なんだかいつもの毒が減って、
最後は啓発系の本みたいになっている。
心、それでよいのかもしれないが、
読んでいる僕のほうがちょっとついていけなかった。
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ああ、自己嫌悪 (PHP新書) 新書 – 2005/10/15
勢古 浩爾
(著)
「なんてひどいこと口にしてしまったんだろう」「こんな性格直したい」。強くなりたい!……けど、どうにもならない。自信なんかもてやしない。
人は他人ばかりか自分をも嫌う。「オレは最低だ」と責める。へこむ、おちこむ、滅入る……いつしか心は荒んでいく。いったい、なんのために?
ところが見よ、自己嫌悪とは無縁の「自分様」がいるではないか。羨ましいか? でも「まとも」な人よ、思い上がるなよ。せっかく自分に嫌われたのだ、不安な心をごまかすな。決められるのは自分だけだ! 動かなければなにも変わらない。
[なぜ? なぜ? なぜ?]なぜ自分がだめだと落ち込むのか。なぜわざわざ自分で自分を嫌うというなんの利益にもならないことをするのか。なぜ金がなくなると気持ちが逼迫するのか。なぜ同僚が出世するとおもしろくないのか。なぜ失恋すると悲しいのか。人からバカにされるとなぜ腹が立つのか……これらを最後で受け止めるのは「心」!
人は他人ばかりか自分をも嫌う。「オレは最低だ」と責める。へこむ、おちこむ、滅入る……いつしか心は荒んでいく。いったい、なんのために?
ところが見よ、自己嫌悪とは無縁の「自分様」がいるではないか。羨ましいか? でも「まとも」な人よ、思い上がるなよ。せっかく自分に嫌われたのだ、不安な心をごまかすな。決められるのは自分だけだ! 動かなければなにも変わらない。
[なぜ? なぜ? なぜ?]なぜ自分がだめだと落ち込むのか。なぜわざわざ自分で自分を嫌うというなんの利益にもならないことをするのか。なぜ金がなくなると気持ちが逼迫するのか。なぜ同僚が出世するとおもしろくないのか。なぜ失恋すると悲しいのか。人からバカにされるとなぜ腹が立つのか……これらを最後で受け止めるのは「心」!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2005/10/15
- ISBN-104569645321
- ISBN-13978-4569645322
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2005/10/15)
- 発売日 : 2005/10/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4569645321
- ISBN-13 : 978-4569645322
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,480,898位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2021年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
威勢が良くて口が悪い?と思ったけど読み続けると意味合いが変わってきたり。今の時勢に通用する感覚ではないかもしれないけど、昭和育ちの私には響く考え方でした。クヨクヨ悩んでた事も「なあんだ」となるかも。色んな本を参照にしてるので読みたい本が出てきた。
2005年10月22日に日本でレビュー済み
著者の新展開なのかもしれない。いつも通り、の部分も多々ありますが。自己嫌悪。他人に認められたい欲望でいっぱいの生々しい自分と、それをあさましく思う自分以上の自分とのズレから生じる不快感、人間ならではの反省の念。このややこしい感覚、あるいは身体にしみこんだ思想をめぐって、著者の様々な言葉が乱れ飛びます。
ええ、「乱れ」ている印象なんです。従来の自分バカ批判や、世間の価値に惑わされずになるべく誠実に生きていくためのギリギリの哲学である「自分の力」論ほど、いいたいことがはっきりしていないような気がする。メインテーマの「自己嫌悪」からして、「でも、傷ついてこそ人間の成長はある」みたいなポジティブな発想と、「実は、「嫌悪」という中味のない身振りによる自己救済でしかない」という、まあネガティブな議論とが、あまり整理されないまま並べられているように思われました。
もちろん、一つ一つの文章はいいんです。中島義道氏の所に集う「生きにくい」人たちの身勝手さや、池田晶子氏の哲学者的な思い上がりに対する論難は、非常に納得がいきましたし、「誰かのために生きること」の大切さを教えるのに、究極の童話『100万回生きたねこ』やリリー・フランキーの傑作『東京タワー』の一節を出してくるタイミングも絶妙だと思いました。
結局「すべては心である」という結論には、まだまだ考えるべきことがあるのではないか、とちょっと不満ではありましたが、今後のさらなる展開を待ちたいところです。
ええ、「乱れ」ている印象なんです。従来の自分バカ批判や、世間の価値に惑わされずになるべく誠実に生きていくためのギリギリの哲学である「自分の力」論ほど、いいたいことがはっきりしていないような気がする。メインテーマの「自己嫌悪」からして、「でも、傷ついてこそ人間の成長はある」みたいなポジティブな発想と、「実は、「嫌悪」という中味のない身振りによる自己救済でしかない」という、まあネガティブな議論とが、あまり整理されないまま並べられているように思われました。
もちろん、一つ一つの文章はいいんです。中島義道氏の所に集う「生きにくい」人たちの身勝手さや、池田晶子氏の哲学者的な思い上がりに対する論難は、非常に納得がいきましたし、「誰かのために生きること」の大切さを教えるのに、究極の童話『100万回生きたねこ』やリリー・フランキーの傑作『東京タワー』の一節を出してくるタイミングも絶妙だと思いました。
結局「すべては心である」という結論には、まだまだ考えるべきことがあるのではないか、とちょっと不満ではありましたが、今後のさらなる展開を待ちたいところです。