無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
論理力の鍛え方: なぜロジックは勝つのか 単行本 – 2002/2/1
いまビジネスマンの間では「論理的思考」が大はやりである。そのテキストとして、大学の論理学の講義に毛のはえたような本がたくさん出ているが、はたして役立つか疑問だ。ビジネスの現場はすべてが応用問題。机上の論理学ではとても太刀打ちできない。
本書は20年以上ディベートの指導をしてきた著者が、その実践の中から生み出した論理力強化法である。
まず著者はいう。論理とは何よりも国家のためにあると。他の国から難クセをつけられて、堂々と反論できないようでは論理を学ぶ意義などないではないかと。ところが、他国による論理のすり替えや捏造、詭弁を見破れず、言いなりになっているのが日本の実状である。いまこそ真の論理力養成が望まれる所以である。
そこで著者が強く推奨するのがディベートによる論理訓練。スピーチのための朗読訓練、全肯定・全否定に立つ訓練、作文訓練、事例研究など、実戦力を養うための恰好の教科書といえよう。
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2002/2/1
- ISBN-104569620477
- ISBN-13978-4569620473
この著者の人気タイトル
商品の説明
商品説明
著者はまず、「日本の国益を害する他国の内政干渉や理不尽な要求に対して、断固として反撃できる論理力」が本来の論理力だと主張。それを鍛えるためにはディベートで言語力を育成するのが有効だと論じる。
「理論編」では、その観点から多数の事例が検証されている。たとえば同時多発テロに関する「報復は報復をよぶ」という言葉。これを著者は、アメリカの行動は「報復ではなく戦争」だとして前提の誤りを指摘し、「相手を圧倒殲滅」する戦争だから「報復」はないという論理を展開している。また、アメリカの軍事行動に疑問を唱えた有名人や新聞の投書などを「お粗末な論理」として退けるほか、東京裁判や「中国・韓国の理不尽な内政干渉」、平和憲法、あるいは田中眞紀子前外相などを槍玉にあげている。
次の「実践技術編」では、文章力や言語表現能力を鍛える方法として、文章を字数や論理構成別にまとめる訓練や、擬態語・擬声語などの論理的な表現、明確な定義、音読訓練などが紹介されている。特殊な技術や訓練はなく、日常の読み書きの場面で実践しやすいものが端的にまとめられている。
ノウハウ以外の本書の大半にあたる部分は著者の主義・主張が色濃く反映していて、全体として一般の論理力のトレーニング本とは性格を異にしている。著者が言う「天下国家のための論理力」との相性で選ぶ1冊だろう。(棚上 勉)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2002/2/1)
- 発売日 : 2002/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 285ページ
- ISBN-10 : 4569620477
- ISBN-13 : 978-4569620473
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,265,396位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,288位倫理学入門
- - 28,817位心理学の読みもの
- - 104,060位語学・辞事典・年鑑 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
家に帰って、さて読んで見よう、うん・・・え?・・・なんだこれは!?
・・・ええ??!!というパターンだと思います。皆さん。
確かに論理力のまるでない著者もあんまりだと思うのです。しかし、一番あざといのは版元のPHP研究所ではないでしょうか。
PHPは本当に沢山の啓発本を出しています。加藤某氏や中谷某氏のように、ほぼ同じ内容の本を表紙だけ変えて何十冊も出す表紙商法に新手が加わった感じ。ここまでやるか、PHP。
本としては勿論0点ですが、版元のあつかましい商法に虚を突かれた、という意味で2点。
しかし、言葉の定義をはっきりすること、メディアに出る知識人の認識の甘さなど指摘は読む価値がある。
田中眞紀子の論理力、辻本清美の論理力、坂本龍一の論理力、などなど、事例が多い。当然全て「ここが論理的じゃない」という批判の対象として紹介されている。さぞ書いていて楽しかっただろうな、と想像できる。