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日本の社会戦略 世界の主役であり続けるために (PHP新書 427) 新書 – 2006/11/16
倫理なき経営、格差問題、教育破綻......。官僚主導による辻褄
合わせの「大局観なき改革」では、国家の危機に対応できず、没落の途に繋がる
だろう。「滅亡の足音」がしのびよる今こそ、新しい日本社会のコンセプトを創
らなければならない。
世のための経営、高付加価値型のものづくりを/「素封家」のような国へ/日本
に残された時間はあと二十年/経済界も義務教育に協力する/才能は私物化して
はならない/民が疲弊して国が栄えることはない----稲盛
「団塊の世代」の定年は戦後文化脱却のチャンス/官僚は任期十年で民間に下
れ/日本の形と気持ちを「千日」で変えねばならぬ/「消費者に受ける」学校こ
そ伸ばすべきだ/六十歳を過ぎてこそ「自由な労働者」だ/「光源氏流」から
「武士道」の時代へ/「目に見えない借金」が大きく増えている----堺屋
日本の行く末を見据え続けてきた先導者が、徳と富、物心両面の「真の繁栄」を
得るための戦略を論じた警醒の書。
合わせの「大局観なき改革」では、国家の危機に対応できず、没落の途に繋がる
だろう。「滅亡の足音」がしのびよる今こそ、新しい日本社会のコンセプトを創
らなければならない。
世のための経営、高付加価値型のものづくりを/「素封家」のような国へ/日本
に残された時間はあと二十年/経済界も義務教育に協力する/才能は私物化して
はならない/民が疲弊して国が栄えることはない----稲盛
「団塊の世代」の定年は戦後文化脱却のチャンス/官僚は任期十年で民間に下
れ/日本の形と気持ちを「千日」で変えねばならぬ/「消費者に受ける」学校こ
そ伸ばすべきだ/六十歳を過ぎてこそ「自由な労働者」だ/「光源氏流」から
「武士道」の時代へ/「目に見えない借金」が大きく増えている----堺屋
日本の行く末を見据え続けてきた先導者が、徳と富、物心両面の「真の繁栄」を
得るための戦略を論じた警醒の書。
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2006/11/16
- ISBN-104569658059
- ISBN-13978-4569658056
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登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2006/11/16)
- 発売日 : 2006/11/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 233ページ
- ISBN-10 : 4569658059
- ISBN-13 : 978-4569658056
- Amazon 売れ筋ランキング: - 734,713位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,742位PHP新書
- - 112,858位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、 84年には第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。2010年2月より日本航空会長に就任。京都商工会議所名誉会頭。ス ウェーデン王立科学技術アカデミー海外特別会員。ワシントン・カーネギー協会名誉理事。全米工学アカデミー海外会員。1984年には稲盛財団を設立し理事 長に就任(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『地球文明の危機(倫理編) 新たな倫理をどう構築するか』(ISBN-10:4492223096)が刊行された当時に掲載されていたものです)
作家、元経済企画庁長官。1935年大阪府生まれ。60年東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。62年の通商白書で「水平分業論」 を展開して注目され、70年には日本万国博覧会を手がけた。78年同省を退官し、作家としての執筆活動を開始。98年7月から2000年12月まで、小渕 恵三内閣、森喜朗内閣で経済企画庁長官を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『東大講義録 文明を解く』(ISBN-10:4532195632)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
堺屋太一さんの歴史観を踏まえた近未来への洞察力が大好きで、多くの本を読み漁っていますが、この本の内容にも脱帽です。堺屋さんが以前から言い続けていた「知価革命」にむけて日本全体の進むべき道を早く変換していかないと、日本が世界から取り残されて行きそうです。官僚や政治家はもちろんのこと国民一人一人が日本の将来について真剣に考える時期に来ています。最近景気が回復してきたと伝えられていますが、本当に日本が方向転換を果たすためには、もっともっと苦しい時代が待ち受けているような気がします。それでも我々の子孫の時代まで日本が繁栄し、世界でレーダーシップを取るためには今は耐えるときだと思います。より一層、身を引き締めて頑張っていこうという気になる本でした。
2006年11月19日に日本でレビュー済み
私がここ数年来考えてきたことの答えというか、そのものが書いてあった1冊。
ここ数年自分が関連している仕事等を通して感じていた行政や官僚に対する「違和感」と言ってもいい感じについて、明快に分析してありました。
なぜ官僚は、変わらないのか、変われないのか、そして、日本は今後どう変わって行くべきなのか、冷静な分析と提案が、さすがは、元・官僚の堺屋太一って感じです。
ここ数年自分が関連している仕事等を通して感じていた行政や官僚に対する「違和感」と言ってもいい感じについて、明快に分析してありました。
なぜ官僚は、変わらないのか、変われないのか、そして、日本は今後どう変わって行くべきなのか、冷静な分析と提案が、さすがは、元・官僚の堺屋太一って感じです。
2008年4月7日に日本でレビュー済み
京セラ創業者の稲盛和夫氏と通産省の官僚から作家・評論家になった堺屋太一氏による日本社会に関する考察であり、2006年の月刊「Voice」の2〜8月号での対談を基にして書かれている。堺屋氏は、「団塊の世代」の名付け親であることからも分かるように、人口構造などを基にした長期予測での洞察力は抜群のものがある。
本書を通してのお二人の主張は、良い社会の実現のためには経済的利益の追求だけでなく個人の道徳観・倫理観を育てることが大切であるということなのではないかと思う。そうした観念を稲盛氏は「徳」と表現しているし、堺屋氏は資本主義の枠組みを意識して、リンカーンの「国民の」「国民による」「国民のための」政府を引用しつつ、「株主の」「従業員による」「社会のための」会社が重要であると述べている。議論は、ライブドア事件を受けた直後という時期的な背景にも多少影響された面もあるが、日本社会にとって根源的な点を指摘していると思う。
本書は多くの史実を用いて社会を考察しているという点で興味深い一方で、本のタイトルでもある「社会戦略」という観点から言うと、対談がやや抽象的・観念的なものに終始したという印象も否めない。その最大の理由は、個々人の道徳観・倫理観を育てるための方法論を提示し切れていないという点ではないだろうか。稲盛氏は、主に仏教的な観点から「徳」という言葉を使っていると思うが、実際の学校教育・企業教育で必要とされているのは、あくまで宗教を超えた普遍的な観念としての倫理観・道徳観である。そうした価値観を世の中に広く普及させるのは現代では至難の業だろう。そこに、これからの日本の難しさが集約されているとも思う。
本書を通してのお二人の主張は、良い社会の実現のためには経済的利益の追求だけでなく個人の道徳観・倫理観を育てることが大切であるということなのではないかと思う。そうした観念を稲盛氏は「徳」と表現しているし、堺屋氏は資本主義の枠組みを意識して、リンカーンの「国民の」「国民による」「国民のための」政府を引用しつつ、「株主の」「従業員による」「社会のための」会社が重要であると述べている。議論は、ライブドア事件を受けた直後という時期的な背景にも多少影響された面もあるが、日本社会にとって根源的な点を指摘していると思う。
本書は多くの史実を用いて社会を考察しているという点で興味深い一方で、本のタイトルでもある「社会戦略」という観点から言うと、対談がやや抽象的・観念的なものに終始したという印象も否めない。その最大の理由は、個々人の道徳観・倫理観を育てるための方法論を提示し切れていないという点ではないだろうか。稲盛氏は、主に仏教的な観点から「徳」という言葉を使っていると思うが、実際の学校教育・企業教育で必要とされているのは、あくまで宗教を超えた普遍的な観念としての倫理観・道徳観である。そうした価値観を世の中に広く普及させるのは現代では至難の業だろう。そこに、これからの日本の難しさが集約されているとも思う。
2009年2月22日に日本でレビュー済み
役所・官僚中心の日本社会に対する問題提起が多数。
しかし、それに対して、市井の我々がどうすれば良いのか、良く分からなかった。
自分で良く考えろ、ということでしょうか。
また、2008年からの世界経済の全面的減速を受けた上で、改めて読み返してみると、
内容が少々内向きという気がしました。
日本をどうこうする前に、世界の混乱を何とかしなくては...
鶏が先か卵が先か、なのだろうけど。
しかし、それに対して、市井の我々がどうすれば良いのか、良く分からなかった。
自分で良く考えろ、ということでしょうか。
また、2008年からの世界経済の全面的減速を受けた上で、改めて読み返してみると、
内容が少々内向きという気がしました。
日本をどうこうする前に、世界の混乱を何とかしなくては...
鶏が先か卵が先か、なのだろうけど。
2006年12月10日に日本でレビュー済み
サブタイトルに「世界の主役であり続けるために」とあり、具体的な記述を期待したが、結局はカバーにも記載された「徳」という心のありようということに落ち着いてしまった。
また堺屋氏が過去や現状の分析に力点を置くのに対し、稲盛氏は倫理感や行動面を主張し、なんとなく噛み合ない部分もみられた。
「日本の社会戦略」というタイトル通りの内容には及ばないが、それでも現状の問題点はうまく押さえていて説得力がある。問題の解決にはほど遠いが、その最初の一歩である問題の認識には良書といえる。
また堺屋氏が過去や現状の分析に力点を置くのに対し、稲盛氏は倫理感や行動面を主張し、なんとなく噛み合ない部分もみられた。
「日本の社会戦略」というタイトル通りの内容には及ばないが、それでも現状の問題点はうまく押さえていて説得力がある。問題の解決にはほど遠いが、その最初の一歩である問題の認識には良書といえる。
2022年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新しい資本主義の確立が必要だ!
2025年には、日本経済はどん底に陥ることになる。
日本社会の仕組み自体を、根本的に変えなければならない。というのが本書の内容で、2006年に出版された警醒(けいせい)の書です。
2022年、岸田内閣が「新しい資本主義」を目指して、「新しい資本主義実現本部」を設立しました。16年遅れです。
日本の形と気持ちを素早く変えられるかが、どん底に堕ちるかのカギになるようです。
確かに、16年前だったら、何とかなったかもしれません。
ただ、いまや無理ゲー社会になった感じがあります。
高齢者は素早く変われません。
2025年には、日本経済はどん底に陥ることになる。
日本社会の仕組み自体を、根本的に変えなければならない。というのが本書の内容で、2006年に出版された警醒(けいせい)の書です。
2022年、岸田内閣が「新しい資本主義」を目指して、「新しい資本主義実現本部」を設立しました。16年遅れです。
日本の形と気持ちを素早く変えられるかが、どん底に堕ちるかのカギになるようです。
確かに、16年前だったら、何とかなったかもしれません。
ただ、いまや無理ゲー社会になった感じがあります。
高齢者は素早く変われません。