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静かなる戦争(下)-アメリカの栄光と挫折単行本 – 2003/6/27

デイヴィッド・ハルバースタム (著), 小倉慶郎 (著), 三島篤志 (著),

4.5 80個の評価

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●アメリカで最もよく知られるピュリッツァー賞作家が書いた、渾身のノンフィクション。その丹念な取材と格調高い文体には定評がある。本書は全米でもベストセラーとなった。
●内容は、湾岸戦争から現ブッシュ政権が歩み始めるまでのアメリカ政治外交史を、人物中心に描いた壮大な大河ドラマのような作品。
●特に、父ブッシュ、クリントン、パウエル、オルブライトらを中心に繰り広げられた「アメリカの戦争」 (具体的には湾岸戦争、ボスニア内戦、コソボ紛争、ソマリア内戦など) に焦点が当てられている。
●興味深いのは、アメリカは決して大統領の意思一つで動いている国ではないということ。政権 (ホワイトハウス) 、軍、議会の三者の間には激しい権力争いがあり、一つの決定が下されるまでには様々な駆け引きや葛藤がある。
●タイトルの「静かなる戦争」には二つの意味がある。一つは、アメリカは戦争をしているというのに、国民はふだんと変わらぬ日常生活を送り、まるでテレビゲームのように戦争報道を見ていて、まるで「平時の戦争」のようだという意味。それともう一つは、上記のように、アメリカ政界の水面下で繰り広げられている「権力争い」を象徴している。
● 本書を読むと、アメリカという国がよくわかる。アメリカ政界の意思決定はどんな仕組みでなされているのか。世界最強といわれるアメリカ軍の実態はどうなのか。ホワイトハウスの中でどんなインチキが行なわれているのか。そして、これからアメリカはどうなっていくのか。
● アメリカ、ひいては世界の今後を予見するのにうってつけの本である。
●蛇足ながら、ヒラリー・クリントンの性格や、クリントンの不倫スキャンダル事件の知られざる顛末なども大変おもしろい。

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本の長さ

446ページ
言語

日本語
出版社

PHP研究所
発売日

2003/6/27
ISBN-10

4569627226
ISBN-13

978-4569627229
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ディヴィッド・ハルバースタム
64
単行本
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デイヴィッドハルバースタム
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ディヴィッド・ハルバースタム
80
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デイビッドハルバースタム
1
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デイヴィッドハルバースタム
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文庫
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商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

軍との確執、女性問題、マスコミ操作。外交という表舞台の一方で、ホワイトハウスの赤裸々な実態が明らかになる。大統領の資質が問われる中、やがて時代はクリントンからブッシュへと移っていく…。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2003/6/27)
発売日 ‏ : ‎ 2003/6/27
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 446ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4569627226
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569627229

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デービッド・ハルバスタム
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小倉慶郎
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小倉慶郎　(おぐら・よしろう)
東京都生まれ。学習院大学大学院イギリス文学専攻博士前期課程修了。通訳者・翻訳家、インタースクール大阪校講師などを経て、現在は、大阪府立大学高等教育推進機構　外国語教育センター長・教授。専門は、英語教育、通訳・翻訳論、異文化コミュニケーション、ジャーナリズム。主な通訳業績として「日英高等教育シンポジウム」、「国際環境フォーラム」。翻訳書に『静かなる戦争』（ハルバースタム、PHP研究所）、『奇跡の人へレンケラー自伝』（新潮文庫）。著書に『BBC WORLD 英語リスニングサイトトランスレーション』、『BBC WORLD 英語リスニングUKニュース入門』（共にDHC）、『東大英語長文が5分で読めるようになる』（語学春秋社）などがある。日本英語コミュニケーション学会理事。文部科学省指定・英語教育改善のための調査研究事業運営指導員（大阪府立泉陽高等学校）。大阪府内の高等学校では、「通訳訓練法を使った英語学習」「英日通訳入門」などの出張講義を随時行っている。
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黒猫

90年代のアメリカの戦争戦略

2018年1月17日に日本でレビュー済み

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デビッド・ハルバースタム「静かなる戦争　上巻」を読みました。
ニュージャーナリズムの旗手のハルバースタムが90年代のアメリカと世界の政治情勢を見事に描いています。
例によって多くのパワー・エリートたちが絡んだ人間ドラマに仕立てて、ハラハラドキドキの展開です。
一気に読ませてくれます。
湾岸戦争で、クェートを侵略したイラクを「砂漠の嵐作戦」に圧倒的に勝利したブッシュ大統領の人気は絶大でした。
支持率は90％を超えました。
この戦争の勝利は、ベトナム戦争、日本との経済戦争の敗北で自信を失っていたアメリカ国民のトラウマを払拭し、勇気と自信を回復させました。
ソ連崩壊で、長年の冷戦も終わり、アメリカにとっての脅威はなくなりました。
ところが1992年の大統領選挙では、民主党のクリントンに敗北しました。
なぜなのか、その理由がさっぱり分かりませんでした。
私にとっては、謎でした。
今回、この本を読み、その理由が分かりました。
アメリカ国民の「内向き」な姿勢とクリントンの選挙上手が原因でした。
アメリカ国民にとって、外交的勝利よりも、国内問題、とりわけ経済問題が大切だったのです。
時代が変わっていました。アメリカ人の意識も変わっていたのです。世代が変わっていたのです。
アメリカは、政治的指導力を発揮することをためらってヒトラーの台頭、第二次世界大戦を招いてしまったという反省から、戦後は自由主義世界のリーダーとして積極的に、世界秩序の維持や紛争解決に関わってきました。
いまや、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の経験者は少なくなり、1960年以降に生まれた世代は、身の危険を犯してまで外国との争いに介入することに消極的でした。
クリントンは、ベトナム戦争時、たくみに徴兵を逃れています。
ブッシュ大統領は、第二次世界大戦時、パイロットとして戦闘参加し腕の良いパイロットで幾つもの勲章を授与されています。撃墜されて死に直面する経験もしています。
それでもアメリカ国民は、クリントンを大統領に選びました。
クリントンは、外交オンチで大統領になってもユーゴスラビア内戦、ソマリア紛争に、なんらリーダーシップを発揮できず、有効な手段を講じる能力に欠けていました。
マスコミ、国際世論に叩かれると、部下に責任を押し付けるばかりで、関心事は、「次の選挙」に当選することだけでした。
この本には、ブッシュ政権、クリントン政権の高官たちの、すさまじいポリティカル・パワー・ゲームが克明に描かれています。
ハルバースタムは、その人脈の広さで、何百人という関係人物をインタビューしています。
アメリカは何と複雑で重層的なのかと圧倒されます。
政治では、保守とリベラルと中道、人種、産業、州、宗教、ジャーナリズム、映画界、大学など複雑で多様な利害関係が絡み、せめぎあい、妥協しつつ政治的勢力の大勢が方向づけられます。
これらの勢力間の争いは神経がヒリヒリするような緊張の連続です。
読んでてヘキエキします。
アメリカのパワーゲームに比べて日本はシンプルで、規模矮小かと感じます。
選挙の趨勢を決するのは、世論、評判、空気、風評ですが、これらはマスコミによって作られ、浮ついた、根のない、不確かで危うい、もろいものです。
ニューヨーク・タイムスの記者であったハルバースタムは、ジャーナリズムの動き、主張、影響について精通しています。
ジャーナリズム間のすさまじいスクープ合戦も内幕物めいてスリリングです。
ドキュメントを書くのは、対象の事件後、5年から15年の間が客観性においてベストだと言われます。
事件後、数年では、まだ発掘されていない事実が、書かれたあとから出てくる可能性があります。
数十年経過では、関係者の多くは鬼籍にはいって証言を得ることが困難で、正確性にクエッションがはいります。
歴史的評価も定まっていて、読み物としては鮮度にかけます。
この本は、当時の関関係者からの証言やニュースが中心です。
私にとってこの本は、現代アメリカ理解の教科書です。
下巻が楽しみです。早く読みたい。

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hayatama

アメリカジャーナリズムの良心

2013年8月24日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

9/11の後に書かれたエピローグは日本社会にも当てはまることがたくさんあり、いずれ翻訳してどこかにアップする予定。ハルバースタム特有の大量のインタビューを基に構成される大作。米原万里が本書のボスニア紛争の取り扱いをどう思ったか、とても気になる。あと、少し気になったのが文体で、なにか、効果的でない同じ言い回しの繰り返しが散見されたけど、気のせいかなぁ。最後の大作とされるThe Coldest Winterでは気にならなかったんだけど。謝辞におけるクリントンの扱いは笑えた。とにかく、マストですな。

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Fernald

オバマ政権を知る上でも参考になる

2010年12月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ブッシュ父政権末期とクリントン政権２期の間の米国の外交・安全保障政策を稀代のジャーナリストが描いた力作。学術書等を通してこの時代の米国の対外政策についてある程度理解しているつもりだったが、それはあくまでも表面的なものだったに過ぎないことが分かった。この本の最大の魅力は、大統領、副大統領の他、国家安全保障会議や国務省、そして国防省の高官を、ジャーナリストならではのインサイダー情報を用いて描いていることにある。これだけでは他のジャーナリストがやっていることと大して変わらないが、ハルバースタムは登場人物それぞれを細かく書き込んだ上で人物評を行っている。これがなかなか面白い。全般的に評価は辛口である。また、９０年代のユーゴ紛争が一大事であったことは知っていたが詳細についてほとんど知らなかったので、ユーゴ紛争について実に丁寧に説明している本書を読み大変勉強になった。やっとユーゴ紛争の複雑さが理解できた思いだ。

本書の難点はと言えば、扱っているのがクリントン前々政権であることだ。出版も１０年程前のことであり、日本語版は既に絶版となっている。しかしながら、オバマ政権は同じ民主党政権であったクリントン政権からかなり多くの政府高官を引き継いでいる。オバマ政権を知る上でも本書は参考になるだろう。

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starlight

さすがハルバスタム！fascinating!

2002年12月11日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

　大変読み応えのある本だった。その筆致は極めて実証的で、洞察が深い。１９９０年代以降のアメリカの世相の変化、政治のダイナミズムを肌で感じると同時に、アメリカの外交、軍事政策がどのように決まっていくかを知る上で、とても有益な一冊である。
　著者が指摘する通り、冷戦後、ユーゴ、ソマリアといったアメリカの死活的利益とは直接関係がない地域で凄惨な大量殺戮が発生した。メディアの報道によって一時的にアメリカ国内の関心が高まることはあっても、基本的に、外交に対する関心は低く、自ら犠牲を出してまで紛争解決にコミットするとの姿勢はない。そのため、アメリカは強大な軍事力を擁しながらも、海外の紛争のためにアメリカの兵力を投入するだけの覚悟はない。
本書においては、このような事態にあって、大統領以下ホワイトハウス、国務省、国防省、軍などの主だったプレイヤーが、それぞれのエゴや個性、来歴（例えば、移民、ユダヤ人、ヴェトナム戦争体験）、所属組織（陸軍、空軍の違い）などを背景として、どのような考えや主張をを持つに至ったのか、そして、政策決定過程において彼らの間にどのようなinterplayが展開され、その結果、アメリカがどのような行動を取るようになったのかについて克明に記されている。
　湾岸戦争時代のブッシュ政権の主要メンバーについての分析も興味深い。今のブッシュ政権がどのような考えを持つ人々によって構成されているかがよく分かる。
　何年も前にThe Best and The Brightestを読んだ時、大変な感銘を受けた覚えがある。ただ、ヴェトナム戦争は僕の子供のころに起きたことなので、直接的な記憶がない。その分、今回の本は現代のことが書かれているだけに、一層馴染みを持って読むことができた。

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オーナーオブ・ロンリーハーツクラブバンド

極めて良質なジャーナリズム

2004年10月18日に日本でレビュー済み

ベトナム戦争の泥沼を描いた名著『The Best and the Brightest』の著者が、時代をブッシュ父とクリントン政権に移しての新著です。

湾岸戦争以降、この手の「政権の内幕モノ」や「ブッシュ親子モノ」がはやりですが、例えば『攻撃計画』等のB．ウッドワードに見られる派手さや本を売りたいが為のセンセーショナルさはなく、淡々と物語が展開して行きます。当時の政権を荷う人々の苦悩や葛藤、果ては嫉妬や欲望が渦巻く様は正に「ドラマ」と言えましょう。

また政治家の姿勢をただ問うだけでなく、自らも属するテレビや新聞といったメディアやマスコミ業界がソビエト崩壊後外交報道は視聴率が取れないとして特派員やニュース枠を大幅に削減するといった体たらくにも容赦ない辺りは、流石硬派です。

翻って、日本で斯かる良質なジャーナリズムが成立しないのは、政治の質に問題があると一般的には言われていますが、実は言葉とは裏腹に体制側にべったりと寄り掛かっている伝える側の不甲斐なさに因るのでは・・・と考えるのは私だけでしょうか。

アメリカという国がどういうシステムで「運営」されているのか、同国を軸に現代史・外交はどう動いたのか知るのに大変参考になる１冊です。

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Amazonのお客様

日本のジャーナリズムも見習って

2003年8月29日に日本でレビュー済み

　上巻では現大統領の父、シニア・ブッシュの任期の終盤からクリントン政権誕生までが、バルカン半島の内戦を通じて描かれている。冷戦終結、湾岸戦争の勝利と外交政策では一応の成功を果たしたが、ボスニア紛争介入には躊躇するブッシュ大統領。結局は湾岸戦争で高い支持率を得ながら、経済政策を中心とする内政問題で失敗し支持をどんどん失ってしまう。アメリカ国民は熱しやすく冷めやすいということか。
　息子のブッシュは父の失敗を肝に銘じて、国民の目を内政から外政にそらせるために、イラク、アフガニスタン積極的に介入しているかのようだ。「強いアメリカ」を海外で発揮できなければ、とても内政が強いとは思えないブッシュ。２期目の当選も危ないないだろう。
　それにしてもわが日本、ただいるだけのような小泉首相さえも冷静に批判できない日本のマスコミ。ジャーナリズムに携わる人間こそが真っ先に読む本ではないだろうか。

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akicoco2002

大統領とは？最高司令官とは？政治家とは？

2003年10月20日に日本でレビュー済み

　冷戦後、政権がどのようにして戦争に介入したのか、もしくはしなかったのかは、きわめて流動的な事柄に左右させれていたかが良くわかる。ブッシュの慎重な人格が想像できる。クリントンの人を魅了させる才能が想像できる。パウエルのたたきあげのひたむきさがにじみ出る。まさに最高傑作。とにかくハルバースタムの語り口がうますぎて、ぐいぐいと読まされてしまいます。
　上巻では出てきませんが、下巻では次期民主党の大統領候補、その名も秀才ウェズリー・クラークのチャプターがすこぶるおもしろい。このひとがブッシュを破って大統領になったら日本は？？？

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サンフラワー

本物は強い！

2003年8月30日に日本でレビュー済み

ブッシュ政権になってイラク戦争も終わり、正直いってあまり興味深く読めないのではないかなと思いながら読み始めたのですが、やー、やっぱり、本物は強い！圧倒的迫力でぐいぐいと引き込んでくれました。アメリカの今を理解するうえで、それ以前を理解することは不可欠だと再認識しました。イラク戦争でもたびたび耳にした軍備についての詳細な記述も興味深かったです。やっぱり、ハルバースタムは最高！

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Craig L. Howe

Ghosts of Vietnam Haunt 1990s American Foreign Policy

2001年10月11日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

I had a professor who defined journalism as "history written in a hurry." In his sequel to The Best And The Brightest author David Halberstam uses the journalist's tools - personal interviews and background research - to explore how the shadow of Vietnam and the Cold War shaped the United States' foreign policy during the 1990s.
What emerges, is a thoughtful, portrait of the United States from the perspective of its foreign policy decisions. It is a book written for thoughtful citizens; a book that, clearly, was not written in a hurry; a book that unearths the struggles, egos and the political maneuvering among the key figures in The White House, the State Department and the military. Halberstam shows how the decisions of Vietnam War Veterans, like Colin Powell and Anthony Lake, and those who were not, like President William Clinton, influenced American politics and policy.
Lesser-known players who contributed to the picture were not overlooked. Halberstam notes that the irony of the Gulf War was the wrong branch of the service and the wrong military leaders were celebrated at its conclusion. Norman Schwarzkopf and Colin Powell received ovations for their humiliation of an allegedly mighty, but now bedraggled Iraqi Army.
If one man was responsible, he notes, it was an innovative air force strategist, Colonel John Warden. At the time of the Gulf War, Warden was the head of a top-secret air force group working within The Pentagon and represented a group of younger military officers who were eager to adapt military thinking and planning to the uses of the new technological advanced weaponry.
The major opposition to his thinking came not from the army or even civilians, but rather senior officers in his service branch, especially three and four star generals attached to the Tactical Air Command. They believed the airpower was there to support the army on the ground. They despised Warden and his ideas. As luck would have it, when General Schwarzkopf requested an air plan for Desert Storm, Warden's senior officer was on leave and the request found its way to his desk.
Roy Gutman, an American reporter who happened to be in Yugoslavia in 1991 and was starting to write what would be a series of prophetic dispatches for Newsday, the Long Island, New York daily, is another unknown player. Stationed in Belgrade from 1973 to 1975 as a Reuter's correspondent, he had embraced what he termed as "the golden age of Tito", a Serbo-centrism that tempered the vision of many western diplomats and journalists.
On his return in 1991 he saw signs that Yugoslavia was becoming a different country. An interview with Vojislav Seselj, an ultra nationalist Serb who had once been jailed by Tito for his ethnic views and was known for his personal cruelty, convinced the journalist that something sinister was about to happen with its likely epicenter as Banja Luka, a city in Northern Bosnia, which time which prove to be the home of the Serbian campaign of ethnic cleansing.
Halberstam's search for the real story behind the headlines gives the reader clear insights into why events in the Balkans, Haiti and Somalia reflect American foreign policy and politics. He discusses the wariness of the U. S. military to ever be caught again in a ground war lacing clear objectives, the frustrations of political leaders who never served in the military and their effects on American commanders in Kosovo.
On the last page of the book, the author allows himself a glimpse into our future, which in light of the events of September 11, 2001 proves tragically prescient. Writing in May, 2001, Halberstam, allows himself to speculate about the need for a missile shield, what he terms "a high-tech Maginot Line, the wrong idea at the wrong time." He notes that intelligence analysts believe "the threat to an open society like America c[o]mes from terrorists, rather than the military power of rogue states" which themselves present an exceptional target.
The author has carved a unique niche for himself. His books are the product of four to five years of research, a luxury few, if any other journalists are indulged. The emerging portrait of the United States is vivid and full of human detail.

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rw

Good stuff - but was surprised by Halberstam referring to ...

2014年12月2日に英国でレビュー済み

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Good stuff - but was surprised by Halberstam referring to as having been previously 'sworn enemies' when he was writing about the break-up of Yugoslavia and the ensuing wars. Britain and France had not exchanged shots in the previous 150 or more years. (I don't believe DH was considering the Petain adventures with Hitler as having been representative of France as a nation - though there is some room for interpretation there).

DH also seems mistakenly mix the European Community with the Europian Union - with DH seeming to think the EU preceded the EC. A good editor should have caught this.

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Peter Lorenzi

Solid review of recent, troubled history of presidency

2001年11月4日にアメリカ合衆国でレビュー済み

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Halberstam weaves a detailed analysis of the last ten years of the Amercan presidency. From Bush's rapid 1992 fall from grace following his Gulf War high, to the bumblings of the Clinton administration, Halberstarm adds intricacies of people, places and events, tying in less visible characters.
Clinton rose to the presidency when the more significant Democratic players calculated (incorrectly) that the Gulf War triumph made Bush unbeatable. Clinton the opportunist, had nothing to lose by running. Running was his life and this was too good a chance to pass on, even if he'd promised Arkansans he wouldn't run. It was not to be the first time he changed his mind and broke a promise, nor his last. Sadly, what Halberstam aptly describes, is that the Clinton administration was like the dog who finally catches the car he's been chasing. Lips firmly around the tailpipe, Clinton had to wonder: "Now what?" From Haitian immigration policy (Oops, I didn't mean it!), to Bosnia (I didn't understand what I was saying when I was running.), to gays in the military (You mean there might be a problem if we do what I said I would?), the dream of becoming president was shattered by Clinton's deaf ear to foreign policy and his intimate knowledge of the polled populace. Only foreign affairs are not as neat as domestic issues and the polls and the people turn quickly. Just ask his predecessor.
Clinton's domestic policy successes were best described by what he didn't do: a failed health care plan and doing no harm to the economy, poised for a recovery. What he did do was more harmful to his own interests: reduce the military and turn over his party's control of congress by 1994 and, by 2000, the White House, over to the Republicans. And his lame attempt to 'attack' Bin Laden has come back to haunt us terribly.
Statesmanship requires deep-seated knowledge and courage, not a quick study, a facile analysis, or feet of clay. Both Clinton and George Bush, Sr. lacked "the vision thing" when it came to foreign policy. Let's hope that George Dubya, finding foreign policy crises thrust upon him, surfaces a vision of his own.
Halberstam must have done a lot of research or else he has a canny way for reading the minds of the players. As he did in "The Reckoning", he reconstructs the decline of an important American greatness. Not recommended for the impatient or the weak of spirit.

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abeegle

late due too1 sh[ppiingg late1

2022年5月28日にアメリカ合衆国でレビュー済み

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shipping was late....good produce`

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Jack Lechelt

Excellent insider account of Clinton FP

2005年4月29日にアメリカ合衆国でレビュー済み

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The first time I read this, I wasn't quite smitten, but having had to read it a second time, I appreciate it more. There are flaws in it: other reviews have pointed out the occasional repetitive sentence, and Halberstam could have better cited his sources, but still, there is nothing else out there any better. A few other gripes: Halberstam focuses far too much attention on Clinton as the poll-driven politico. I'm not doubting Clinton's political drive, but it is possible that he was so heavily focused on polls because he had certain policy preferences he wanted to enact. Granted, he may not have been good at laying that out there, but the Clinton-as-amoral-poll-hound seems a bit overplayed. Halberstam could have better laid out the different international relations/foreign policy philosophies of major characters. This might have been done a little bit earlier on in the book (I honestly can't remember), but it should have been discussed throughout. This would have made the book more useful for foreign policy courses. Also, in writing so much about the Balkans, a few maps would not have killed him. Too many people know too little about the region. There is not a single map! Ridiculous. Charts and timelines would have been helpful as well.

Still, Halberstam wrote a thoughtful and thorough analysis of the topics he covered, which were those small wars between the Cold War and the wars on terror and in Iraq.

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静かなる戦争(下)-アメリカの栄光と挫折 単行本 – 2003/6/27

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デービッド・ハルバスタム

小倉 慶郎

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