体、死体、屍体
第5章 からだのコモンセンス(間奏2)―身体には智恵がある。
感覚は文化に規定されている
世界を映し出すスクリーンとしての文化
身体の技法
第6章 「ゆるみ」と「すきま」―ひたすら(わたし)であろうとする身体が、いちばんアブない。
せっぱつまった「いま」
夢がない、遊びがない少女たち
夢の非現実さ、遊びの不まじめさ
エピローグ ホスピタブルな夏
あとがき
第1章 パニック・ボディ―身体がアブない。
<わたし>はどこにいるか
食べる口、話す口、愛撫する口
「段取り」を失った食事
第2章 からだの経験―身体はいつもアブない。
身体についての経験の奇妙さ
<わたし>の表面は皮膚だけではない
<わたし>には身体の一部しか見えない
第3章 からだの幸福(間奏1)―身体には想像力がある。
食べるという経験
他人の「おいしさ」への想像力
不在のものへの感受性が欠けてゆく
第4章 生の交換、死の交換―もはやだれのものでもない身体は、もう少しアブない。
所有権すなわち可処分権という考え方
「わたし」は身体をもっているのか
わたしの身体、死体、屍体
第5章 からだのコモンセンス(間奏2)―身体には智恵がある。
感覚は文化に規定されている
世界を映し出すスクリーンとしての文化
身体の技法
第6章 「ゆるみ」と「すきま」―ひたすら(わたし)であろうとする身体が、いちばんアブない。
せっぱつまった「いま」
夢がない、遊びがない少女たち
夢の非現実さ、遊びの不まじめさ
エピローグ ホスピタブルな夏
あとがき
内容(「MARC」データベースより)
拒食・過食、性など本来なら人を癒し快くする行為が、身体への攻撃として現象している。この身体の状況をさまざまな角度から論じ、他者との関わりにおいてこそはじめて存在する身体の本質について考える。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (1998/10/21)
- 発売日 : 1998/10/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 201ページ
- ISBN-10 : 4569603092
- ISBN-13 : 978-4569603094
- Amazon 売れ筋ランキング: - 305,281位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 591位倫理学
- - 701位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 749位PHP新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年7月30日に日本でレビュー済み
近代的自我に基づく所有観念が、所謂消費する主体としての身体を生み出し、近代人は自然や他者との関係を喪失し阻害されているという著者の議論はそれ自体目新しいものではない。このような時代の到来はマックス・ウェーバーやハイデッガー、さらにはニーチェなどが100年もの昔に予想したことであった。わが国でも、丸山圭三郎や吉本隆明が各々「言わけ構造」や「指示表出」言った言葉で同様の概念を述べているし、最近ではその議論の立て方に若干の問題はあるものの養老孟司が「バカの壁」などで似たような議論を展開している。今後、我々に残された道は、国家や制度、もしくは市場に管理された身体ではなく、他者との関係の中に成り立つ間身体性をいかに回復するかである、と著者は説く。
著者の言うことはいちいちもっともであるが、今後共同体が益々弛緩し、家族が益々崩壊の一途をたどるなか、反動的な道徳的身体論への回帰だけは何としても避けねばならない。その意味で、著者の主張する「ゆるみ」「すきま」「遊び」などの復権はひとつの方向性を示してはいるものの、全体として「失われたもの」への回帰を志向する趣が強く、現状を踏まえた未来への積極的提言というところまでにはいたっていない。
著者の言うことはいちいちもっともであるが、今後共同体が益々弛緩し、家族が益々崩壊の一途をたどるなか、反動的な道徳的身体論への回帰だけは何としても避けねばならない。その意味で、著者の主張する「ゆるみ」「すきま」「遊び」などの復権はひとつの方向性を示してはいるものの、全体として「失われたもの」への回帰を志向する趣が強く、現状を踏まえた未来への積極的提言というところまでにはいたっていない。