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地名で読む江戸の町 (PHP新書 146) 新書 – 2001/3/1
第1部では、幕府の都市づくり政策を概観する。寺社、町人地、鷹場はいかにして造られたか。さらに「大江戸」「江戸っ子」の呼称成立の背景や、消えた地名についても言及。
第2部では、江戸とその周辺を機能・地域別に九つに分類し、50の地名の具体的歴史を探訪する。すなわち、[1]幕府が造った町(丸の内・高田馬場)、[2]武家地(有楽町・御茶の水)、[3]寺社地(浅草)、[4]町人地(両国・蔵前)、[5]水辺の町(佃島・築地)、[6]交通の要所(日本橋・新宿)、[7]遊び場(猿若町・飛鳥山)、[8]武蔵野(練馬・小金井)、[9]東の郊外(柴又・小松川)などというように。
市町村合併による地名改変が盛んな昨今、貴重な文化遺産としての地名を再認識できる本である。
- ISBN-104569615481
- ISBN-13978-4569615486
- 出版社PHP研究所
- 発売日2001/3/1
- 言語日本語
- 本の長さ251ページ
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商品の説明
商品説明
地味でマニアックで読みこなすには歴史的素養が必要らしい「地名の本」。それが、「江戸」という魔法の呪文をかけただけで、想像力、知的好奇心を刺激する本になった。徳川家康の関東移封から、城下町の建設、首都としての機能整備、そして巨大都市へ。聞き覚えのある地名の数々が、「江戸」の町の膨張、崩壊の歴史に組み込まれていく。
将軍のお茶用に使われた名泉があった「お茶の水」、織田有楽斎の屋敷と南町奉行所で知られた「有楽町」、家康とゆかりの深い摂州佃村の住民が移住して将軍用の白魚を取った「佃島」。ここらあたりは学校で習った歴史のおさらいだが、おもしろいのは武蔵野、東の郊外部の記述だ。「生類憐みの令」で巨大な犬小屋が設けられ「囲」とい字名が残った「中野」とか、1年を通して花樹に恵まれ、「日が暮れるのも忘れる」と江戸っ子を喜ばせた「日暮里」など、江戸城を中心とした「大江戸」の広がりが浮かび上がってくる。
データ満載、切り口も豊富。惜しむらくは、江戸っ子の描写に、もうちょっと“粋さ”が欲しかったが…。(長井好弘)
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2001/3/1)
- 発売日 : 2001/3/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 251ページ
- ISBN-10 : 4569615481
- ISBN-13 : 978-4569615486
- Amazon 売れ筋ランキング: - 674,474位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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(珍しく○天だったのでしょうか!)
町村合併や、住居表示により、消えた地名を、秘かに勝手に期待したのですが、有名な所ばかりでした。
自分の住んでいる近くや、行ったことがある場所は、ふむふむ‼と読みました。
大石学さんの名前がありますが、分担執筆です。
巻末に、参考文献が、山のようにあるので、気に入った本を見つけると世界が広がると思います。