本の表紙・帯から受ける「38度線の厳戒態勢」なイメージと比べると、等身大の兵役に就く若者の心情を描いたような部分も多いので、ちょっと肩すかしかもしれない。その部分が一流の小説とも言い難いので、なおのこと無条件には勧められない。
だが、パク・チョンヒ大統領暗殺直後の軍事的状況を描いた作品でもあるし、そういうものを含めて当時の38度線の軍人の状況を勉強したいという人には勧められる。物語なので学べる量に対して文章量が多いわけだが、読みづらい本でもないので、一気に読んでしまってもいいだろう。
映画化もされているが、どちらかと言われると、本で読む方がいいような気はする。映画は映画で似た問題を抱えているので。2時間以内にこの本を読み終えるスピードがないなら映画をビデオで見る方が早いという考え方もあるから、迷うところだが。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
DMZ 非武装地帯 追憶の三十八度線 新書 – 2005/6/16
韓国大統領暗殺! 1979年非武装地帯で起きた、韓国軍捜索隊と北朝鮮精鋭軍の衝突をリアルに描いた、韓国ベストセラー小説。
動くものはすべて撃つ!――北朝鮮との緊張が高まりつつあった1979年の韓国。作家志望の青年キム・ジフンはDMZ(非武装地帯)に駐屯する部隊に入隊。連日、過酷な訓練と暴力で上官にシゴかれていたが、やがて、特殊部隊<捜索隊>のイ・ミンギ兵長に拾われて転属。転属先の部隊は、北朝鮮の南進を未然に防ぐ任務を負っていた。ジフンは、次第にイ・ミンギ兵長に心酔していく。しかし、心酔するイ・ミンギ兵長の除隊が目前に迫った1979年10月のある日、衝撃的なニュースが部隊を震撼させる。韓国大統領・朴正煕が暗殺されたのだ! 大統領不在の無政府状態に乗じるがごとく、北朝鮮精鋭部隊が国境を越えて南進。まさに、最前線に立つことになった彼等の運命は? 韓国の鬼才イ・キュヒョンの実体験を元に綴る本作は、その衝撃的内容で韓国では大ベストセラーとなり、映画化もされ韓国国内で大ヒットを記録。日本では今夏7月9日より東映系にて上映。
- 本の長さ269ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2005/6/16
- ISBN-104569643469
- ISBN-13978-4569643465
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2005/6/16)
- 発売日 : 2005/6/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 269ページ
- ISBN-10 : 4569643469
- ISBN-13 : 978-4569643465
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,901,236位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3つ
5つのうち3つ
1グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。