入門書とのことですが、実際に初心者である自分には大変興味深い内容がわかりやすく紹介されていました。
現代の神道がどこから来たのか、宮廷での陰陽道がどこから始まったのか、その関係や重複部分が何なのか、具体的な触感として掴むことができたように思います。
宮廷陰陽師の実際の仕事内容や、陰陽道の盛衰や歴史的経緯もわかり、とても面白かったです。
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陰陽道とは何か―日本史を呪縛する神秘の原理 (PHP新書) 新書 – 2005/12/16
戸矢 学
(著)
平安時代の陰陽師・安倍晴明にまつわる伝説は尽きない。しかし、その大本である陰陽道について、現代人はどれほど知っているだろうか。
中国伝来の道教(陰陽五行説)と日本固有の古神道が融合して、さらに密教や修験道もとり入れて日本独自の生成発展を遂げた陰陽道。千五百年にわたり、わが国の政治、宗教、文化に多大な影響をもたらしてきた。
たとえば、十二支、十干(甲乙丙など)、鬼門、占い、御霊信仰をはじめ、天皇家のさまざまな行事の由来が、じつは陰陽道に基づいていることが多い。その技術や知識は、天文学、地理地勢学、暦学、栄養学など幅広い。また、近年の風水や占いブームとも密接に関わっている。なぜ、天災を予言できるというのか? 果たしてその実相は、科学か、オカルトか?
本書では、まず、陰陽師の役割について説明し、聖典、聖地聖跡、祭儀、呪術、鑑定実践などの基本知識を解説する。陰陽道の原理をひもとく、はじめての入門書である。
中国伝来の道教(陰陽五行説)と日本固有の古神道が融合して、さらに密教や修験道もとり入れて日本独自の生成発展を遂げた陰陽道。千五百年にわたり、わが国の政治、宗教、文化に多大な影響をもたらしてきた。
たとえば、十二支、十干(甲乙丙など)、鬼門、占い、御霊信仰をはじめ、天皇家のさまざまな行事の由来が、じつは陰陽道に基づいていることが多い。その技術や知識は、天文学、地理地勢学、暦学、栄養学など幅広い。また、近年の風水や占いブームとも密接に関わっている。なぜ、天災を予言できるというのか? 果たしてその実相は、科学か、オカルトか?
本書では、まず、陰陽師の役割について説明し、聖典、聖地聖跡、祭儀、呪術、鑑定実践などの基本知識を解説する。陰陽道の原理をひもとく、はじめての入門書である。
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2005/12/16
- ISBN-104569647642
- ISBN-13978-4569647647
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2005/12/16)
- 発売日 : 2005/12/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 243ページ
- ISBN-10 : 4569647642
- ISBN-13 : 978-4569647647
- Amazon 売れ筋ランキング: - 338,218位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 749位文化人類学一般関連書籍
- - 854位PHP新書
- - 3,048位占い (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1953年、埼玉県出身。埼玉県立熊谷高等学校、國學院大学文学部神道学科卒。
執筆分野は神道思想史、日本古代史、および歴史小説。
公式ホームページ「戸事記」
http://toyamanabu.jimdo.com/
ブログ「てんげん録」
http://toya-manabu.cocolog-nifty.com/blog/
https://www.facebook.com/manabu.toya
https://twitter.com/toyamanabu
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陰陽師が政治と癒着して権力をもったという部分と、迷信やそのオカルト性ばかり強調する本が多いように思いますが、この本は、陰陽道がどのように日本の歴史と今日の習慣に影響を与えているかを、よく述べている本だと思います。
筆者が陰陽道を単なる占いや迷信としてでなく、その力を信じて理解している点に好感を持てました。
ただ、陰陽道用語にあまり説明がないところがあるので、初心者には、そのもの自体が何なのかよくわからないところがありました。
他の陰陽道に関する本も読んでみようと思います。
筆者が陰陽道を単なる占いや迷信としてでなく、その力を信じて理解している点に好感を持てました。
ただ、陰陽道用語にあまり説明がないところがあるので、初心者には、そのもの自体が何なのかよくわからないところがありました。
他の陰陽道に関する本も読んでみようと思います。
2006年1月9日に日本でレビュー済み
最近の安倍晴明ブームや、風水・占いブームで、陰陽道が流行っているが、それはなんだか分からない昔のオカルト、という捉え方の上でである。そうではなく、陰陽道が実際どういうもので、中国の道教と日本の古神道からどのように発展し、日本の歴史の中でどのような影響を与えて来たかを平易に解説した書。入門書としては良い。
しかし、難点もある。著者は神道家であるので、陰陽道の「鑑定」なども信じている感があるが、「鑑定実践」の地震予知などはどうかと思う。昔は観測しようもなかった天王星・海王星・冥王星を挙げるのはともかく、惑星の並びによる「引力バランス」の崩れにより地震が起きるというのは、近年占星術が科学的に見せようとでっち上げた話で、そもそも引力とは関係ない「方位バランス」を鑑定に使うものであったはずだ。また、阪神淡路大地震を例に挙げて、陰陽道の鑑定と半月のずれだった、というのには、大抵の読者は退いてしまうのではないだろうか。
陰陽道を手っ取り早く知りたい、という人にはいいかもしれない。
しかし、難点もある。著者は神道家であるので、陰陽道の「鑑定」なども信じている感があるが、「鑑定実践」の地震予知などはどうかと思う。昔は観測しようもなかった天王星・海王星・冥王星を挙げるのはともかく、惑星の並びによる「引力バランス」の崩れにより地震が起きるというのは、近年占星術が科学的に見せようとでっち上げた話で、そもそも引力とは関係ない「方位バランス」を鑑定に使うものであったはずだ。また、阪神淡路大地震を例に挙げて、陰陽道の鑑定と半月のずれだった、というのには、大抵の読者は退いてしまうのではないだろうか。
陰陽道を手っ取り早く知りたい、という人にはいいかもしれない。
2007年12月31日に日本でレビュー済み
待ちに待った本が、ついに出現!
これこそ、マクロビオティックの新たなバイブルだろう。
根源の真理が、この本でわかる。これを私たちは待ち望んでいたのだ!
桜沢如一が明示できなかった「根本の原理」が、本書では実にわかりやすく解き明かされている。
真理を知る快感が、この本にある。
これこそ、マクロビオティックの新たなバイブルだろう。
根源の真理が、この本でわかる。これを私たちは待ち望んでいたのだ!
桜沢如一が明示できなかった「根本の原理」が、本書では実にわかりやすく解き明かされている。
真理を知る快感が、この本にある。
2014年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューの評価が高いので購入しましたが、そんなに眼新しい内容ではないと思いました。
2017年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陰陽道の歴史的、宗教的な分析を期待したが、そのような立場に立っていると信じている筆者によるオカルト紹介であった。しかし、オカルト紹介としても控えめでエンターテイメント性が足りない。
神道や日本古来の習俗との関係や、歴史的な背景などを客観的に示して欲しかった。軽快な文書も、読みやすいというよりは胡散臭さを助長しており、個人的には買って損した本。もちろん、良書だという方もいるのだろうし、私の読み方も拙いのであろうがご参考までに。
神道や日本古来の習俗との関係や、歴史的な背景などを客観的に示して欲しかった。軽快な文書も、読みやすいというよりは胡散臭さを助長しており、個人的には買って損した本。もちろん、良書だという方もいるのだろうし、私の読み方も拙いのであろうがご参考までに。
2006年10月12日に日本でレビュー済み
タイトルに幻惑されて手に取ったのですが、かえってよかったと思っています。
日本の歴史の真相が、これでもかこれでもか、というように濃密に書かれていて、
ショックと刺激の連続でした。
こんな本は今まで見たことも聞いたこともありません。
へたなミステリーより読みごたえがあります。
日本の歴史の真相が、これでもかこれでもか、というように濃密に書かれていて、
ショックと刺激の連続でした。
こんな本は今まで見たことも聞いたこともありません。
へたなミステリーより読みごたえがあります。
2009年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本のタイトルどおりのことを知りたくて購入した本。
オカルトまじりにではなく、本質をとらえつつ書かれているので基礎編のようにして読むには良い本だと思いますが、「●○については〜を参照」とか「ここでは記さない」など、もうちょっと深く知りたいのに!と思う人にはお勧めできません……判り易く言うなら「痒い所に手の届かない」といったところ。
しかし「純粋に陰陽道について意味を知ってみたい」「漫画や映画などでこんな言葉が使われていたけどどういう意味?」や「それってオカルト?それとも本当にされていたこと?」などの心持ちで読むには良いと思います。
オカルトまじりにではなく、本質をとらえつつ書かれているので基礎編のようにして読むには良い本だと思いますが、「●○については〜を参照」とか「ここでは記さない」など、もうちょっと深く知りたいのに!と思う人にはお勧めできません……判り易く言うなら「痒い所に手の届かない」といったところ。
しかし「純粋に陰陽道について意味を知ってみたい」「漫画や映画などでこんな言葉が使われていたけどどういう意味?」や「それってオカルト?それとも本当にされていたこと?」などの心持ちで読むには良いと思います。