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養老孟司の“逆さメガネ” (PHP新書) 新書 – 2003/8/2
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そうじゃない! あなた自身の見方・考え方がまちがっているのだ。「都市こそ進歩」「個性は心にある」「バリア・フリーの社会を」「科学ですべてがコントロールできる」……。現代人のその価値観は、大きな錯覚である。本書では、「都市主義」「脳化社会」の歪みを鋭く指摘。
著者はこう語る。「偏見をもって見ることを『色メガネで見る』と表現します。現代社会の人は『色メガネ』どころか『逆さメガネ』をかけてるんじゃないか。私はときどきそう思うのです。多数の意見だからとか、みんなと同じだからといって、それが当たり前だと思っていたら、自分が逆さメガネをかけていることに気づいていないのです」
これまでの常識にしばられず、本質を見抜けるか。養老流の<逆さメガネ>を披露。
- ISBN-104569630839
- ISBN-13978-4569630830
- 出版社PHP研究所
- 発売日2003/8/2
- 言語日本語
- 本の長さ205ページ
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商品の説明
商品説明
著者はいう。人間は刻々と変わっている。ところが、いまの社会は「変わらない私」を前提にしている。「変わらない私」と思い込むのは、いまの世の中の見方をそのまま受け入れているからだ。だから、世の中の大勢の見方と反対を見ることができる「逆さメガネ」をかけなければ、本当の姿は見えてこない、と。そして、人が変わらなくなった社会で、最も苦労しているのが子どもたちだと指摘する。なぜなら、子どもは一番速やかに変化する人たちだからである。そのことに気付かなければ、教育の本質を見失うことになる。
ではなぜ、私たちは「変わらない私」と思い込むようになったのか。原因は都市化社会にあった。都市的合理性、多数決による社会常識が、いつの間にか「逆さメガネ」になっていたのだ。著者は本書で、「あまり一つの見方でこり固まってしまうと危険だということです。ときどき、私のように『逆さメガネ』で見る視点を持ってくださいよ」とメッセージを送っている。(清水英孝)
メディア掲載レビューほか
世間の常識は傾いているのに、それに気づかないことがある。著者は時々、世間を“逆さメガネ”で見ることが必要だとして、そのための見方、考え方のヒントを提供する。
現代の間違った常識の1つが「自分」のとらえ方。自分という確固とした実在があって、そこに知識が積み重なるという感覚があるが、生きて動く人間は、刻々と変わるもの。その感覚が消えたから教育はおかしくなった。
人が変わりゆくものならば、「個性」とは何かというと、体そのものだという。心には他人と通じる共通性が必要だ。「体は個性、心は共通」なのに、逆にとらえている人が多い。
「都市化」「脳化」社会の歪みを鋭く指摘しながら、1つの見方で凝り固まってしまう危険性を指摘する。
(日経ビジネス 2003/10/06 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2003/8/2)
- 発売日 : 2003/8/2
- 言語 : 日本語
- 新書 : 205ページ
- ISBN-10 : 4569630839
- ISBN-13 : 978-4569630830
- Amazon 売れ筋ランキング: - 862,701位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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不満も少しは解消されるよね。
自然保護と言う言葉は本来おかしい、それは「いいもの」と決め付けて
いるからだと言う。そうなってしまったのには原因がある。
それはあまりに本気に考えてこなかった。子育ても同じ。
だから現在の少子化に結びついていく。
都市化という中に人類が置き忘れてきてしまったものが実に多すぎる
ようです。
私も、子供が小さい時にこの本に接していれば、かなり子供の教育に
関して真剣に考えたと思います。是非子供のいらっしゃる方あるいは
これからお子さんが生まれる方には読んで欲しいです。養老先生の
教育論です。先生は鎌倉で無給で幼稚園の理事長をされているそうですが
この幼稚園の園児や保護者は幸運だと思います。
個人的にはアメリカ型システムの追従が日本の将来を暗くしていると
思います。養老先生もアメリカの方向性は間違っているように言っている
と思います。
●第1章 現代人の大きな錯覚―<逆さメガネ>の教育論
●第2章 都市化社会と村社会―脳化社会の問題
●第3章 身体感覚を忘れた日本人―都市化と身体
●第4章 大人の都合と子どもの教育―問題は親にあり
●第5章 変わる自分、変わらない自分―心と身体の関係
●第6章 人間が幸福にならない脳化社会―意識的世界の限界
●第7章 ふつうの人が幸福に暮らせる社会―共同体を生きる
●エピローグ 男と女は平等か―人間を分割してしまうもの
考えるものです。ゆえに教育がどうあるべきか、を指し示すことも
結論付けることもありません。
たとえば、『教育』というものでも、
『論』を持ち出し理屈を組み立てなければならない、
結果、正しい、間違いがある、そう思うこと、
とすることが本質ではないのではないか、
と疑問符をあげているだけです。そういう見方もある。そういう表現です。
養老氏の体験をもとに説明しているので、
はじめて養老モノを読む人は「バカの壁」よりもこちらのほうが
わかりやすいかもしれません。
本書は、抽象的概念を話し言葉で記述しキレが悪い感もあります。
養老書をすでに詳しい方は、同氏が言いたいことがうまく表現しにくい面や、
考え方の歴史に触れて、楽しめるかもしれません。
教育に詳しい方が、教育書として読むには、
あまりにも表面的、抽象的な内容となりますが、
あくまで本書は教育の指南書ではなく「逆さメガネ」の本です。
自衛隊のお偉いさんの話で
自衛官を死地に赴かされる理由を教えてくださいとの旨を養老先生に尋ねたとき
こういう人のためだったら将校になりたいと言ったときに泣きました。
確かに自衛官に俺はなれないしなりたくない。
でも、養老先生がそう思ったことは嘘ではないと思います
個人的には発言について賛否があったとしても、著者の解剖学の枠に収まらない柔軟かつ横断的な考え方に敬意を覚えていることから、著者曰く"素人の教育談義"である本書も手にとってみました。
そんな本書では、人間とはなにか、社会とはどういうものか?という教育の前提についての"錯覚"についての指摘から始まり、お馴染みの【都市社会や脳化社会が抱える問題】や知のあり方の変化や男女平等にについて持論を展開しているのですが。結論を述べるというより『議論の種』を自由に発言している感じが何とも著者らしい爽快さでした。
一方で、例えとして『社会のバリアフリー化』について。【横割りが近代化なら、縦割りが共同体です】"縦割りにしておけば、その中でたがいに面倒をみる。横割りにすれば、身障者専用のエレベーターを作る"と【そのどちらも必要ではないか?】と安易な一元論や、システム論を牽制している発言には、場づくりに関わっている自分としても共感する部分がありました。
やわらかく教育について考えたい方へ、また多数の意見を『盲目的に信じる危険性』を感じてる方へもオススメ。