秀吉による検地で荘園制度は廃棄され、
刀狩で地侍は武士として城下町に住むか農民となるかの選択を迫られた。
配下の大名は国替え、転封を繰り返して所領を拡大していくが、
それは先祖伝来の領地との旧来のしがらみを否定し、
中央集権的な官僚支配を容易にすることに繋がっていた。
こうした流れに取り残された、旧領に根を張り続けた旧族大名(島津、毛利など)は
官僚支配を否定して弱体化を避けることに成功し、底力を温存して
明治維新で主体的な役割を演じることが可能になった、という著者の指摘は鋭い。
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藩と日本人: 現代に生きるお国柄 (PHP新書 91) 新書 – 1999/9/1
武光 誠
(著)
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日1999/9/1
- ISBN-104569607977
- ISBN-13978-4569607979
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
明治維新以降、廃藩し均質化する社会でなお我々の中に生き続けた藩文化=お国柄とはどのようなものか。加賀、薩摩、津軽、松前や岡山、庄内などの例から、様々なお国柄の成り立ちや人々の関わり合いを考える。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (1999/9/1)
- 発売日 : 1999/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 205ページ
- ISBN-10 : 4569607977
- ISBN-13 : 978-4569607979
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,040,960位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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