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疑う技術: ウソを見破る9つの視点 (PHP新書 423) 新書 – 2006/10/1
信じていい? 「科学的」という言葉にごまかされていない? 選挙予測の報道
は正しい? マインド・コントロールはカルトだけ?
儲け話に騙されたり、「常識」が真っ赤なウソだったということは、もはや日常
茶飯事。玉石混交の情報の真偽は、自分の頭で判断しなければならない。
本書は、身の周りに潜む情報の落とし穴を徹底検証する。「数字」「言葉」「安
全」「メディア」「通説」はどこまで信用できるのか。本質を見極めるための知
的情報整理術。
[主な内容]体験談による宣伝は信用していい?/サラリーマンの平均貯蓄額
は?/格差は拡大しているか?/グラフは信用できる?/「カロリー・ゼロ」は
本当か?/健康診断の数値は正しい?/防犯サイトの情報は信用できる?/「す
ぐに儲かる」話って本当にある?/どのテレビ局も報道しているテーマは重要
テーマ?/プレゼン内容に間違いはないか?
- 本の長さ201ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2006/10/1
- ISBN-104569656404
- ISBN-13978-4569656403
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商品の説明
著者からのコメント
ていました。しかし、現代生活の環境は、私たち日本人にこの倫理観の変更を
迫っています。溢れる情報の洪水、振込め詐欺、架空請求、児童に対する凶悪犯
罪、カルト教団への甘い勧誘、キャッシュ・カードの偽造など、例を挙げればキ
リがありません。こうした事態に対処するため、現代人の必須のスキル、自衛の
ための手段が「疑う技術」なのです。また、情報洪水から真実だけを見分ける
手段が「疑う技術」なのです。
一昔前から「消防署の方から来ました」と言って消火器を法外の値段で売りつけ
る錯覚商法などがありました。しかし、近年、こうした悪徳商法の規模、量が爆
発的に増加しています。「換気扇のフィルターを交換しに来ました」との錯覚
商法に騙された人も多いのではないでしょうか。または、騙されたことの自覚さ
えもなく、本書を今、読んで、初めて騙されたことに気づいた人も多いのかもし
れません。
「疑う技術」にもちょっとしたコツがあります。例えば、「換気扇のフィルター
を交換しに来ました」というような錯覚商法を行う業者名を簡単に知る方法があ
ります。「消費者センター」と「行政処分」という2つの検索キーワードでネッ
ト検索を行うと、自分の居住地域での悪徳業者名を知ることができるのです。そ
の他にも、自分を防衛する「疑う技術」を高めるためのちょっとした智恵はいろ
いろあります。本書は、9つの分野でこうした「疑う技術」のための細かい智恵
を提供するものです。
最後に、「疑う技術」とは、悪徳業者対策のような、そんな後ろ向きな技術だけ
ではないことを強調したいと思います。人は、ぼんやり生きていると詐欺商法の
ような低次元なレベルで騙されるだけではなく、もっと高次元なレベルで騙され
ることもあります。人に流され、社会に流され、時代に流され、人の価値観で生
きている人は、自ら考えて行動しない人です。そのような人は人生を丸ごと騙さ
れていることもあります。「疑わない」とは「考えない」と同義なのです。思考
放棄せず、自らの人生を勝ち取るには、自立的、自律的に考えることが必要で
す。そのような意味からも私は「疑う心とは自立の心」だと考えています。どう
か本書によって、金銭だけではなく、あなたの人生自体を丸ごと盗まれないよう
に「疑う技術」に磨きをかけていただければ幸いです。
著者について
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 201ページ
- ISBN-10 : 4569656404
- ISBN-13 : 978-4569656403
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,053,156位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,238位ジャーナリズム (本)
- - 2,131位PHP新書
- - 149,789位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
![藤沢 晃治](https://m.media-amazon.com/images/I/21dhGkti0iL._SY600_.jpg)
慶應義塾大学で管理工学を専攻。卒業後、大手メーカーでソフトウェア・エンジニアとして勤務。人前で話すことが苦手な性格だったが、たまたま担当した仕事でプレゼン術に目覚め、やがて、一部の社員から「プレゼンの神様」と呼ばれるようになる。その後、在職中に執筆した講談社・ブルーバックスの『「分かりやすい説明」の技術』シリーズが合計55万部を超えるベストセラーになり、日本テレビ系の教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』にも講師として出演。現在は、独立し、コミュニケーション研究家として、講演、企業向け研修などを中心に活動。社会人になってから独学で英語を習得し、英検1級、通訳ガイド(国家資格)、TOEIC900点、工業英検1級などの資格も持つ。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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疑いをかけて、より客観的、公平に受け止めるべきであるという主張のもと、
「疑う技術」について書かれた本である。
具体的には、セールスに対して、客観的に示されているように感じる数字に
対して、言葉の発するイメージに対して、科学的という旗印のもと示される
データや主張に対して、安全に対して、メディアに対して、通説に対して、
組織に対して、そして自分自身に対して、疑う技術を提示している。
便宜上、これら9つの視点がそれぞれ章ごとに分けられて示されているが、
お互いに関連し合うものも多く、したがって、一冊を通して主張は一貫して
いて分かりやすい内容になっている。
ただ、本書の内容を咀嚼してより正確にまとめるならば、「疑う技術」という
言葉は、「物事を複眼的に捉える技術」といった方が適切のように感じる。
というのも、1つの与えられた情報に対して、様々な視点を持ち込み、より
客観的に処理し、冷静に対応するのが人生の得策である、というのが著者の
主たるポイントであるからである。この著者の主張は完全に同意できるとこ
ろであろうし、特にメディアの情報をそのまま受け取ることの危険性は、
もっと強調されていいポイントであろう。
ただ、本書の残念なところは、物事を複眼的に捉えるためには、ではどうす
ればいいのかというポイントが抜け落ちていることである。つまり、対峙した
物事を複眼的に捉えて疑ってみようと思っても、どう疑っていいのか、その
取っ掛かりを得ることができないのである。
ここが、他のレビューでも浅いと指摘されているところであり、もう一歩踏み
込んだ洞察が欲しいと感じてしまうのも事実である。
疑うこと、すなわち、入ってくる情報を自分なりに解釈して、
自分の頭で考えて、それをもとに自立的に生きることを主張
していて、同感しております。
ウソを見破る視点では、以下の内容がお気に入りです。
・アンケートに回答してくれるのは熱心な相手だけ!
→新規顧客向けのサービスはアンケートできない!?
・議論がかみ合わないときは、言葉の意味を疑う
→共通言語を共通理解するようにしよう!
ただ、本書の中で触れている食品100mlあたり5カロリー未満であればカロリーゼロ、ノンカロリーと表示できるというのは初めて知ったのでココに☆一つ追加。
内容は宗教政治買い物マスコミなどの様々な事例をあげて疑うことの重要さを
訴えています。最初は当たり前のことをつらつら書いている印象でしたが、読み終えた
時には少し物事を疑う姿勢が強くなったような気がします。
論理的思考を身に付けるための布石としては、読んでおいて損はないのかとは思います。
筆者がアンケートの項で述べている「量が少なく、分かりやすく、簡単に読める」本である。その分、掘り下げてはいない。
疑うというのは、真偽を不確定の状態にすることだ。その後、吟味して真か偽かをきちんと確かめなければならない。その吟味に必要なデータやエネルギーがなければ、単なる懐疑主義者でしかない。本書でも、ちょっと考えればウソと分かるような項目(これが殆どなのだが)を除くと、ただ疑っているだけでその先に進んでいないのがやや不満に感じた。
「宗教に入っても大丈夫?」の項目で、疑うポイントとして金銭の要求、無償労働の要求、肩書きの提供が挙げられ、このうちどれか1つでも該当すればカルト教団かもしれないというが、その要求の仕方を問わなければ、少なからずこの3つはカルト以外の宗教団体にも該当する。この3つがない宗教は、非社会的で極私的な「自分教」以外ありえないのではないか。
ネタ帳としてはよいが、項目が多すぎて、ひとつひとつの項目には考察が不十分という印象をもった。
要するに単一の視点ではなく、複眼的に多角的に物事をみなさいということ。
残念ながら「目から鱗」とか「なるほどそうなんだ」といった読書の喜びは得られなかった。それは私自身が普段からの仕事のせいで、「入ってくる情報を自分なりに解釈し、自分の頭で考え」るという、著者の言う「疑う技術」を実践しているせいかもしれない。
実際、新聞記事を鵜呑みにしたり、肩書きのついた人の発言は正しいと思い込む人々も多いのは事実で、それを疑うことで肩身の狭い思いも数々。
読む人によって評価が分かれる本でしょう。
人や社会、時代に流されやすい人かもしれない。
疑う技術とは冒頭に書かれているように、考えるということだと思う。
疑わないのは考えていないのと同義
疑う人はもう一度考えてみる人、疑う技術とは再考の技術と言える。
一番これが本書の伝えたいことだと思う。
なぜならそれから先の行動は人によって違い正解はない。
多数派の意見をおかしいと思ったけれども、考えた結果として同調することもあれば
多数派の意見をおかしいと疑い、少数派になるという事もありえる。
もし本書にそれから著者はどうしたとか書いていたとすれば
読者の中にその通りにしようと思う人がいるかもしれない。
そうなると、結局その人は自分で考えず人の意見で行動する人という事になる。
豊富な事例を読んで、自分ならどうするか考えるのが疑う技術の訓練になるだろう。
考えた末、著者とは逆の選択肢を選ぶ可能性だってあるのだ。
特に昨今では何が正しいのかわからない時代になっている。
本書で全局が同じ論調で報道しているニュースは特に気を付けるべきという通り
全世界で同じ論調になっている時代だ。
何が正しいかはわからないが、同調して多数派になるにせよ
反対して少数派になるにせよ、結果に後悔しないよう自分で考えて選択する必要があるだろう。
今でこそ疑う技術について考えてみるべきなのかもしれない。
人に、社会に、時代に流されたのではなく
自分が考えて選んだ選択だと言えるように。
このようなリテラシーものは好きですし,著者の考え方には100%同意できるのですが,いかんせん取り上げられている例が当たり前すぎて,あまり楽しめませんでした.どの程度のレベルかというと,便りのなかった息子から突然「金を振り込んでくれ」と電話があったら疑えという程度です.
この手の本では『「社会調査」のウソ』(谷岡一郎著,文春新書)が辛口でかつ,説明も論理的なのでお勧めです.