厳選された宿96軒にある温泉宿で本書を見かけて購入しました。
本書では、天然のままの温泉に入ることを強調しています。
というのも、地下から湧き出るものには還元力があるからです。
現在の温泉の多くは、地下からムリに汲み上げていたり、
少ない湯量を循環させて使うために塩素殺菌したりして、
天然のままの温泉に入ることが難しい。
こちらの宿でなくてもよいですが、一度は体験してみて
ください。温泉へのイメージが変わりますので。
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一度は泊まってみたい癒しの温泉宿 (PHP新書 493) 新書 – 2007/11/1
松田 忠徳
(著)
- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2007/11/1
- ISBN-104569641563
- ISBN-13978-4569641560
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2007/11/1)
- 発売日 : 2007/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 241ページ
- ISBN-10 : 4569641563
- ISBN-13 : 978-4569641560
- Amazon 売れ筋ランキング: - 411,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,027位PHP新書
- - 10,907位旅行ガイド
- - 39,597位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高級温泉宿の調査をしているので、参考資料として読んでみました。率直な読後感ですが、タイトルに書いたように、温泉論であって温泉宿の正しい見方を提供しているとは思えません。温泉宿だけではなく、欧米の「ホスピタリティ」については、もっと見識がないと言うか完全に誤解がなされているので、まったく参考にはなりませんでした。せっかくここまで温泉に入ってこられたのであれば、もう少し視野を広げて宿泊にかんする見識を持っていただければと思います。
2009年1月20日に日本でレビュー済み
結論から言いますと、読みながら悩みました。本物の温泉を求道者的に追及している姿勢は頭が下がりますが、温泉に行ってみたいと言うほのぼのとした気分には決してなれない本と言えます。全編の90%は著者の考えるまがいものの温泉に関する批判記事になっており、それはそれで正しいのでしょうが読んでいて楽しくはありません。ある程度は私も温泉の現実は知っていると自負しております。だからこそ逆に”癒しの温泉”というタイトルに引かれたのですがこれではタイトルを”行ってはいけない!温泉”とでもしたほうが内容にあっているように思います。
にせものの温泉の肩を持つ気はさらさらありませんが、温泉業界にも業界なりの影の部分があります。源泉を独占する老舗旅館組合があったり、湧出量が近年激減してきた温泉街もあります。由布院にしても新参者は井戸も掘れません。又最近の旅館業界の経営難は世間で思われる以上に厳しいものがあります。こういう厳しい経営環境のなかで各旅館、又旅館街は生き残りの必死といって良いでしょう。そういう経営努力が時として度を越す場合もあると思われます。ただ現実として”源泉かけ流し”という恵まれた環境の旅館はそれほど多いわけではありません。結果循環させる、塩素殺菌に頼る、加水するといった策をとらねば”温泉”として立ち行かないことになります。
著者は温泉の真摯な探求者であることは疑いえません。一方、私を含めた数多くの人々は温泉で安らぎを得る要素として、温泉の質を筆頭に、料理、サービス、意匠、寝心地といった多面的な評価をするのではないでしょうか。温泉のみが唯一の安らぎの対象とはみません。
温泉にに行くと言っても年に1度や2度、多くても数度しか行かないわけですから、温泉に効用を求めるといったところがどれほど効果があるのかたかが知れていると居直っている私ですが、さすがに”大量の塩素”は避けたいところです。
にせものの温泉の肩を持つ気はさらさらありませんが、温泉業界にも業界なりの影の部分があります。源泉を独占する老舗旅館組合があったり、湧出量が近年激減してきた温泉街もあります。由布院にしても新参者は井戸も掘れません。又最近の旅館業界の経営難は世間で思われる以上に厳しいものがあります。こういう厳しい経営環境のなかで各旅館、又旅館街は生き残りの必死といって良いでしょう。そういう経営努力が時として度を越す場合もあると思われます。ただ現実として”源泉かけ流し”という恵まれた環境の旅館はそれほど多いわけではありません。結果循環させる、塩素殺菌に頼る、加水するといった策をとらねば”温泉”として立ち行かないことになります。
著者は温泉の真摯な探求者であることは疑いえません。一方、私を含めた数多くの人々は温泉で安らぎを得る要素として、温泉の質を筆頭に、料理、サービス、意匠、寝心地といった多面的な評価をするのではないでしょうか。温泉のみが唯一の安らぎの対象とはみません。
温泉にに行くと言っても年に1度や2度、多くても数度しか行かないわけですから、温泉に効用を求めるといったところがどれほど効果があるのかたかが知れていると居直っている私ですが、さすがに”大量の塩素”は避けたいところです。
2008年6月10日に日本でレビュー済み
「本物の温泉」について、温泉博士である著者が
情熱的に語る本。
著者はまず、温泉の現状とあるべき姿について
詳しく語ります。
「本物の温泉」すなわち源泉率の高い温泉と
「マガイモノの温泉」すなわち大量の塩素を投入したお湯や
機械で何度も循環させたお湯を使用している温泉の違い。
「本物の温泉」の免疫力を高める効用と
「マガイモノの温泉」の塩素や有害物質による害について。
著者の「本物の温泉」に対する情熱はつよく
ふつうの温泉好きである自分には、マニア度が高すぎる感じでした。
温泉宿にもやはり、設備的・建築的楽しみや、
料理の美味しさ、利便性を要求してしまうのですが。。
「マガイモノの温泉」の害については恐ろしく
お湯について、もう少し調べようと思いました。
平成温泉旅館番付つき。
情熱的に語る本。
著者はまず、温泉の現状とあるべき姿について
詳しく語ります。
「本物の温泉」すなわち源泉率の高い温泉と
「マガイモノの温泉」すなわち大量の塩素を投入したお湯や
機械で何度も循環させたお湯を使用している温泉の違い。
「本物の温泉」の免疫力を高める効用と
「マガイモノの温泉」の塩素や有害物質による害について。
著者の「本物の温泉」に対する情熱はつよく
ふつうの温泉好きである自分には、マニア度が高すぎる感じでした。
温泉宿にもやはり、設備的・建築的楽しみや、
料理の美味しさ、利便性を要求してしまうのですが。。
「マガイモノの温泉」の害については恐ろしく
お湯について、もう少し調べようと思いました。
平成温泉旅館番付つき。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
本書は、「温泉教授」としても知られ、温泉に関するご著書を多数お持
ちの著者が、本物の温泉の魅力を、日本古来の文化や歴史的な側面にも
ふれながら真剣に語った本である。まえがきにも書かれているように、
2003年に刊行された前著『おとなの温泉旅行術』の続編的な位置づけで、
著者と同世代の団塊世代を主たる読者として意識して書かれた本である。
本書を通読して感じるのは、著者の本物の温泉を強く真剣に求め続けて
きた思いと姿勢である。日本の温泉の歴史や文化にもふれながら、高度
経済成長期以降の大都市への人口集中や温泉宿への大挙しての社員旅行
などに原因を持つ温泉宿の観光地化を嘆き、本来持っていた保養機能と
しての視点から温泉を見つめる。自家源泉を100%使った新鮮なかけ流し
を高く評価する一方、大量の塩素を消毒用に使った循環風呂に対しては、
塩素が体に与える悪影響にもふれながら、「マガイモノ温泉」と手厳しく
指摘する。
そして、日本の高いモラルを信頼しての「緩い」温泉法基準を背く、この
時期に折しも多発した温泉偽装と呼ばれる事件に対しては、著者の心の
嘆きが文面を通して伝わってくる。
本書を読めば、温泉がこれまで伝統的に持ってきた病気予防や湯治とし
ての役割、温泉にも鮮度が重要であること、レジャー施設となった温泉
の問題点など、日常的に温泉を利用していても考えが及びにくい視点を
与えてくれ、「本物の温泉を見抜ける目を読者にも養ってもらいたい」
という著者の啓蒙的な意図も伝わってくる。
ただ、本書のタイトルの内容は、最後の第5章に30ページ弱を使って
「温泉旅館番付」として付されているだけであり、日本の優良な温泉宿
を中心に紹介した本を期待してる方には物足りなく感じるかもしれない。
温泉に対する全般的な知識や、良い温泉を考える際の視点を与えてくれ
る本としては興味深い本である。
ちの著者が、本物の温泉の魅力を、日本古来の文化や歴史的な側面にも
ふれながら真剣に語った本である。まえがきにも書かれているように、
2003年に刊行された前著『おとなの温泉旅行術』の続編的な位置づけで、
著者と同世代の団塊世代を主たる読者として意識して書かれた本である。
本書を通読して感じるのは、著者の本物の温泉を強く真剣に求め続けて
きた思いと姿勢である。日本の温泉の歴史や文化にもふれながら、高度
経済成長期以降の大都市への人口集中や温泉宿への大挙しての社員旅行
などに原因を持つ温泉宿の観光地化を嘆き、本来持っていた保養機能と
しての視点から温泉を見つめる。自家源泉を100%使った新鮮なかけ流し
を高く評価する一方、大量の塩素を消毒用に使った循環風呂に対しては、
塩素が体に与える悪影響にもふれながら、「マガイモノ温泉」と手厳しく
指摘する。
そして、日本の高いモラルを信頼しての「緩い」温泉法基準を背く、この
時期に折しも多発した温泉偽装と呼ばれる事件に対しては、著者の心の
嘆きが文面を通して伝わってくる。
本書を読めば、温泉がこれまで伝統的に持ってきた病気予防や湯治とし
ての役割、温泉にも鮮度が重要であること、レジャー施設となった温泉
の問題点など、日常的に温泉を利用していても考えが及びにくい視点を
与えてくれ、「本物の温泉を見抜ける目を読者にも養ってもらいたい」
という著者の啓蒙的な意図も伝わってくる。
ただ、本書のタイトルの内容は、最後の第5章に30ページ弱を使って
「温泉旅館番付」として付されているだけであり、日本の優良な温泉宿
を中心に紹介した本を期待してる方には物足りなく感じるかもしれない。
温泉に対する全般的な知識や、良い温泉を考える際の視点を与えてくれ
る本としては興味深い本である。
2007年12月31日に日本でレビュー済み
温泉教授の本を読むのはこれで何冊目だろうか。それほどに、私は温泉に関心を持っており、また、同じく感じている読者が多いということだろう。
温泉は大きく二つに分けられる。温泉のお湯そのものに力を入れている温泉(というよりもともと力がある温泉)と、ファッショナブルな外観や食事などに力を入れている温泉である。
温泉を気分で味わうのであれば後者の方が十分楽しめるのであろうが、保養として温泉を訪れるのであれば、前者の温泉である必要がある。かつては「病気になったら温泉」が常識だった時代があったくらいに、温泉の力は絶大なものがあるのである。詳細は本書をご覧戴きたい。
巻末の「平成温泉旅館番付 行司:温泉教授 松田忠徳」も、泉温や源泉率などが併記されており、貴重な資料となろう。
温泉は大きく二つに分けられる。温泉のお湯そのものに力を入れている温泉(というよりもともと力がある温泉)と、ファッショナブルな外観や食事などに力を入れている温泉である。
温泉を気分で味わうのであれば後者の方が十分楽しめるのであろうが、保養として温泉を訪れるのであれば、前者の温泉である必要がある。かつては「病気になったら温泉」が常識だった時代があったくらいに、温泉の力は絶大なものがあるのである。詳細は本書をご覧戴きたい。
巻末の「平成温泉旅館番付 行司:温泉教授 松田忠徳」も、泉温や源泉率などが併記されており、貴重な資料となろう。
2015年3月22日に日本でレビュー済み
何故に著者が「源泉かけ流し」の温泉にこだわるのかを、解りやすく、かつ科学的に説明しょうとする姿勢がよく理解出来ました。露天風呂・屋上展望風呂の欠点が、もし著者の説明通りとしたら、ここまでのものとは思いませんでした。ジャグジーの不潔さも同様に驚きました。由布院や有馬などの有名温泉地に対しての辛口の批評も一読に値します。仲居さんへの心づけが不必要だという考えも参考になりました。
それでも頑なな考えだけではなく、なるべく客観的に描こうとする著者の熱意が感じられます。読者に温泉の効能を伝えたいという文章が読み易く面白い一冊です。ただし、題名とは少し離れた感じがしないでもありませんが、良い温泉宿へ行きたくなります。
それでも頑なな考えだけではなく、なるべく客観的に描こうとする著者の熱意が感じられます。読者に温泉の効能を伝えたいという文章が読み易く面白い一冊です。ただし、題名とは少し離れた感じがしないでもありませんが、良い温泉宿へ行きたくなります。
2008年4月28日に日本でレビュー済み
著者は1949年生まれの、札幌国際大学観光学部教授(温泉学)。
増加する「まがいもの温泉」を怒り、憂える。
展望大浴場、ジャグジー、露天風呂等について、厳しくその本質を問う。
温泉法の甘さを指摘し、本来の温泉とは「源泉100%利用でかけ流し」と言い切る。
温泉とは何であるかを考えさせられました。
(但し1章から4章が温泉論。5章のみが温泉宿の紹介で、タイトルと内容がやや不一致?)
増加する「まがいもの温泉」を怒り、憂える。
展望大浴場、ジャグジー、露天風呂等について、厳しくその本質を問う。
温泉法の甘さを指摘し、本来の温泉とは「源泉100%利用でかけ流し」と言い切る。
温泉とは何であるかを考えさせられました。
(但し1章から4章が温泉論。5章のみが温泉宿の紹介で、タイトルと内容がやや不一致?)