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皇位継承のあり方: “女性・母系天皇”は可能か (PHP新書 382) 新書 – 2006/1/1
所 功
(著)
「皇室典範」を改正して"女性・女系天皇"も容認すべきか否か。一部では、"男系男子"こそ万世一系の原理だという主張がなされている。しかし著者は、小泉首相の私的諮問機関である「有識者会議」の答申を大筋で評価しながら、皇統の安定的な永続には、さらなる工夫や方策が必要だと説く。すなわち、女帝もその子孫=母系による継承も認めたうえで、順位は兄弟姉妹があれば男子優先が望ましい、という。
しかし、「女系容認論」は天皇制の否定になるのではないのか? 著者は最近数年の「女性天皇論議」を丹念に追いながら、「女系」が必ずしも天皇制の否定にはつながらない論拠を示す。そして、いま論ずべきことは、皇室の繁栄をいかに持続するかにある。そのためには、女性宮家の創立、皇族養子の復活、さらに天皇・皇太子の過密な御公務の見直しなどの具体案を提唱している。確実な史料と先学の研究を活用し、歴史家の視点から真摯に問う新しい皇室論である。
しかし、「女系容認論」は天皇制の否定になるのではないのか? 著者は最近数年の「女性天皇論議」を丹念に追いながら、「女系」が必ずしも天皇制の否定にはつながらない論拠を示す。そして、いま論ずべきことは、皇室の繁栄をいかに持続するかにある。そのためには、女性宮家の創立、皇族養子の復活、さらに天皇・皇太子の過密な御公務の見直しなどの具体案を提唱している。確実な史料と先学の研究を活用し、歴史家の視点から真摯に問う新しい皇室論である。
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2006/1/1
- ISBN-104569648053
- ISBN-13978-4569648057
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2006/1/1)
- 発売日 : 2006/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 261ページ
- ISBN-10 : 4569648053
- ISBN-13 : 978-4569648057
- Amazon 売れ筋ランキング: - 796,780位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公平なスタンスで書かれていて、大変わかりやすいです。
2016年12月4日に日本でレビュー済み
某所で「天皇論」を議論することになり、女系容認派の意見を知りたく、遅ればせながら通読。
最大の難点は悠仁親王誕生前に出された本であること。
著者の所功先生はテレビ『ここまで言って委員会』などでお馴染み。
上品な物腰と冷静な発言で信頼を置いていた。
本書も非常に冷静で公平な視点で書かれている。
著者の主張は田中卓や小林よしのりらの「これまでにも女系継承はあったのだから、女系天皇は全く問題ない。男系にのみ皇位を限定したのはシナの女性蔑視の影響」って主張とは異なり、
「これまでの皇位継承は例外なく男系継承、しかし現在の男系男子に限定された皇位継承では、遅かれ早かれ継承者が居なくなる。だから、側室制度復活や旧宮家の皇族復帰よりは抵抗の少ない、女性宮家を創立することにして、いざというときに備えよ。男系男子が居る限りはその方に皇位継承していただくのが望ましい」という穏健な主張。
だからこそ男系男子である悠仁親王が誕生された現在、著者の主張は大幅に軟化(?)しているのではなかろうか?
改訂版か新著をお願いしたいところである。
最大の難点は悠仁親王誕生前に出された本であること。
著者の所功先生はテレビ『ここまで言って委員会』などでお馴染み。
上品な物腰と冷静な発言で信頼を置いていた。
本書も非常に冷静で公平な視点で書かれている。
著者の主張は田中卓や小林よしのりらの「これまでにも女系継承はあったのだから、女系天皇は全く問題ない。男系にのみ皇位を限定したのはシナの女性蔑視の影響」って主張とは異なり、
「これまでの皇位継承は例外なく男系継承、しかし現在の男系男子に限定された皇位継承では、遅かれ早かれ継承者が居なくなる。だから、側室制度復活や旧宮家の皇族復帰よりは抵抗の少ない、女性宮家を創立することにして、いざというときに備えよ。男系男子が居る限りはその方に皇位継承していただくのが望ましい」という穏健な主張。
だからこそ男系男子である悠仁親王が誕生された現在、著者の主張は大幅に軟化(?)しているのではなかろうか?
改訂版か新著をお願いしたいところである。